2度目のヴァナディール ソロ活動中の妄想屋クルクと仲間達。
やっぴ~、クルクです(・▽・)ノ

やっとこさ 「 Captivity 」 の最終回です★


* 「 Captivity 」 1.Lost Day's(1)
* 「 Captivity 」 2.パール
* 「 Captivity 」 3.空耳
* 「 Captivity 」 4.ombre
* 「 Captivity 」 5.Lost Day's(2)
* 「 Captivity 」 6.Lost Day's(3)
* 「 Captivity 」 7.Lost Day's(4)
* 「 Captivity 」 8.Lost Day's(5)
* 「 Captivity 」 9.Free




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隊長から、モグハに宅配が届いた。
送られてきたものを見て、私は 「はぁ~!?」 と顔をしかめた。
あの男は本当に、涼しい顔をしてふざけたことをしてくれる。
私は盛大な舌打ちをした。

- - - - - - - - - -

隊長からヴォルフィの死を聞いた翌日、私はラグジーさんを訪ねに騎士団へ行った。
しかし騎士団本部は慌ただしく、会うことは出来なかった。
「モモンジーナ」
「・・・?」
どこかから私を呼ぶ声が聞こえ、グルリと視界を回して見ると、神殿騎士団がある廊下の柱の陰から、ロディファスさんが顔を覗かせていた。
「・・・何でしょうか?」
隊長にはタメ口のくせに、なぜ隊長の弟には敬語なのだろうかと心の中で首を捻りながら、不審さ丸出しで小さく手招きをしているロディファスさんの方へ近づいた。
ロディファスさんは声を潜めて、ヴォルフィが着ていた服の内ポケットから、手紙らしきものが見つかったと私に教えてくれた。
「ただ、濡れてしまっていたためにインクが滲んで文字は読めなかったが、封蝋の印はしっかりと残っていた」
それだけでは事件の証拠になどならないが、少なくともヴォルフィと繋がりがあったということがわかったと、ロディファスさんは言った。
それが誰だか、私には教えることは出来ないとは言われたが。
「どこまで手繰れるかはわからないが、君らの働きを無駄にはすまい」
生真面目にそう言って、私に敬礼などしてくれた。

神殿騎士団が長い時間をかけて調査して来た事案、例の裏取引やヴォルフィを裏で操っていた組織は、古の東王派の残党ではないかと囁かれていた。
それらに加担する、上層にいる一部の貴族たちの圧力により、真実は捻じ曲げられ隠蔽され続けて来た。
そうそう解決などしないだろうし、もしもその全てが白日の下に晒されるようなことになった暁は、とんでもない大騒動になるのではないかと、逆に心配をする者もいるほどだ。
騎士団を辞めた身としては、今さら何をどうすることも出来ないが。


城を出た私は、所在なさげに街をぶらついた。
隊長にはしばらくいると言ったが、仕事を探してサンドリアを出ようかとも考えた。
考えて、槍が折れたことを思い出し、私は舌打ちをした。
競売を覗けば、やはり高性能な物に目が移ってしまう。
気に入った物があったが、値段を見て 「はぁ!?」 と声を上げてしまった。
ゼロの数を数えなければいくらかわからないほど、バカがつくほど高かった。
たかが槍一本に、と言うと語弊があるな。
それが自分と依頼人の命を守ってくれるのだから。
でも私には、そんな額を支払ってまで欲しい物ではない。
買えるほどの金もないが。
どのみち、待っていれば新しい槍が手に入るのだ。

私の舌打ちは、プリズ隊では有名だった。
それと同じくらい、ケチだと知れていた。
使えるものは、とことん使う。
出さずに済むものは、一切出さない。
出費は必要最低限に抑える、それが私の中の鉄則だ。
それなのに、どうして金が貯まらないんだろうな?

隊長が槍を送ってくれると言っていたが、うずらに呼び出されてジュノに行ってしまっている。
忘れていなければ、戻ったら送ってくれるだろう。
もしも忘れているようなら、催促すればいい。
槍を折ったのは、隊長なのだから。

気分を変えるために、モンスターでも狩って小銭を稼ごうと、私はロンフォールに出た。
武器は、安物の短剣だ。
切れ味は悪いが、ミミズやウサギを刻むくらいなら、何ら問題ない。

辺りにコーンという音を響かせて、地面からミミズが生える。
すかさず私は、うねるミミズの胴を短剣で切りつける。
その一撃で、グニャリとミミズが地面に横たわった。
無防備に横を通り過ぎていくウサギも、ついでとばかり狩っておく。
ミミズを割いて中から鉱石を取り出していると、目の端に小さな姿が行ったり来たりしているのが映った。
それまで気にしていなかったが、ずっとウロウロしていたような気がする。
立ち上がりそちらに目を向けると、金と茶の混じったどんぐり頭のタルタルが、ミミズに向かって走って行くところだった。
が、手に持っている両手剣が重いのか、モタモタしているうちに、ミミズは地面に潜ってしまった。
何もしていないのに、ふぅ・・・と肩で息をつき、キョロキョロとあたりを見回している。
そして遠くにミミズを見つけて、再びそちらに走って行った。
重そうに、両手剣を引きずるようにして。

新米の冒険者だろうか?
彼の邪魔をしてしまっていたかと、私はもう少し奥へ行こうかと歩き始めた。
ミミズと戦い始めたのだろうか、「えい! や!」 という、少し甲高い掛け声が聞こえてきた。
しかし掛け声はなかなか止まず、いくらなんでも時間がかかりすぎだろうと見てみると、威勢がいいのは掛け声ばかりで、剣は空振りで地面ばかりを掘っている。
フォームを見ると、まるでなっていない。
だいたい、何でまともに持ち上げられもしない武器なんか使っているんだろう?
あの子なら、片手剣や短剣の方が扱いやすいだろうに。
しばらく眺めていたが、ミミズは一向に倒れる気配がなく、タルタルの息が上がっている。

他の冒険者が戦闘中の獲物を横取りすることは、最大のマナー違反だ。
どんなに苦戦していようが、援護要請を出していない者の手助けをすることも、タブーとされている。
だが、いかんせん酷すぎる。
剣の持ち方を教えてやりたいが、戦闘は一向に終りそうもない。
そして、私は気が短い。

手から放たれた短剣が宙を滑り、ミミズの胴体を貫いた。
たった、それだけ。
くったりと地面に横たわったのは、ミミズだけではなく、ミミズと戦っていたタルタルも。
「大丈夫か?」 と声をかけると、タルタルはハァハァと肩を揺らしながらコックリ頷いた。
「た、たすかり、ました」
「割り込んですまなかったな。あまりにもお前のフォームが酷かったから、剣の持ち方くらい教えてやろうと思ってな」
体を起こしたタルタルに、私は 「余計なお節介だったらすまない」 そう言いながら両手剣を拾って渡した。
一人で戦っている冒険者は、他人とつるむことを嫌っている者が多い。
その理由は様々だろうが、このタルタルの場合は、単に誰も知り合いがいないというだけのようだ。
「名前は?」
そう訊ねた後、私はすぐに 「私はモモンジーナだ」 と彼に名乗った。
人に名前を尋ねる時は自分から名乗れと、精一杯の虚勢を張って 「礼儀知らず」 と私を罵った、あの小さくて可愛い子の顔が浮かんだからだ。
「ぼくは、ヨークモークです。あ、ヨックモックです」
「・・・どっちなんだ?」
「えっと、それじゃ、ヨックモックの方で」
どんぐり頭のヨックモック曰く、本名はヨークモークなのだが、詐欺事件に遭ってしまって、犯人がまだ捕まっていないので、警戒のために偽名を使っていると言う。
たいした違いもないし、それにどれだけの効果があるかわからないが、とりあえず私はヨックと呼ばせてもらうことにした。
「えーっと、そしたらぼくは、モモンジさんって呼べばいいですか?」
「・・・モモにしてくれ」
それから私は、ヨックに剣の持ち方から教えてやった。

