2度目のヴァナディール ソロ活動中の妄想屋クルクと仲間達。
やぴ~、クルクです(・▽・)ノ

「 Captivity 」 の二つ目のお話は、サンちゃんです。



* 「 Captivity 」 1.Lost Day's(1)





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こんにちは、サンラーです。

わたしは少し前から、獣使いの修行をしています。
まだまだちょっとだけですけれど、昨日はタロンギの入り口付近まで行きました。
今まで練習に付き合ってくださっていたヤグさんたちが、わたしを見てもそっぽを向くようになってしまったので、タロンギまで行ってしまおうかしらって、ちょこっとだけ思ったりもしました。
ですけれど、まだタロンギには行かないようにと梅先生から言われていましたから、わたしは約束を守りました。


獣使いの修行を始めた時、モグさんが 「ご主人さまも一緒に行って、サンラーさんを守るクポ」 と言っていたのです。
ですけれど、それでは私の修行になりませんよね。
モグさんは、わたしがケガをしたりしないかって、とっても心配してくださっているのです。

「そうだ、ご主人さま、パールを買ってサンラーさんにあげるクポ」
「パール?」
「そうすれば、サンラーさんがキケンになった時、すぐにわかるクポ」
「危険になった時にわかっても遅いだろう」
「クップ~! 屁理屈はいいから、さっさと買ってくるクポよ!」

わたしは、もしもリンクパールがもらえたら嬉しいなって、ちょっとだけ思ってしまいました。
ですけれど、もしももらって着けていたら、逆に気になってしまって気が散ってしまうかもしれませんよね。
それに、戦っている時に変な声とか出て聞こえてしまったら、それはとっても恥ずかしいです。
もしくは、戦っている時に落としてしまったら、梅先生を心配させてしまうかもしれません。
ですからわたしはモグさんに、「梅先生の言いつけをキチンと守りますから、アブナイことなんかないですよ」 と言いました。


サルタバルタでの修行中に、色々な物を拾いました。
モグハウスは、1人の冒険者に対して1つと決められています。
ですけれど、わたしがお世話になっているために、梅先生のモグハウスには、二人分の荷物が溢れてしまっています。
そこへ、わたしが拾って来たアイテムが加わり、棚や引き出しは一杯一杯になってしまいました。
わたしはまとめられるものはまとめて、競売やお店に売りに行こうとしていました。
この際ですから、いらないものや使いそうもない物は、処分してしまうことにしました。
わたしが荷物整理をしていたら、モグさんが梅先生の荷物も整理整頓すると言って、金庫やワードローブの中の物を全部出してしまったので、お部屋の中が大変なことになってしまいました。

「ご主人さま、断捨離クポ。わけのわからないアイテムなんか、いつまでもしまっておかないで、売っちゃうクポよ!」
「しまっていたのはモグで、俺ではない」
「モグのせいにするクポ!? なら、モグの一存で、いるのといらないのを決めちゃうクポよ!」
「好きにしろ。ただし、クルたんのクリスタルには触るなよ」
「わかってるクポ。じゃあ、荷物整理をしている間、ご主人さまは邪魔だから、とりあえずここにまとめたものを売りに行ってほしいクポ」

モグさんはアイテムをギューギューに詰めたカバンを梅先生に渡すと、「ご主人さまが行ってる間に、またいらないものをまとめておくクポ。道草食ってないで、すぐに戻ってくるクポよ!」 と言って、モグハウスから梅先生を追い出してしまいました。
モグさんはたまに、梅先生の事を粗雑にすることがあるので、それはよくないことだと思います。


細々としたアイテムは、モグさんが 「これは持ってた方がいいクポ」 という物を除いて、全て処分することになりました。
武器と装備品は、お気に入りやわたしが今の修行で使う物以外は、黒糖さんの所へ預けることになりました。

黒糖さんは、武器や装備品を管理してくださっているので、もう使えない物やたくさんあって必要ないものは、選別して処分もしてくださるのです。
ですけれど、黒糖さんはつい先日、足をケガしてしまったのです。
モグハウスの入り口にある階段でつまずいて、生爪を剥がしてしまったのです。
黒糖さんのところのモグさんは大慌てをしてしまって、ジュノにいたクルクさんとバルファルさんに、黒糖さんが大ケガをしたと連絡をしたんだそうです。
お二人はビックリしてすぐに来て下さったようですが、バルファルさんが 「なんだ、生爪を剥がしただけか」 と言ったことにモグさんが怒ってしまって、「バルファルさんも生爪剥がしてみるといいクポ!」 と叫んで宥めるのに大変だったようです。
もちろん、生爪を剥がしたら痛くて泣いてしまうと思いますが、バルファルさんは命に関わるケガでなくてホッとして、そう言ったのだと思うのです。

