2度目のヴァナディール ソロ活動中の妄想屋クルクと仲間達。
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はぁ~い、うずらよ。

お客さんから聞いた、流砂洞に眠る幻の古酒を探しに、あたしはアルテパへ旅立ったわ。
もちろん、ボディーガードに梅ちゃんを連れて。

砂漠は暑いから行きたくないって梅ちゃんがゴネるから、わざわざモグハまで迎えに行ってあげたのよ。
なのに梅ちゃんはあたしを見て、「バカなのか?」 ですって!

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梅ちゃんがあたしのモグに装備を送らせてる間、あたしはサンちゃんとお茶しながらおしゃべりしてたの。
そういえばまだモグボナンザを買ってなかったから、サンちゃんに買ってきてもらうようにお願いしちゃった。

でね、うちのモグが送ってきた装備に着替えろって言われて見たら、チョコボマスクがあるじゃない。
なんなの?
どういうつもり?

「クゾッツ方面は、行ったことがないんだろう?」
「ないわよ」
「アルテパには、コロロカを通って行くんだぞ? バスのツェールンから入る」
「あ、ら・・・そうなのね」

梅ちゃんがサンドリアで素顔を晒せないように、あたしはバスで素顔を晒せないの。
ちょっとね、バスには戻れない事情があってね。
その事情は、今は関係ないんだけど。
とにかく、バスでは顔を隠しておかなくちゃならないってこと。
仕方ないわね。
あたしはチョコボマスクを被ったわ。

バスまでは、クリスタルで移動よ。
何年ぶりになるかしら。
鉱山区はあたしがバスを出た頃とあまり変わっていなくって、こうしてここにいるのが変な気分。
「少し歩くか?」 って梅ちゃんが聞いたけど、あたしは首を横に振ったわ。
子供の頃を思い出したりしたけれど、心惹かれるような懐かしさは感じなかった。
梅ちゃんとは違って、元々あたしは愛国心なんか持ち合わせていなかったからね。
「早く行きましょう」 って、ツェールン鉱山の入口へ向かったわ。

コロロカに入った所で、あたしはチョコボマスクを外したわ。
梅ちゃんが 「上から行くぞ」 って言うから、あたしは 「いいわよ」 って答えたんだけど、何のことやらサッパリよ。
洞窟に、上とか下とかあるの?

ちょっと急な下り坂になってて、あたしは梅ちゃんの後ろを歩いてたんだけど、途中でミミズがあたしの真後ろに生えたの。
そのミミズがあたしのお尻を触ったから、つい手で叩いて払っちゃったのよね。
そしたら当然・・・。

「キャーッ! 梅ちゃーん!」
「・・・どうしてこんな所でミミズに絡まれるんだ」
「だって、お尻に触って・・・エイッ!・・・あら・・・」
「空振りか。君はミミズも倒せないのか?」
「ロンフォールのミミズとは、違うもの・・・ヤッ!」
「全く当たらないな。ついでだ、短剣のスキルでも上げたらどうだ?」
「か弱いあたしに何させるのよ!・・・ヤッ!・・・もう! 早く倒してよ!」
「・・・回避スキルは高いんだな」
「ちょっと! ニヤニヤ見てないで・・・エイッ! 梅ちゃんはあたしの護衛なんだから・・・エイッ!・・・しっかりあたしを護りなさいよね!」
「やれやれ・・・」

何がやれやれよ!
ミミズ如きのせいで、このあたしがケガでもしたらどうしてくれるつもりなのよっ。
コウモリも寄ってくるし、邪魔だから追い払ったら、また襲い掛かって来るし。

「絡まれるから、手を出すなよ」
「あたしに寄せ付けないでよ!」

橋を渡ってる時も、下に巨人がいるし手すりがないから怖いわねって言っただけなのに・・・。

「バカ! 声を出すな。死にたいのか」
「なっ、なに・・・」
「ほら、見つかったじゃないか! 君は渡って待っていろ」

梅ちゃんは橋から飛び降りて、巨人を連れてどっか行っちゃた・・・。
ウソでしょ!?
こんな所に置いてけぼり!?
あたしはどうすることも出来なくて、橋を渡った所でじっと待つしかなかった。
っていうか、気付かれないようにそっと渡らなくちゃならないなら、先にそう言ってよね!
オイルとパウダーが必要なら、出発前に教えてよ!
もう・・・こんな洞窟イヤ。
空が見えないから、どのくらい時間が経ったのかもわからないし、いったいいつになったら出られるの?