構えだけは、なんとか様になってきた頃、それだけでもうヨックは腕が痛いと泣きごとを言い始めた。
「どうして両手剣なんだ?」
わたしがそう聞くと、ヨックは初めは片手剣を持っていたのだと言った。
「でも、両手剣の方がカッコイイ気がして、持っていた片手剣を売って、これを買ったんです」
「両手剣で戦っているヨックの姿は、カッコイイとは正反対の所にあったぞ。悪いことは言わない、片手剣に持ち替えろ」
「それじゃ、そうします」
あっさり過ぎるほどそう言って頷くと、ヨックは片手剣を買いに行くとサンドリアに戻って行った。


翌日、何となく 「いるかな?」 とロンフォールへと出た私は、相変わらずぺっぴり腰でミミズと戦っているヨックの姿を見つけた。
手に持っていたのは、片手剣のオニオンソード。
なんとかミミズを倒した後、私に気づいて手を振って来た。
「モモさーん、倒しましたよー!」
ミミズ一匹を倒したくらいで喜んでいるヨックに、私は顔がほころんでしまった。

私はヨックの修行に付き合い、剣の構え方、腕の動かし方、足の踏み出し方などを教えた。
ヨックは覚えがいい方ではなく、むしろ私が言ったことをすぐに忘れてしまう。
だが不思議と、私の短気が顔を出すことはなかった。

薄暗くなってきた帰り道で、私はどうして冒険者になったのかヨックに聞いてみた。
すると、ヨックは目をキラキラさせて、「本で読んだ勇者がとってもカッコよくて、いつかぼくもそんな風になれたらいいなって思ったんです」 と言った。
世の中は、そんなお伽話みたいなもんじゃないよ。
普段の私なら、そう言って鼻で笑ったかもしれない。
だがこの時は、ヨックがあまりにも無邪気に言うので、私は微笑んで頷くに止めた。
「でもまずは、1人でウィンダスに行けるようにならなくちゃダメなんです」
「ウィンダス? どうして?」
「ぼく、好きな子がウィンダスにいて、その子と本の話をしようって約束してるんです」
「はぁ~ん、そういうことか」
「だからモモさん、ぼくにもうちょっと剣を教えてください」
この時私は、仕事を探すまでヒマなのだから、それもいいかと考えていた。


その次の日も、私はロンフォールでヨックの修行を見守っていた。
隊長から宅配が届いたのは、夕刻だった。

私がモグハウスへ戻ると、「ちょうどよかったですクポ」 と、モグがたった今通信があったと私に知らせて来た。
何のことかと思ったら、モグハウスを管理しているモグ達は、緊急連絡用の通信でお互いに連絡を取り合えるようになっていると言った。
リアルタイムでのやり取りは、パールと同じだ。
違いは、モグハウスに住んでいる者とならば、モグハウスの中でのみ誰とでも話が出来るということと、側にいる者に会話が聞こえるということくらいだろうか。
連絡を取り合うような知り合いがいなかった私には、初めて聞く機能だった。
「通信してきたのは、うずらさんっていう人ですクポ。ご主人さまの知り合いですクポ?」
「ああ」
「それじゃ、通信を開きますクポ」
モグが肩から掛けているバックから、軽やかなメロディが鳴った。
『はいクポ』
「うずらさんのモグですクポ? こちらモモンジーナのモグですクポ」
『・・・ご主人さま~、モモンジーナさんから通信クポ』
思ったよりも鮮明に聞こえて来た。
意外と高性能だな。
『あ、モモちゃん? うずらよ。今ジュノから帰って来たの』
ややして、うずらの声が聞こえた。
私は装備を外しながら 「おやおや、何日ジュノにいたんだ?」 と独りごちた。
「目当ての酒は買えたのか?」
『ええ、思ったよりも多く手に入ったわ。それでね、お店は明日から再開するから、よかったらレイルさんを誘って来てちょうだいね。一杯目はおごるわよ』
「それはぜひとも行かないとな。レイルにも声をかけてみる」
『それじゃ~ね~』
通信を切り、チリへのお節介と店の営業もするあたり、しっかりしていると私は笑った。

シャワーを使って汗を流し、下着だけの姿で居間に戻ると、モグが 「ご主人さま、宅配が届きましたクポ」 と言った。
送信者は隊長だった。
やっと来たかと、ポストから受け取った物を見て、私は 「はぁ~!?」 と声を上げたのだ。

それは、両手鎌だった。
しかも、大型のサイズ類だ。
造りはとてもしっかりとしていて、刃紋も美しく切れ味も良さそうだ。
だが・・・。
「槍と鎌の見分けもつかないのか!?」
まさかそんなはずはないだろうが、私は盛大な舌打ちをした。
そこでふと・・・ある考えに思い至った。
もしかして、八つ当たりの嫌がらせか!?
せっかくジュノでうずらと二人きりだったのに、健闘虚しく砕け散ったのか?
そうか、そうか。
あ~あ、可哀想に。
まぁ、それだったら仕方ないな!
私は勝手にそう思い、「あっはっはっ!」 と笑いながら両手鎌を振ってみた。
「あ、危ないですクポ!」
意外にも、手に馴染んでしっくりと来る。
もう一振り。
「危ないから、止めてくださいクポ!」
ふ~ん、悪くないかもしれない。
明日から、ヨックと一緒に、私も鎌の鍛練をしてみるかな・・・と思ったりしている。
それからレイルを誘ってランコントルに行こう。
その後、隊長のモグハに押しかけてみようか。
哀れな失恋男をからかってやろう。
あの可愛い子は、まだ私を怖がるだろうか?

明日が楽しみだと思ったのは、どのぐらいぶりだろう?
仲間と呼んでいた者たちと、笑い合っていた日々はもう戻りはしないけど・・・。
仲間と呼べる者たちと、再び笑い合える日がいつか私にも来るように・・・。



<終>


-×-☆-×-☆-×-☆-×-☆-×-☆-×-

【 おまけ ・ 1 】

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バニラの優しくて甘い香りが、モグハウスを満たしています。
焼きあがるまで、もう少し。
わたしはキッチンをキレイにして、居間に戻りました。

「たくさん作ったクポね~」
居間のテーブルには、すでに焼き上がっているクッキーが並んでいます。
丸、星、ハート、それから・・・羊さんに見えるかしら?
このクッキーは、お世話になったサンドリアの王立騎士団の皆さんへのお礼なのです。

北のフェ・インという場所で、わたしは見つかったのだそうです。
目を覚ました時、わたしはちょっとゴワゴワした毛布に包まれていました。
目の前にいたのは、グヴェンさんというお名前の、黒いおヒゲのエルヴァーンのおじ様でした。
ここが、北に遠征中のサンドリア王立騎士団の方々のテントだということと、今はサンドリアへ戻る途中で、明日にはラングモント峠へ入るという事を、優しく教えてくれたのです。
グヴェンさんは、ケガをした人を看護する係なのですって。
わたしは、体中があちこちが痛かったですけど、骨は折れていないとグヴェンさんがおっしゃってくださいました。