どこのモグさんも、ご主人さまが大切なんですよね。
ですから、うちのモグさんも、本当は梅先生のことが大切だと思います。
たった今も 「黒糖さんの所へ装備品を送ったから、処分するものはないか聞いて、あったら代わりに行ってあげるクポよ!」 と言って、戻ってきたばかりの梅先生を、黒糖さんのモグハへ行かせてしまいましたけど。


荷物整理も終わり、梅先生の装備品をワードローブへしまっている時でした。
わたしは、同じチュニックが二着あるのを見つけたのです。
その片方は、ちょっと着古した感じがします。
モグさんが仕分け忘れたのかと思って、聞いてみました。
するとモグさんは、「懐かしいクポ~」 と言って、教えてくれたのです。

「これは、ご主人さまがウィンダスに来た時に着ていた物クポ。このまましまっておくようにって、言われてたクポ」

サンドリアからウィンダス行きの荷物に紛れて、梅先生が飛空艇で密航して来たことは、話に聞いて知っていました。
そのために、目立たない様に、ちょっと古い感じの服を着ていたのかもしれませんね。
これはしまっておきましょうと、ワードローブへ入れようとした時です。

・・・コツン・・・。

何かが床に落ちました。
チュニックのポケットに入っていたものかしら?
コロコロと床を転がった物を拾って見ると、それはツルッとした手触りの、白くて丸い綺麗なパールだったのです。

「・・・リンクパール・・・ではないですよね?」

わたしはこれととても似ている物を、バルファルさんが着けているのを見たことがあります。
するとモグさんが、わたしの手の中を覗き込んで言いました。

「それは、シグナルパールクポ」

シグナルパール・・・。
二つで一対になっていて、複数持つことは出来ない、特別な通信用のパールです。
驚くほど高額だって、聞いたことがあります。

わたしは、心臓がドキッとしてしまいました。
このシグナルパールと対になっている物が、どこかにあるのですよね。
それは、いったいどこに・・・?
わたしと同じことを考えたのか、モグさんがわたしの手のひらの上からパールを取りました。

「相手は誰クポ? サンラーさん、ちょっとつけて鳴らしてみるクポ」

モグさんがわたしの耳にシグナルパールをつけてしまいました。
わたしは 「勝手にダメですよ!」 と言いつつも、モグさんがするのに任せてしまいました。
それって、とってもズルいことです。
それに、大勢の人達と同時に通信するリンクパールと違って、シグナルパールはとっても個人的な物ですよね。
いけないことをしているとわかっていますけど、わたしはパールを外すことが出来ませんでした。

軽やかな信号音が、微かにパールから聞こえてきました。
わたしの耳に耳をくっつけて聞いていたモグさんが、「クポ!」 と言いました。

「通信が生きてるってことは、相手がまだ所持しているクポね」
「・・・・・・」
「持ち主は誰クポ~? 早く出るクポ~」

もしも誰かが応答したらどうしましょう・・・。
間違えましたって、外せばいいのでしょうか?
わたしはだんだん怖くなって来てしまいました。

「・・・モグさん、止めましょう」
「・・・クプ~。出ないクポね。捨てちゃったか、落としちゃったクポ?」

シグナルパールは、片方が割れて壊れてしまったら、もう片方も作動しなくなると教えてくれました。
ですので、どちらかが無くしたりしてしまって新しいものを購入するためには、持っている方を割って、揃いの一対を買い直さないといけないのだそうです。
鳴らしても出ないのは、どこかに存在はしているけれど、持ち主の手から離れてしまっているのかもしれません。

「形見の品かもしれないクポ」
「えっ?」
「ご主人さまがこれを着けているの、モグは見たことがないクポ。初めからずっと、しまってあったクポ」

シグナルパールは、通信をするための物ですものね。
しまってあったってことは、通信がないってわかっていたからでしょうか。

「例えば、持ち主は死んでしまって、お墓の中に一緒に埋めちゃったってことも考えられるクポ。そういう例を聞いたことがあるクポ」
「お墓に・・・?」
「モグに教えてくれたモグのご主人さまは、大切な相棒を死なせてしまったらしいクポ。だから、あの世から相棒がシグナルパールで連絡してくるのを、ずっと待ち続けていたって言ってたクポ」
「そ、それで、その方はどうなったのです?」
「ある日、シグナルパールが鳴ってるって言って、モグハを飛び出して行ったきり、戻って来なかったみたいクポ」
「・・・シグナルパールが鳴って・・・」