「・・・冒険者って、こんなことばっかりしてるの?」

戻ってきた梅ちゃんにそう聞いたら、「こんなことは序の口だろう」 って言われたわ。

「ふぅ~ん。だからクルたんは、ちっとも女の子らしくならないのね」
「その代わり、バルファルとどこにでも行ける」

それはちょっといいわよね~って思ったりもするけど、あたしは冒険者にはなれないわ。
だって、ずーっと歩き続けてもう疲れちゃったのよ。
それから何度か休憩はしたけど、コロロカを抜けた時、あたしはもう幻の古酒なんてどうでもいいって思っていたもの。
もういいからモグハに戻りましょうって、そう言わなかったのはただの意地。

ところで、ここはどこかしら?
洞窟を出た時、アルテパは日暮れ前だった・・・はず。
砂漠の夕日がジリジリ暑くて、チョコボを召喚しながら、梅ちゃんが悪態をついていたのは覚えているの。
でも今、窓の外は明るくて、アタシは簡素なベッドに横になっている。
もしかして、ここってラバオ?
身体を起こした時、ベッドしかないような小さな部屋のドアが開いた。

「あぁ、起きたか」
「・・・モモちゃん? ここって・・・」
「ラバオの宿屋だよ。ラバオにはモグハがないからね」
「そう。・・・梅ちゃんは?」
「隊長なら寝てるんじゃないか?陽が落ちてから出発するって言ってたけど」

モモちゃんはこれから、コロロカへの入り口まで人を迎えに行くんですって。
あたしは部屋を出て、ラバオをブラブラしてみたわ。
ちょっと鄙びているけれど、キレイな泉が湧き出ているオアシスがあって、南国ムード満点ね。
バカンスを楽しむって言う程の、リゾート地ではないけれど。

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陽が傾きかけた頃、オアシスに足を浸けながらフルーツジュースを飲んでいたら、梅ちゃんが姿を現したわ。
手に持っていた地図をあたしに差し出して、「どこだ?」 って聞いたの。

「どこ?」
「流砂洞なんだろう? 幻の古酒があるというのは。どこの流砂洞だ?」
「え? どこって、だから流砂洞のどこかよ」
「・・・東アルテパと西アルテパの地下には、都市遺跡がアリの巣のように広がっている。流砂洞へ入る入り口は多数あり、地下で全てが繋がっているわけではない」
「・・・え? え?・・・それってつまり、とんでもなく広いってこと?」
「・・・もしかして君は、”流砂洞のどこか” ということだけしかわかっていないのか?」
「だって、流砂洞のどこかにあるって聞いたんだもの。 どこにあるかわかっていたら、とっくに見つかっちゃってるじゃない」

流砂洞がそんな広がっているとか、入口がたくさんあるとか、地下では繋がっていないとか、そんなことあたしが知ってるわけないじゃない。
流砂洞って聞いたら、砂漠にある洞窟かなって思うし、洞窟ならちょっと枝分かれしてても、探すのはそれほど大変じゃないかも~って思ったのよ。
っていうか、どうして出発前にそれを教えてくれないの!?
なんで確認しないのよ!?

「・・・帰ってもいいか?」
「ちょ、ちょっと待ってよ! そうだわ、モモちゃんなら何か知っているかもしれないわよ」
「あのケチが、そんな情報を知っていて、今まで探していないと思うか?」
「忘れてるだけかもしれないわよ。それか、知っているけどまだ探しに行っていないとか」

梅ちゃんは首を振りながらため息をついて、日陰で昼寝を始めちゃったわ。
さっきまで寝てたんじゃないの!?
こうなったら、あたしのカンで・・・。
じーっと地図を眺めて見たけど、何もピンと来なかったわ。
だってそもそも、流砂洞がどんな場所なのかも知らなかったんだから。
仕方ないから、何か手掛かりはないかって、ラバオの人達に話を聞いて回ることにしたの。
結果を言えば、成果はゼロだったんだけどね。

はぁ~あ、どうしよう。





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【2016/11/28 23:59】 | * クルク一家
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