暖かいスープをいただいている時に、わたしを見つけてくださったレイルさんというお名前の方がテントにいらっしゃいました。
ちょっとボサボサな黒髪で、後から梅先生にお聞きしたら、レイルさんは梅先生の幼馴染なんだそうです。
レイルさんはわたしに、どうしてあの場所にいたのかと聞きました。
でも、わたしはちゃんと説明することが出来ませんでした。
「ウィンダスのモグハウスを出たところで、知らないエルヴァーンの女の人が目の前に来て、気がついたらあの場所にいたんです」
「連れて行かれる間、気を失っていたのかな?」
「たぶんそうだと思います」
「それから?」
「えっと・・・その人は、なんだか怒っているみたいでした。よくわからないです。それで・・・」
思い出して、わたしは涙ぐんでしまいました。
するとレイルさんが、「怖かったな」 と言って、わたしの頭を撫でてくれたのです。

あの怖い女の人が言っていたことを、わたしはお話しすることが出来ませんでした。
クルクさんが悪いことをしているって、わたしは信じたりしません。
でもその話をしたら、もしかしてクルクさんが捕まったりしてしまうかもしれないって、そう思ったからです。
わたしはクルクさんのことをよく知っていますけど、知らない人はウソに騙されてしまうかもしれません。
だからわたしは、さらわれた理由はわかりませんって答えました。
ウソをついたらいけませんって、わたしが小さい頃、お母さんが何度もお兄ちゃんに言っていました。
わたしが梅先生のところに帰れて、それがいけないことだと言われたら、わたしはきちんと謝りに行こうと思っていました。

サンドリアに戻るまでの間、わたしはみなさんのお食事を作る係の人のお手伝いをしたり、後片付のお手伝いをしたりしていました。
グヴェンさんのチョコボに乗せてもらい、長い長いトンネルになったラングモント峠を進み、休憩中は皆さんにお茶を入れてさしあげたりして、ロンフォールの森に出たら隊のみなさんの表情に笑顔が増えてきて、サンドリアの街に入って、お城にある騎士団の医務室に連れて行かれて・・・。
わたしはちょっと、ぼんやりしてしまっていました。
これって、本当にわたしに起こった出来事だったのかしら?
うずらさんが医務室に飛び込んで来た時も、騎士団の方が手続きをしてくださいって言っているのを、「そんなもの、後にしてちょうだい!」 ってうずらさんが一方的に黙らせてしまった時も、ウィンダスに戻って梅先生のモグハウスに帰ってきた時も、わたしはまだあの場所で夢を見ているのかもしれないって、そんな風に思ったりしていました。
だって、あの時は本当に、殺されてしまうって思ったから。

モグハウスの扉が物凄い勢いで開いて、クルクさんが転げるように入って来て 「サンちゃん! 大丈夫!?」 と言ってくれた時も、わたしは 「はい、大丈夫です。ご心配おかけしてすみませんでした」 と答えました。
なのに、「サンラー!」 って梅先生の声がして、駆け込んで来た梅先生のお顔を見たら、涙がブワーって出てしまって、気がついたら梅先生に抱きついて泣いてしまっていました。
思い出すと、また涙が出てしまうほど恥ずかしいです。


「サンラーさん、どうしたクポ? 耳が赤くなってるクポ」
「な、なんでもないです。クッキーは焼けたかしら?」
「もうちょっとクポ」


あの後、うずらさんがモグさんにお風呂の用意をするように言ってくださって、わたしはクルクさんとうずらさんも一緒にお風呂に入りました。
「今回の事件、たぶん梅ちゃんでは話しにくいこともあるでしょうから、私から説明するわね?」
うずらさんはそうおっしゃって、どうしてわたしがさらわれたのか、お話ししてくれたのです。
梅先生がサンドリアにいた時に起きた事件と、わたしがいなくなってから起こった事件と。
とっても悲しいお話でした。
「サンちゃんは関係ないのに・・・巻き込んでしまってゴメンなさい」
うずらさんはそう言って、わたしに謝ってくれました。
わたしは怖い思いをしましたけど、お話を聞いたら、モモさんという方のことを、悪い人だなんて思えなくなりました。
「サンちゃんは優しいけど、怒る時は怒ってもいいんだからね~」
クルクさんはそう言って、わたしの髪を洗ってくれました。
小さかった頃、お母さんがわたしの髪を洗ってくれた時のことを思い出しました。


「クップゥ~、こんがり美味しそうに出来上がったクポね」
ホカホカの出来立てのクッキーをオーブンから取り出していると、クルクさんが 「いい匂~い」 と言っていらっしゃいました。
梅先生がうずらさんとジュノにお出かけ中なので、その間お泊りに来てくれるのです。
「クルクさん! 勝手に入っちゃ困るクポ!」
「相変わらず、梅のモグはうるさいねぇ」
「モグはサンラーさんのモグクポ」
「ハイハイ。あ~、クッキーがいっぱい」
「クルクさんのじゃないクポよ!」
「モグさん、みんなで味見をしてみましょう」
「クップ~♪」
モグさんに冷たいウィンダスティーを入れてもらって、みんなで焼き立てのクッキーを食べました。
我ながら、美味しく出来たと思います。
「これはなんの形だろう? カメ?」
「・・・ひ、羊さんです」
「そうだと思った! やっぱりね~」

明日、騎士団の方達にクッキーを届けに行くと言ったら、クルクさんも一緒に行くっておっしゃったのです。
「クルクさ、事情聴取ってやつで呼び出されてたの、すっかり忘れて無視してたよ~。いい加減行っとかないと、召集令状とか来ちゃうかもしんないもんね」
それからクルクさんは、「クルクさ、近々ウィンダスに移籍するからね」 とおっしゃったのです。
「バストゥークでのお勤めは、もう終わったのですか?」
「うん、おしまい」
「クルクさんが戻って来たら、みなさんでお祝いしましょうね!」
「えへへ~」

その日の夜は、わたしのベッドでクルクさんと一緒に寝ました。
クルクさんは、バルファルさんと一緒に行った冒険のお話をしてくださいました。
「・・・バルは天光の鏡の持ち主だったから、そいつが大技を使って来るのがわかったんだって」
「わぁ~、カッコイイですね!」
「ん? ん~、まぁね、エへへ」
わたしと二人だけだからでしょうか、今日のクルクさんは、ちょっとだけ素直みたいです。
「そんでさ、全部終わった後に、話があるって言われてね」
「キャ~、ドキドキです」
「うん。でもクルク、バルはまた違う冒険に行っちゃうのかな~って、それのお別れを言うのかなって思ったりしてたんだ」
「もしそうだったら、クルクさんはバルファルさんと一緒に行っちゃいましたか?」
ベッドの上に俯せに頬杖をついて、足をパタパタ上げたり下したりしながら、クルクさんは 「きっとね~」 と言いました。
「でも違くて、シグナルパールずっと持っててって言われたの」
「嬉しかったですか?」
「サンちゃん、聞くねぇ~! 」
「教えてくださ~い」
「・・・うん、嬉しかった。バルは、クルクの一生の相棒だよ。あ、今言ったことは、クルクとサンちゃんだけの秘密だからね!」
「ふふふ」

いつの日か、わたしも冒険の旅に出ることがあるでしょうか。
もっともっとたくさん修行をして、助けられてばかりじゃなくて、わたしも誰かを助けられるように、せめて自分のことくらいは守れるようになりたいです。
それで、それで・・・。
わたしがもっと大人になって、たくさん冒険もして強くなって、そうしたら・・・一生の相棒と呼べる人に出逢えるのかな・・・。
「ずっとずっと先の先かもしれませんが、わたしも大切な人と、対になったパールを共有したいです」
そう言ってからチラッと横を見てみたら、クルクさんは寝ちゃっていました。
・・・お母さん、わたしにもそんな日は、来るのかなぁ・・・。