わたしとモグさんは、顔を見合わせてしまいました。

「サ、サンラーさん、早くシグナルパールを外すクポ!」
「モグさん、取ってくださいっ!」
「クップ~!!」

と、その時、突然モグハウスのドアが開いたのです。

「クプォォォオオオオ!!」
「キャーッ!!!」
「な、なんだ?」

梅先生が帰って来たのでした。

「ノックくらいするクポよ!!!」
「ここは俺のモグハだ」
「ク、クポ・・・」
「・・・サンラーはどうしたんだ?」

わたしはモグさんのお話が怖かったのと、ビックリしてしまったのとで、涙がポロポロ出てしまいました。
外したシグナルパールは、手に握っています。

「な、何でもないです・・・。ちょっと、ビックリしてしまいました」
「モグが怖い話をしちゃったのクポ。そこへご主人さまが、突然入って来たクポ」
「それは済まなかったな」

梅先生は笑いながら、わたしの頭を撫でてくれました。

わたしはシグナルパールを、そっと自分のポケットへと入れました。
後で、元あった梅先生のチュニックのポケットに戻しておこうと思っていたのです。
でも、一度しまってしまったチュニックをまた出すことが出来なくて、シグナルパールはわたしのポケットに入ったまま・・・。

それからお夕飯のお買い物に出かけた時も、わたしはポケットの中のパールのことが気になって仕方ありませんでした。
お相手は、いったいどなただったのでしょう?
わたしは本当に、それが知りたいのでしょうか?
本当は・・・?
このパールがなくなってしまえばいいのにって、ちょこっと思ったりもしてしまって・・・。
そんな悪いことを考えるなんて、いけないことです。
シグナルパールのことを考えないように、歩きながら頭をブンブン振っていたら、すれ違った冒険者さんに笑われてしまいました。
恥ずかしいです。

モグハに戻ると、梅先生はモグ通信でチリさんから呼び出しがあったそうで、出かけてしまっていました。

チリさん!
チリさんは梅先生のご兄妹で、見習わなくてはと思えるところがたくさんある、ステキな女性です。
えっと・・・女性でいいんですよね?
チリさんになら、シグナルパールを見つけたことや、勝手に着けてしまったことや、気になってしまっていることをお話しすることが出来ます。
きっと、良いアドバイスをしてくださるはずです。

明日は確か、うずらさんのお店がお休みの日ですよね。
わたしは明日、チリさんの所へ行ってみようと思いました。
そう考えたら、ちょっとだけ気持ちが軽くなりました。
ポケットの中のシグナルパールも、そのまま持って行ってみようかと思います。

けれども翌日、わたしはチリさんの所へ行くことはなかったのです。



NEXT → * 「 Captivity 」 3.空耳





一家側のお話は、今まで通りの書き方にしました。
Lost Day's とは全く関係ないお話になってますけど、クルクとバルに急用が出来た理由がちょこっと書いてあります。
このお話の後に、うずら、チリちゃんと続いて、Lost Day's に繋がればいいなぁ・・・と思ってます。






いつも遊びに来てくれてありがちょん(・▽・)
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【2016/06/13 23:59】 | * クルク一家
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サンラーちゃん編
コウ
クルクさん、こんにちは〜。

サンラーちゃん編ですね。梅さんには、フェローが居たんですね。誰だろう?亡くなったかもとありますが、生きてる様な気がするなあ。元プリズ隊の人でしょうか。なにかフェローって異性の人を選ぶ様な気がするので、消去法でモモンジーナさん・・・でも、こないだのお話で、そんなくだりはなかったような。
以外と同性で、レイルさんって人かなあ。
続きが気になります。
サンラーちゃんも梅さんのパートナーが、気になるんでしょうねw

ところでサンラーちゃんのレベルはどれ位でしょうか。タロンギの入り口って事は、lv10〜15位かな。まだまだ先は長いですね〜。僕も召喚士鍛え終わったら、忍者をやりたいので、早く経験値2倍キャンペーン来るといいなあ。

