2度目のヴァナディール ソロ活動中の妄想屋クルクと仲間達。
1) * うずら旅に出る
2) * 幻の古酒を探しに

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うずらよ。

ラバオで聞き込みをした結果、幻の古酒についての情報は得られなかったの。
でもその代わり、幻の財宝の情報を手に入れたわ!

「流砂洞の奥深く、ガルカの歴史を左に見てまっすぐ進む。突き当たりに太陽の紋章が彫られた扉があり、その部屋から下へ降りる。そこには大きな岩があり、てっぺんの窪みに聖水を注ぐと、壁に地図が映し出される。そこには幻の財宝の在処が・・・ですってよ!」
「何だそれは?」
「冒険者のメモよ。この冒険者は辿り着けなくて、道具屋のお爺さんに情報を売ったんですって。でもお爺さんは冒険者じゃないから、流砂洞まで行けない。それで、このメモをあたしが買ったの」
「愚か者だな、君は」
「何でよ!」
「そんなものガセに決まってるだろう」

梅ちゃんてば、昼寝してるところを叩き起こされたからって、不機嫌な顔しちゃってさ。
でも、太陽の紋章がある扉とか岩の窪みとか、妙に具体的じゃない?
もしかしたら、この財宝っていうのが幻の古酒かもしれないわよね。

「ガルカの歴史って何かしら?」
「おそらく壁画のことだろう」
「へぇ。梅ちゃん、見たことあるの?」

そう尋ねたら、梅ちゃんはあたしから視線を逸らした。
その場所に行ったことがあるのね!?
それで、その壁画を見たことがあるのね!?
っていうか、メモに書かれていた場所が実際にあるのね!?
壁画が実在するなら、財宝だって・・・!

「ねぇ、行ってみましょうよ!」
「俺は行かない」
「なら、あたし一人で行くわ」
「辿り着けるわけがない」
「じゃぁ、付いて来てよ」
「行かない」
「ねぇ~、梅ちゃ~ん、お願~いッ」
「断る」
「何よ! ケチ!」

こういう時の梅ちゃんは、何を言っても聞いてくれない。
でも、あたしが行っちゃえば、絶対に来てくれる・・・はず・・・だと思うんだけど・・・。
とにかく、壁画がある流砂洞の場所を、誰かに聞かないとね。
梅ちゃんは教えてくれないだろうから。
それから、聖水も用意して行かないと。
どのくらいあればいいのかしら?
頬を膨らませて拗ねた顔をしながら考えていたら、手に持っていたメモを横から引っ手繰られた。

「いくらでこのメモを買ったんだ?」
「2万ギルよ。3万ギルって言われたんだけど、値切ったの」
「財宝の在り処を、2万ギルで売る馬鹿がいると思うのか? しかも、値切られて」
「・・・・・・」

そりゃ、ちょっとお買い得過ぎるって思ったわよ。
でも・・・でも・・・。
自分じゃ行けない場所のメモなんか、持ってたってゴミにしかならないもの。
なら、値切られても2万ギルで売った方が、得ってもんじゃない?
だけど・・・あたしだったら、財宝のメモをそんなに安く売ったりなんかしない。
そうね、冒険者を雇って・・・・・・。
ハッとしたあたしを横目で見ながら、梅ちゃんが呆れたようにため息をついた。

「君は頭が良くて現実的だが、時に妄想が入ると、果てし無く馬鹿になるな」
「だが、そんな君が可愛いのさ・・・って言ってやりなよ」
「モモちゃん!」
「ラバオまで来て痴話喧嘩か? 流砂洞に行くんじゃなかったの?」

モモちゃんが、仕事を終えて戻って来たみたい。
鎌を肩に担いで、ニヤニヤしながら立っている。
そうだわ、モモちゃんも引き入れてみようかしら。
お金になることだったら、モモちゃんはイヤって言わないはずよ。
用心棒に雇うんじゃなくて、お宝が見つかったら少し分けてあげるってことでどうかしら。
それなら万が一見つからなくても、報酬を払う必要がなくていいじゃない?
あたしは早速、幻の財宝の話をモモちゃんにしてみたわ。

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「そんな話は聞いたことないね」
「聞いたことあるようじゃ、とっくに探して持ち去られてるわよ」
「まぁね」
「これは、あたしが手に入れるべき運命の財宝なのよ! だから、今のこのタイミングで、情報があたしに転がり込んで来たのよ!」
「本当にあったら、そりゃスゴイと思うけど・・・」
「モモちゃん、あたしと一緒に、一獲千金を狙いましょうよ!」
「・・・一攫千金・・・」

モモちゃんの目の色が変わったわ。
次に、ニンマリと頬が緩んで口元に笑みが浮かんだ。

「分け前は半々?」
「情報はあたしが持ってるんだから、半々なわけないでしょ」
「えぇ~・・・ん~・・・まぁ、いいか」
「じゃ、俺はウィンダスに帰るぞ。モモ、後は頼むな」

あたし達を眺めていた梅ちゃんが、そう言ってデジョンの指輪を取り出したの。

「え!? 隊長は行かないの?」
「行くわけないだろう」
「じゃ、無理だよ」
「どうしてよ!?」
「だって、うずら戦えないんでしょ? 私一人だったらどうにかなるけど、流砂洞は護衛しながら行くのはキツイよ」
「そんなぁ~」
「隊長、一緒に行ってよ」
「断る」
「梅ちゃんってば~」
「一緒に宝探しをしようよ。手伝ってよ~」
「無駄なことはしたくない」

と、その時・・・。

「宝探し、楽しそうです」

突然、後ろから声がしてビックリしたわ。
振り返ったら・・・!

Klu3647.jpg

クルたんやバルちゃんだけならともかく、まさかサンちゃんがラバオにいるだなんて!
聞けば、サンちゃんの冒険者としての修行に、二人が協力しているんですって。

「梅先生、わたしも宝探しに行きたいです」
「・・・仕方ないな。流砂洞は危険だぞ? 」
「はい、気をつけます!」
「クルク達も行くね~♪」

ちょっ!?
ぅええええぇぇぇ!?
あたしが散々頼んでも、行かないとか言ったくせに!
何なのよこの男、超ムカつく!!

サンちゃんの一言で、あたしたちは流砂洞へ行くことになった。





いつも遊びに来てくれてありがちょん(・▽・)
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【2016/12/13 23:59】 | * クルク一家
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