・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・

【 おまけ ・ 2 】

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「お帰りなさい」
「全部、終わったみたいだよ」
モグハに戻って来たぴよ君が、そう言ってアタシをギュッて抱きしめてくれた。
それから、ヴォルフィって人がジャグナーの河岸で、死体で発見されたことを教えてくれたの。
ホッとしたけど、何だかちょっと悲しいな。
「仲間だった人に裏切られるって、きっと一生忘れられない痛みだよね」
「だな」
短く答えたぴよ君に、 「アタシたちは、そんなことにはならないよね?」 と聞いてみる。
ぴよ君はちょっと考えてから、「あり得ないと思うよ」 と答えてくれた。

アタシたちは、サンドリアからウィンダスに移ったの。
その理由の一つは、梅兄さんがジュノに行っちゃったから、サンちゃんが心細いんじゃないかと思って。
モグハを訪ねてみたら、バル君と黒糖さんが来ていたよ。
アタシたちと同じで、サンちゃんが心配だったみたい。
クルたんは、夜に泊まりに来るんだって。

あんまり思い出したくないだろうなって思ってたけど、サンちゃんは騎士団の人たちがとっても親切に優しくしてくれたって話してくれたの。
その頃バル君と梅兄さんは、寒い中サンちゃんを探し回ってたんだよね。

「食べ物を取りに戻ったクルクから、見つかったって連絡入った時、二人とももう限界でさ。ちょっと休もうぜって言ってたとこだったんだ。もう一歩も動けないって言ってたのに、ソッコーで帰って来たぜ」
「梅先生、ひんやりしてました」
「サンラー、梅さんに飛びついたもんな~。エンエン泣いちゃってさ」
「だ、だって、それは、梅先生のお顔を見たら、ホッとしてしまって・・・」
バル君に言われて、サンちゃんは顔が赤くなっちゃってカワイイの。
「クルクなんか、サンラーが泣いてるの見て、一緒に泣いてやんの。オレも、ちょっともらい泣きしちゃったけどな~。アハハ」
「アハハじゃないよ、バル君」
ピヨ君が、ため息をついた。
「もらい泣きなんかしてないで、そこはクルたんをギュッと抱きしめなくちゃ!」
「なっ、なんでだよっ!」
「理由なんかどうでもいいんです。大事なのは、スキンシップだよ!」
「ぴよさん、あんたさぁ~、やっぱうずらさんと姉弟だな」

ところで、黒糖さんは何してるのかな?
さっきから、キッチンの方でゴリゴリ音がしてるんだ。
すると、サンちゃんが説明をしてくれた。
「わたしを見つけてくださった騎士団の方たちに、お礼にクッキーを作ろうと思ったのです。黒糖さんが小麦を挽いてくださるって言ってくださったから、それでお願いしたんです」
しばらくしてゴリゴリが止まると、「このくらいあればいいかの?」 って、黒糖さんが顔を出したの。
みんなで見に行ったら、お店が開けるくらいの小麦粉の山!
アタシも少しおすそ分けでもらって来ちゃった。

ウィンダスに行ったもう一つの理由は、かぼちゃんのことが気になったから。
サンちゃんのことを知らせようと思ったんだけど、ちっとも連絡つかないのね。
だからアタシとぴよ君は、シャントット博士の家まで行ってみることにしたの。

石の区にある博士の家の前に着いた時、家の中のどこかから、ドカンと何かが爆発する音がして、アタシはシッポがピンッてなっちゃった。
その後、家の中から聞こえて来た叫び声・・・。
「ハイハイハイハイ! わかりましたよっ!」
「ハイは一回でよろしい! さっさと行って来るのです!」
そして玄関から飛び出して来たのは、かぼちゃん。
「あ! かぼちゃん!」
アタシがそう声をかけると、かぼちゃんは足を止めて振り返った。
「ク~マ~ちゃぁ~ぁん! それとぴよ君」
「付け足しみたいに言うな!」
「だって、付け足しだもん」
いつもと変わらない二人のやり取りに、アタシはうふふって嬉しくなっちゃうの。
でもよく見ると、かぼちゃんの前髪が少しチリチリになって焦げてるみたい。
修行は大変なのかな。
そう聞いたら、ついこの間まで、ボスティン氷河にいたんだって。
「詳しいことは言えないんだけどさ、つまり魔法の遠隔操作ってやつ? それの実験してたんだ」
ぴよ君が 「サンちゃんのことだけど」 って言ったら、「サンがどうかしたの?」 だって!
やっぱり、何にも伝わってなかったんだね。
だけど、一件落着したことだし、今度バスに戻って来た時にでも、ゆっくり話せばいいかな。
「今からどこかに行くの?」
「うん、また氷河。今度は騎士団の人に邪魔されないといいんだけどね」
「・・・騎士団?」
と、その時、「子鼠! いつまで油を売っているつもりですの!?」 とシャントット博士の声が響き、足元に稲妻が落ちた。
「ぎゃっ! そ、そういう訳だから、また今度ね!」
慌てて駆けだしたかぼちゃんの背中に、アタシは 「気をつけてね!」 と、ぴよ君が 「頑張れよ!」 って声をかけたの。
かぼちゃんは走りながら、両手をブンブン振り回して答えてくれた。


そろそろバスに戻ろうかってぴよ君と話をしていた日、クルたんから招集がかかったんだ。
うずらさんがジュノから戻って来たから、買って来たお酒の味見をさせてくれるんだって。
黒糖さんはバル君とサンドにもう行ってるみたいだから、アタシたちはサンちゃんと行こうかなってモグハを訪ねたら、梅兄さんも帰って来てた。
着替えてから行くって言うから、アタシたちは先に行くことにしたの。
チョコボ兄さんで来るのかな?

ランコントルに着いたら、扉に 「本日貸し切り」 っていう張り紙がしてあったよ。
中に入ったら、テーブルが寄せられて大きな一つのテーブルになってたの。
その上に、たくさんのお料理。
言ってくれたら、アタシも手伝ったのに。

「あ、ぴよとクマちゃんも来たね。梅はサンちゃんとすぐに来るって言ってたし」
「かぼすは?」
「連絡つかないんだよね~」
クルたんとバル君が話してるから、アタシはウィンダスでかぼちゃんに会った話をしたんだ。
「シャントット博士の手伝いなら、そっちが優先だぬ」
「へぇ~、真面目にやってんのか~」
「真面目も不真面目も、やんなきゃ命にかかわるって」
「まぁ、確かにな」

その後、チョコボな梅兄さんがリコポンと一緒にお店に来たの!
「こんばんは」 って言ったリコポンの正体は、サンちゃんね。
そしたらうずらさんが、「あたしたちの可愛いサンちゃんが、ヘンタイ梅ちゃんに毒されてきているわ!」 だって。
梅兄さんは、「失敬な・・・」 ってブツブツ言いながら、サンちゃんと事務室に着替えに行っちゃった。
「クルクも仮装してくればよかったな~ぅ」
「仮装パーティーじゃねぇぞ」
「バルは、ユーモアに欠けるよね」
「クルクがトンチンカンすぎるから、オレはこれでいいんだよ!」
「なんだとぉ~!」
「はいはい、みんな、各自グラスを持って席に着いてちょうだい」
うずらさんが、カウンターから声をかけた。
チリさんが、うずらさんが並べたグラスにお酒を注いでくれている。

「ぴよ君、座ってていいよ。グラスもらってくるね」
アタシがそう言って行こうとしたら、ぴよ君がアタシの手を握って引き留めたの。
「ん?」
どうしたのかな? って振り向いたアタシに、ぴよ君は 「気づいた?」 って耳打したの。
「なにが?」
「うずらの指」
そう言って、ぴよ君はアタシの左の薬指をチョンって突っついたの。
アタシはカウンターでグラスを受け取りながら、横目でジィーッと見ちゃった。
ジュノに行くまではなかったその指にはめられていたのは、うずらさんの瞳の色と同じ、キレイなブルーのスターサファイアがついた指輪。
光が当たった角度によって、星彩と呼ばれる星が浮かび上がる、幸福のサファイア。
「ニャハハ」
「どうされましたの?」
突然ニヤニヤしながら笑っちゃったアタシに、チリさんが目を丸くした。
だからアタシは、「美味しいお酒が飲めそうだね」 って、もう一度笑ったよ。






【 おしまい 】







読んでいただいて、ありがとうございます。
これで、やっと完結です。
回収し損ねているネタはなかったかな?