次はチリさんか、うずらさんの話でしょうか。楽しみにしてます。
それでは〜。

Re: サンラーちゃん編
クルク
コウさん、こんばんは~(・▽・)ノ

コウさんのコメントは、妄想増幅剤のようです!!
「あ~、そっちのルートでもいいなぁ~」とか、「それがあったか!」って思ったりして。
そうすると、「その場合はこうなって・・・」とか考え始めちゃいますw

梅のフェローの話は今はアレなので今度ということにしてw
そう言えばうちのキャラの中で、フェローが先だったのって、バルとクマだけですね。
だからクルクとぴよは、フェローを出しても何の違和感もなく一緒にいられるんですけど・・・。
例えばバルには、SSを撮る都合上、黒糖さんと同じタイプのフェローをとったのです。
(一家のストーリー上では、黒糖さんはシグナルパールは持っていないことになってますけど)
キャラの後にフェローだと、名前がどうしても違うので、それが違和感あって、一緒にいても変な感じですw
コウさんのトコの、ユファちゃんのレベルは上がりましたか~?

サンちゃんのレベルですが、獣はまだ12ですww
過去護な保護者がいるので、装備をいつも最新の物に取り換えに帰ったりしています(^_^;)
クルクだったら、レベル50でも武器や装備が20のままだったなんてことはザラなんですけどね~w

コウさんは、次は忍者なのですね!
ということは、次のお話では、忍者なコウさんが読めるかも!?o(^▽^)o
経験値2倍キャンペーン、待ち遠しいですね!
クルクのシーフを上げたいです☆

次のお話は、ロマンス担当うずらの予定でーす。
チリちゃんのお話がまとまってきたら、微調整してうpしますね。

いつもコメントありがとうございます!


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サンラーちゃん編
クルクさん、こんにちは〜。

サンラーちゃん編ですね。梅さんには、フェローが居たんですね。誰だろう?亡くなったかもとありますが、生きてる様な気がするなあ。元プリズ隊の人でしょうか。なにかフェローって異性の人を選ぶ様な気がするので、消去法でモモンジーナさん・・・でも、こないだのお話で、そんなくだりはなかったような。
以外と同性で、レイルさんって人かなあ。
続きが気になります。
サンラーちゃんも梅さんのパートナーが、気になるんでしょうねw

ところでサンラーちゃんのレベルはどれ位でしょうか。タロンギの入り口って事は、lv10〜15位かな。まだまだ先は長いですね〜。僕も召喚士鍛え終わったら、忍者をやりたいので、早く経験値2倍キャンペーン来るといいなあ。

次はチリさんか、うずらさんの話でしょうか。楽しみにしてます。
それでは〜。
2016/06/14(Tue) 15:29 | URL  | コウ #-[ 編集]
Re: サンラーちゃん編
コウさん、こんばんは~(・▽・)ノ

コウさんのコメントは、妄想増幅剤のようです!!
「あ~、そっちのルートでもいいなぁ~」とか、「それがあったか!」って思ったりして。
そうすると、「その場合はこうなって・・・」とか考え始めちゃいますw

梅のフェローの話は今はアレなので今度ということにしてw
そう言えばうちのキャラの中で、フェローが先だったのって、バルとクマだけですね。
だからクルクとぴよは、フェローを出しても何の違和感もなく一緒にいられるんですけど・・・。
例えばバルには、SSを撮る都合上、黒糖さんと同じタイプのフェローをとったのです。
(一家のストーリー上では、黒糖さんはシグナルパールは持っていないことになってますけど)
キャラの後にフェローだと、名前がどうしても違うので、それが違和感あって、一緒にいても変な感じですw
コウさんのトコの、ユファちゃんのレベルは上がりましたか~?

サンちゃんのレベルですが、獣はまだ12ですww
過去護な保護者がいるので、装備をいつも最新の物に取り換えに帰ったりしています(^_^;)
クルクだったら、レベル50でも武器や装備が20のままだったなんてことはザラなんですけどね~w

コウさんは、次は忍者なのですね!
ということは、次のお話では、忍者なコウさんが読めるかも!?o(^▽^)o
経験値2倍キャンペーン、待ち遠しいですね!
クルクのシーフを上げたいです☆

次のお話は、ロマンス担当うずらの予定でーす。
チリちゃんのお話がまとまってきたら、微調整してうpしますね。

いつもコメントありがとうございます!
2016/06/14(Tue) 20:44 | URL  | クルク #-[ 編集]
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