希少なお酒の売り出しって、天晶堂あたりが仕切ってそうだよね。
お酒を取り扱ってる人たちを集めて、セリ的な?
もっと高級っぽいかなぁ?
集めた人たちは全員海神楼に招待で、前日に試飲パーティーとかあったりね。
うずらの指輪、そこで知り合った大富豪に一目惚れされて・・・とかだったらどうしようwww
そっちの方が面白い流れだけど、その後の軌道修正が出来ないので、違いますと言っておきますw

長いお話、ここまでお付き合いくださって、本当にありがとうございました。







いつも遊びに来てくれてありがちょん(・▽・)
ポチッと押してくれたら嬉しいな♪




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【2016/07/31 23:59】 | * クルク一家
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ガルネコ
こんにちは。
長編お疲れ様でした。
面白かったです。
モモさんのキャラは、また登場させて欲しいです。
クルクさんの一家に加わりますか?
次作を楽しみにしてます。

後日談
コウ
クルクさん、こんにちは〜。

遂に完結ですね。大変でしたか?かなり長いお話でしたね。文字数何文字位になったんでしょう。
キャラ的には、みんな収まるところに収まって、よかったですねー。モモさんも一家の仲間入りでしょうか。両手鎌が手に入ったから、暗黒騎士かなあ。
サンちゃん、梅さん、うずらさん、チリさん、ぴよりん、クマさん、かぼす君、黒糖さん。そしてクルクさんにバル。みんな無事で良かったですね!
うずらさんは指輪まで貰って・・・これってサンちゃんを入れて、三角関係とかになるのかなあ。
黒幕が明らかにならなかったのは、残念ですね。やはり宮廷の中は、権力の腐敗が進んでるのかなあ。
その内に、クルク一家が巨悪と戦うって言うようなお話を書いてみようかなあw
ワナに嵌められて、窮地に追い込まれるも、一気呵成に挽回し、クルクさんが、敵をちぎっては投げちぎっては投げ・・・的なw
時間があったら書いてみます。
話は変わりますが、自分で懸賞小説用の話(ファンタジー的な)を書いてるんですが、ff11のお話を書く方が、書きやすいですねー。やっぱり世界観が初めから決まってるのが楽なのかしらん。一度「小説の書き方」的なテキストを探してみまーす。

後、リゼロ面白いですよね!前のコメントでイケメンが出てきたーって書かれていましたが、ラインハルトかユリウスかなー。あんな話を書けるようになりたいなあ。

何か、とりとめのないコメントになりましたが、お疲れ様でした。
また、お話や記事を楽しみにしてます。
それでは〜。


さくらの
クルクちゃん こんばんわ~♪

魔法陣のタルタルは、かぼす君だったのか・・
シャントット博士は相変わらず凄い人ですね。

うずらさんの指に指輪とな・・・まさかあの人に(誰?)

やっと眠れるわあ~~と思ったらまた眠れないわ
指輪・・・

またあとでゆっくり全部読もっと。
お疲れ様でした。


Re: ガルネコさん
クルク
ガルネコさん、こんばんは(・▽・)ノ

コメントありがとうございます(≧▽≦)
モモを気に入っていただけた(?)ようで、嬉しいです☆
クルク一家の一員にはならないとは思いますが、たぶん交流はこの先もあると思います。
お金が無くなったら、梅にたかりに来たりとかww

またそのうち、もやもやっと妄想して何か書くと思いますので、ヨロシクお願いします(*´▽`*)


Re: 後日談
クルク
コウさん、こんばんは~(・▽・)ノ

文字数、何文字でしょう?
長かったですよね(^_^;)
大変さはなかったですけど、自分ではストーリーわかってて書くので説明不足の文章になっていたり、逆にいらない文章をごっそり削ったり、コッチの文章を先に持って来て~とか、そういう書き上がってからのトリミングの方が時間かかったかもですw

モモのジョブは、そうですね暗黒です。
ずっと戦士で槍を持たせていましたが、鎌持ちキャラがいないなぁ~って気づいて、ゴブ箱から出た鎌とかあったし、それじゃ~暗黒でも取りましょうってw
モモはクルク一家とは別で、もしかしたらヨックと仲間になっていくかもです。
そしてヨックを好きな子とうまくいくように応援してあげたりなんかして、きっと梅の血圧を上げるような事態になるんですよw
三角関係は、ヨックの乱入で四角にしましょう(・▽・)
その場合、間違いなくうずらがキレますねww

黒幕は、組織の中の暗部的な、そんな感じで正体ハッキリさせませんでした。
ハッキリさせても、解決できる気がしないww
コウさんにお任せしますw
巨悪と戦うクルク一家!
カッコいいけど、巨悪と戦うコウさんとユファちゃんを全面サポートするクルク一家でもいいですね☆
コウさんにはいっつもお世話になってるクルク一家だから、ユファちゃんからのSOSで全員臨戦態勢に入れます。
「ウソでしょ!? あのコウさんがそんなことに!?」
「おっさん、なにやってんだよっ!!」
ってな感じでw
ウィンダスにはシャントット博士に弟子入り中のかぼすがいるし、サンドリアには梅の親友が王立騎士団にいるし、弟は神殿騎士団だし、うずらのバーは密会に使えるし、元部下はクゾッツ方面で護衛してるし、ぴよとクマはバスで裏稼業の人と知り合いだったりするかもしれないし、その他いろいろ使えますよw


世界設定から土台を作ってお話を書くのは、やっぱり大変ですよね。
初めに揺るがないものを決めていおかないと、途中で辻褄合わなくなっちゃったりするしw
でも世界作ってるのは自分だから、ご都合主義でどうにでも出来るっていうのはありますがww
ホント、作家さんは凄いですよね~!
私は決められた世界設定の中で、キャラを動かすくらいしか出来ませんけど(^_^;)

リゼロのイケメンは、ラインハルトのことでした。
今は、ロズワール邸で死に戻りした原因を探ってるとこです。
アニメも見てみようかと思ったんですが、たぶん今読んでいるとこよりも全然先だろうから、ネタバレしないように止めときましたw

毎回、コメントありがとうございました。
嬉しかったです(*´▽`*)
また、ヨロシクお願いします★



Re: さくらのさん
クルク
さくちゃん、こんばんは~(・▽・)ノ

謎のタルタルの正体は、シャントット博士に弟子入り中のかぼすでしたw

うずらの指輪の送り主は・・・わかりにくかったですかね(^_^;)スミマセン
えっと、『 Captivity 3.空耳 』 で、うずらに 「宝石が付いていない指輪なんて、いらない」 って言われた人ですw
あの時から止まっていた二人でしたが、宝石の付いている指輪を渡したことで(うずらは受け取ってるし)、進んで行くんじゃないでしょうか。

コメント、ありがとうございました(*´▽`*)




みやぴん
初コメント失礼します('∇')
コメント欄にお邪魔するのははじめてですが、最初から読ませていただいておりましたっ。
これだけの登場人物、それぞれの思いや背景の伏線を見事回収してまとめられた長編の完結、本当にお見事です!おつかれさまでした!

最後の最後でヨックモックくんも登場してうれしかったです。彼とサンラーちゃんの小さな恋の物語が微笑ましくて好きなので、この後の展開もたのしみにしています。

Re: みやぴんさん
クルク
みやぴんさんっ! こ、こんばんはっ(・▽・)ノ

ぎょーっ、ありがとうございます(≧_≦)
なんかもう、どうしたいの自分って感じに、明々後日の方向に進んでおります。
ヨックモック出してよかったです!
サンちゃんと再会できる日は、いつになるでしょう。
でも話を振ってくださったので、ヨックモック妄想の部屋が確保されましたww
ちゃんとレベル上げ(レッツ★シンキング)してあげよう・・・。

自分トコのコメ欄でアレなのですが・・・。
みやぴんさんのブログ、ずーっと最初から読み進めている途中(今2006年夏あたり)なのですが、読んだことのある記事がいつくかあったのです!
知らないうちに、お邪魔していたようです(^▽^;)エヘ

クルクは前世で緑髪ツインのタルっ娘でしたので親近感湧いちゃったのと、読んでいて 「自分だけじゃなかった」 的な安心感wに、猛烈に感動していたりするのですっ!
深読み万歳 ★ 妄想界の師匠と呼ばせていただきます!(`・ω・´)

では、続きを読みにお邪魔させていただきますね! (((( ノ・▽・)ノ



ふふふ
こんばんは!
全部読もうと思いましたが、私には
字を読むレベルが
足りませんでした、、、
また修業していつかこのブログに帰ってきます!
さみしいけど、これでお別れです、、、
また会う日まで、アディオース!

Re: タイトルなし
クルク
またのお越しをお待ちしています。

お名前、統一していただけるとわかりやすいですね。


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Klu3325.jpg





いつも遊びに来てくれてありがちょん(・▽・)
ポチッと押してくれたら嬉しいな♪




【2016/07/30 23:59】 | SS
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やっぽ~、クルクです(・▽・)ノ

今日はまず、モモたんの踊り子取って来たよん★
モモたんの時、SS撮るの忘れちゃった~。
まだそんなにレベル上げてないから、ジャグナー入ったらパウダー使ったよ~。
無事終了。

その後、うずら。
うずらは、なんでピュピュル着てたんだろう?

Klu3324.jpg

時間終了で、うずらはここまで~。
うずらは今のとこレベル上げする予定もないから、踊り子は別にいらないんだけどね~。
シーフだって、リラコサ着けるためだけに上げたんだしw
踊り子は、ジグ覚えたらもういいw

で、うずらが取得したら、次はサンちゃんかなぁ~?
サンちゃん帰ってきたことだし。
でも、すでに今いるのはサンちゃんにとっては過去だし、変な影響出ないといいよね~。
っていうか、一人で行かせられません!
サンちゃんにはまだ早い!
レベルは足りてても。

てことっで、明日はブログがお休みだけど、うずらの踊り子取得させてきまーす。





いつも遊びに来てくれてありがちょん(・▽・)
ポチッと押してくれたら嬉しいな♪




【2016/07/29 23:59】 | ジョブ取得
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やっぴ~、クルクです(・▽・)ノ

前回は、どっちかと言ったら、決着編だったかも?
今回は、ホントに解決編、かな。
ちょっと長いかもですが、お付き合いください★


* 「 Captivity 」 1.Lost Day's(1)
* 「 Captivity 」 2.パール
* 「 Captivity 」 3.空耳
* 「 Captivity 」 4.ombre
* 「 Captivity 」 5.Lost Day's(2)
* 「 Captivity 」 6.Lost Day's(3)
* 「 Captivity 」 7.Lost Day's(4)
* 「 Captivity 」 8.Lost Day's(5)





Klu3320.jpg

i_mm.gif
「ももんが」 とクルクには呼ばれているが、私の名前はモモンジーナだ。

ファノエ運河にヴォルフィが飛び込んだ翌日、私は騎士団の呼び出しを受けて、城にいた。
クルクも呼び出されていたのだが、ボスティン氷河に行ったきり、まだ帰って来てはいない。
騎士団の一室で私の調書に当たったのは、王立騎士団のラグジーさんだった。
隊長の幼馴染であり親友でもあった、レイルの兄だ。
そして、私に槍を教えてくれた人でもある。
私が驚いたのは、その場に王立騎士団長のラーアル様と、神殿騎士団長のクリルラ様が同席していたことだった。
私は三人に、昨日のギルド桟橋での出来事を、ヴォルフィが語ったことを、詳しく話したのだ。

ヴォルフィは未だ発見されてはおらず、ラーアル様はジャグナー全域とファノエ運河の捜索を続けるとおっしゃっていた。
そしてクリルラ様は、ヴォルフィが見つかったとしても爵位は剥奪され、極刑は免れないだろうとおっしゃった。

城の廊下を歩いていると、後ろから 「モモ」 と呼び止められた。
ラグジーさんだった。
「今朝早く、レイルが北から戻って来たんだ」
「レイルが?」
「次の遠征まで、しばらくサンドリアにいるみたいだ」
「会いたいな・・・」
「医務室にいると思うぞ」
「医務室!? 怪我しているの?」
「いや、タルタルの女の子を―」
「タルタル!?」
「あ、おい、モモ!」

私は挨拶さえせずに、騎士団本部の奥にある医務室へと走った。
・・・が、扉を目の前にして、足が止まってしまった。
私が与えた恐怖は、サンラーにとってどれほどのものであったろう?
私が現れたことで、パニックになりはしないだろうか?
先程の聴取で、私はサンラーのことを言ってはいない。
保身、という言葉が脳裏をかすめ、私は自嘲した。
自身の罪を認め罰を受けると言いながら、うやむやに出来るならばそうしたいと思っているのだ。
私はそっと扉を開け、その細い隙間から中を覗き確認をした。
ベッドの上に、小さな姿が座っていた。
茶色い髪を、頭の上の方で二つに結んでいる。
間違いない、サンラーだ。
安堵のため息と共に、私はその場に座り込んでしまった。
生きていてくれたか・・・。
私は、持ったままだったシグナルパールを装着した。

「どうしたの?」
すぐにうずらの応答があった。
「城に来てくれ。騎士団の医務室だ。サンラーが保護されている」
「・・・ほ、本当!? 行くわ! すぐに行くわ!」

程なくして、うずらが息を切らして走ってきた。
あまりにも慌てていたためか、城の警備兵が後から追って来ていた。
警備兵が「おい!女!」 とうずらの肩を乱暴に掴んだ。
「離しなさいよ!」
振り払おうとしたうずらの手が、警備兵の顔面に裏拳のようにヒットした。
「うぅっ・・・」
「あら、ごめんなさいね」
「このっ・・・」
左手で鼻を押さえた警備兵が、剣を抜こうとしたその右手を、「よせ!」 と言って私は咄嗟に掴んで止めた。
と、その時、医務室の扉が中から開いた。
「騒々しい。何事だ」
出てきたのは、レイルだった。
警備兵が敬礼している隙に、うずらはレイルの脇をスルリと抜け、医務室へと入って行ってしまった。
「あのタルタルの仲間だ」
私がそう言うと、レイルは私に気づいて 「モモか!」 と言った。
「遠征から戻ったと、ラグジーさんに聞いたんだ」
「そうか。俺も、ヴォルフィの事を聞いた。まさか、あのヴォルフィがな・・・」
レイルは息を吐き出した後、親指で背後の扉を差して 「今の女性と、知り合いなのか?」 と私に聞いた。
「うずらか?」
「ランコントルの、新しいオーナーだろう?」
「手は出すなよ?」
「何でだ?」
「隊長の恋人だ」
今はどうだか知らないが、と心の中で付け加える。
するとレイルは 「うっそ、マジかっ!? 」 と声を上げ、自分の声の大きさに口を押さえた。
「クソ、メイヴェルの秘密主義め! 生きてたら、からかい倒してやったのにな」
そう言って、レイルは悔しそうな顔をした。
「・・・あのタルタル、どうしたんだ?」
私が聞くと、レイルは歩き出しながら 「フェ・インで見つけたんだ」 と言った。

レイルが遠征でいたのは、ボスティン氷河だったそうだ。
定期的な見回りと、モンスターの数や種類の調査が任務だったらしい。
「フェ・イン近くを調査していた隊員から、怪しい者がいると報告を受けたんだ。何かの儀式をしているようだと言っていた」
数名の隊員を連れて現場に行ったレイルは、怪しげな魔法を繰り返しているタルタルを見たと言った。
「白い雪の上に、赤黒い魔法陣が浮かんでいた。その上に、紫色の煙のような光が揺らめいていて、奇妙な人形が浮かんでいたんだ」
「人形?」
「ああ。タルタルはその人形に魔法をかけていた。まるで呪いの儀式のようで、見ていてゾッとしちまった」
レイルが 「何をしている!?」 と声をかけると、雪の上の魔法陣は消え、タルタルが 「もうちょっとだったのに、何で邪魔すんだよ!」 と言って、地団駄を踏んで癇癪を起こしたそうだ。
そして浮いていた人形が、「失敗だ、失敗だ」 と言いながら消えたと言う。
「何をしていたのかと問いただそうと近寄ると、タルタルはフェ・インの中に逃げてしまった。もちろん我々は、後を追った」
逃げたタルタルは見つからなかったが、代わりに小部屋で倒れていたタルタルを見つけたのだと、レイルが言った。
「あのタルタルは、いったい何をしていたんだろうなぁ」
「そんなことはいい」
「そんなこと!?」
私の言葉が気に障ったようだが、私にしてみれば 「そんなこと」 だった。
「サンラーは、どこか怪我とかしていなかったか?」
「心配だったら、中に入ればよかったじゃないか。怪我は大したことはなかったが、誰かに攫われて閉じ込められていたみたいだな」
「私だ」
「え?」
「サンラーを攫って置き去りにしたのは、私なんだ」
「おいおい・・・」
私は立ち止まり、レイルを見上げた。
「事実だ」
笑いかけていたレイルはその笑みを引っ込め、周囲に目を配ると 「ちょっとこっちに来い」 と言って私を訓練所の方へと引っ張って行った。

訓練所には数人の団員がいて、それぞれ自己鍛錬に励んでいた。
その片隅で、私はレイルに全てを打ち明けた。
何一つ、隠すことなく。
私は自分の罪を懺悔したかったのだ。
かと言って、自首するほどの覚悟もなかった。
そんな私は、ヴォルフィと何が違う?
今や友人と呼べる者は、レイルだけになってしまった。
その存在に、私はきっと甘えていたのだろう。
レイルはしばらく考えていたが、軽く息をつくと首を振った。
「俺は報告しない。あの子、何でさらわれたのか、心当たりはないって言ってたんだ」
「でも・・・」
私はサンラーに、クルクへの復讐を語ったはずだ。
レイルは、サンラーがクルクに迷惑がかからないように、そのことを黙っていたのではないかと言った。
「クルクたちがモモを訴えるっていうなら、その時に罪を償ったらいいんじゃないか? あの子が見つかったから、言えることだけどな」
レイルは 「それよりも」 と言って、顔を近づけた。
「メイヴェルが生きてるって、本当なのか?」
「顔は見ていない。でも、間違いないと思う」
「うずらさんに聞いてみよう」
そう言って行こうとするレイルを、「待て」 と私は引き止めた。
「そんなこと、ここで聞けるわけがないだろう」
「・・・それもそうだ」
「それに、うずらは言わないよ。本人に聞けってさ」
「それは、生きてると言ってるようなもんだ。よし、暇だから、調べてみるか」
「暇なの?」
「報告書を提出したら、しばらく休暇だ。モモはサンドリアにいるんだろ?」
レイルは、何かわかったら知らせると言って、私と別れた。
それから私は医務室に戻ってみたが、うずらもサンラーもいなくなっていた。

城を出た私は、ブラブラと街を歩いた。
サンラーに会い、謝罪をしなければならないと思う。
クルクとうずらは、サンラーが戻れば気にしないと言ってくれた。
いつの間にか、私はクルク達といる雰囲気が好きになっていた。
でも、サンラー本人が許してくれなければ・・・。

ボンヤリと歩いていた私は、南にある競売所近くの露店の前で 「モモさん」 と肩を叩かれ呼ばれた。
驚いて振り返ると、ぴよだった。
「ランコントルに行くんですか?」
「いや・・・。サンラーが見つかったって、聞いたか?」
「本当に? どこにいたんです?」
「フェ・インだ。たまたまやって来た王立騎士団に、保護されていたらしい」
私が伝えると、ぴよは 「よかった」 と笑顔を見せた。
それから私に 「アルベリックさんですが、元気でしたよ」 と言った。
「調べたのか?」
「ええ、会って来ました。裏取りは必要でしょう?」
「・・・昨日の今日で、ずいぶん素早いな」
「俺、クルク一家ではプロの使いっ走りですから」
そう言って、ぴよは人好きのする顔で笑った。

何となくそのまま、私はぴよと一緒にランコントルへと来てしまった。
と、裏口の扉が開き、中からクルクが飛び出してきた。
「あれ、クルたん。戻ってたんですか」
「サンちゃん見つかったんだね! クルク、ウィンダス行ってくるよ」
クルクはぴよにそう答えてから、「・・・あ、バル? サンちゃん見つかったよ! ウィンダスに戻って」 とシグナルパールで話しながら、走って行ってしまった。
「クルたんは、いつも慌ただしいなぁ」
ぴよは笑いながら見送ると、ランコントルへ入って行った。

ランコントルには、チリしかいなかった。
うずらはサンラーを送りに、ウィンダスへ行ったらしい。
「サンラーさんが無事で、本当によかったですわ。これで、一件落着ですわね」
チリが胸に手を当てて、おっとりと微笑んだ。
するとぴよが、「いやいや」 と水を差した。
「肝心なことが、まだ残っていますよ」
ぴよが言うのは、隊長のことだろう。
「でも、サンちゃんが戻ったから、モモさんはこのまま逃げちゃっても大丈夫だと思いますけどね」
「逃げはしない」
そんなことをすれば、隊長は私を許しはしないだろう。
「チリ、サンラーのモグハを教えてはもらえないか? 会って謝罪がしたいんだ」
「・・・サンラーさんは、兄様のモグハにいらっしゃいます」
「二人は、どういう関係なんだ?」
「サンラーさんは、兄様の大切な方ですの」
「具体的に言えば、梅兄はサンちゃんの父兄って感じなんじゃないですか? 過保護すぎるくらいに溺愛してますけど。実の兄は、妹が行方不明だっていうのに、ちっとも連絡取れないし」
ぴよがそう言うと 「羨ましいですわ」 とチリがため息をついた。
サンラーのことはわかったが、やはりチリのことはよくわからないままだ。
「チリさん、サンちゃんの所に、モモさんを連れて行ってあげたらどうですか?」
「でも・・・」
「モモさんは、サンちゃんに謝りに行くわけですし。たまたまそこが梅兄のモグハで、偶然梅兄がいたって、そんなのモモさんのせいじゃないですよね。もちろん、チリさんのせいでもないです」
もっともらしいことを言いながら、ぴよは笑って肩をすくめた。
「モモさんに隠していても、無駄だと思いますよ。それに今なら、うずらもクルたんもいるだろうから、何かあっても梅兄を止めてくれるだろうし」
「・・・そうですわね」
「店は俺が留守番してますよ。じきにクマも来るだろうから」
チリはぴよに頷き、私を見つめた。
「ご案内いたしますわ」


ウィンダスの水の区にあるモグハウスの入り口で、私は足を止めた。
ここで、サンラーをさらったのだ。
あれからまだ数日だというのに、おそろしく長い時間が経ったような気がする。
チリに促され入り口を入ると、街でも見かける丸い建物が並んでいた。
木の壁に、トンガリ帽子のような屋根。
「こちらですわ」
チリに案内されてやって来たモグハウスの前で、私は自分が非常に緊張していることを自覚した。
初任務の時も、こんな感じだったと思い出す。
「そんな緊張すんなよ。大丈夫だって。俺らがついてる」
そう言ってくれたゼンの声が、頭の中に蘇った。

チリが呼び鈴を鳴らすと、「誰クポ~?」 とモーグリがドアを開けた。
「チリですわ。サンラーさんはいらっしゃる?」
「クポ! サンラーさんが帰ってきてくれて、モグは嬉しくて嬉しくて、クポクポクップ~!」
宙に浮いたままグルグルと回るモーグリを、チリは両手で掴んで止めると 「入ってもよろしいかしら?」 と尋ねた。

案内された居間には水槽が置かれ、低い棚には可愛らしい置物が並んでいた。
サンラーの好みで選ばれたのだろう。
隊長とはおおよそ似つかわしくないが、居間の奥にある噴水の水音と、その部屋の雰囲気は居心地がよかった。
その中に、大きなソファーが置かれていた。
そこに、銀髪のエルヴァーンが横たわっていた。
片手が床に落ちている。
目を閉じ眠っていたのは、間違いなく隊長であるメイヴェルだった。
チリを見ると、小さく頷いて微笑んだ。
「サンラーさんがいなくなってから、寝てらっしゃらなかったのですわ。ずっと歩き通しでサンラーさんを探してらして、お疲れでしょう」
そう言って、なんとも愛おしそうに寝顔を見下ろした。
「チリは、いったい・・・」
「・・・メイヴェルの、実の弟ですわ」
「・・・え?」
聞き違いかと思った。
チリはどこからどう見ても、女性以外に見えなかった。
それは見かけだけではなく、所作や言葉遣いも貴族の淑女のそれだった。
「しばらく、アトルガンにおりましたの。そこで・・・」
チリは目を伏せて、小さく微笑んだ。
アトルガン・・・。
そう、隊長には弟が二人いて、一人は病の治療でアトルガンに行き、そこで亡くなったと耳にしたことがあった。
名前は確か、チェリレイム。
アトルガンのことは詳しくないが、「怪しい魔術で人体改造をしている国だ」 などとシャレーリが言っていた。
つまり、そういうことなのだろうか。
「・・・ですけれど」
チリが私を見た。
「モモさんがおっしゃったように、今の私は梅の妹ですの」
私はチリに頷いた。
人は様々な事情を抱えているものだ。
私にはそれをとやかく言うつもりなどない。
チリは胸に手を当てて、ホッと息をついた。

「そういえば、サンラーさんとうずらちゃんはどこでしょう? クルクさんも来ているはずですのに」
「サンラーさんたちなら、クポ」

モーグリが奥の扉を指差した時、「あ~、サッパリしたね~」 と言うクルクの声が聞こえてきた。
そして扉が開き・・・。
タオルで髪を拭きながら、風呂上がりの三人が姿を見せた。

「あら、やだ。モモちゃん連れて来ちゃったの?」
「ごめんなさい」
「まぁ、わかっちゃってただろうし、変に詮索されるよりはいいかもね」
「うずらちゃん、モモさんは、サンラーさんに謝罪がしたいとおっしゃいましたの。それで、お連れしましたのよ」
「わかったわ。じゃ、ちょっと待ってね」
うずらはソファーへ行くと 「寝ちゃったの?」 と言いながら隊長を覗き込んだ。
そして 「梅ちゃん、梅ちゃん起きて」 と、肩を叩いた。
「お風呂入って、ちょっと目を覚まして来てよ」
「クルクたちが先に入っちゃったんだけどね~」
「レディーファーストだから、それはいいの。ほらほら、起きて!」
「バルも、お風呂入っておいでよ~。そのままじゃクサイよ」
床に置いてあった大きなピンク色のクッションの上に、バルファルは大の字になって乗っていた。
あまりにも一体化していたために、私はバルファルだと気づかなかったのだ。
クルクが体を揺すると、バルファルは 「腹減ったなぁ」 と言い、伸びをしながら起き上がった。
隊長はボーッとしたまま、うずらに押されてフラフラとした足取りで奥の扉へと消えていった。
「バル、梅がお風呂で溺れないように、よろしくね」
「おー」
欠伸をしながら、バルファルも居間から出て行った。

「さて」 と、うずらが私に向き直った。
「サンちゃんには、さっきお風呂に入りながら、ことの次第を説明したわ」
うずらはそう言ってから、ずっとうずらの後ろに隠れるようにして立っていたサンラーをソファーに座らせた。
その隣に、クルクがピョンと腰掛けた。
サンラーは俯いたまま、私を見ようとはしない。
それは当然だろう。
私はサンラーの前に立つと、目線を下げるために床に膝をついた。
「サンラー」
そう呼びかけると、サンラーは俯いたままチラリと目だけ私に向けた。
安心できるモグハウスの中にいて、信頼できる仲間に付き添われて、それでも私を見た目は怯えていた。
私は目を伏せ、そして頭を下げた。
「貴女への暴言、与えた仕打ち・・・申し訳ありませんでした」
更に、床に額が届くほど、私は頭を下げて謝った。
噴水の水音だけが、耳に流れてくる。

「いいです」
小さな声が、水音に混じって聞こえた。
「もう、いいです」
もう一度聞こえた声に顔を上げると、サンラーが少し困ったような表情をしていた。
「うずらさんとクルクさんから、お話を聞きました。わたしはとっても怖かったし、痛かったけど、でも、もういいです」
「あら、許しちゃうの? サンちゃんは一番の被害者なんだから、もっと怒ってもいいのよ?」
うずらがソファーの肘掛けに腰掛けながら、サンラーに尋ねた。
サンラーはうずらに顔を向け、首を横に振る。
それから私に向き直った。
「あなたのことはまだちょっと怖いから、すぐに仲良くは出来ないかもしれません。でも、きちんと謝ってくれた人を、いつまでも怒ったり恨んだりしちゃいけませんって、お母さんが言ってました」
「サンちゃんのお母さんは、心が広いね~。クルクだったら、一発殴らせろって言っちゃうな」
「・・・えっと、もしかしたら、お父さんが言ってたのかもしれません」
「お父さんはイイ人だねぇ~」
クルクはソファーの上に立ち上がり、サンラーの頭の上で両手を動かした。
すると、キラキラと光が輝き、ポン! と弾けた。
「タルタルさんたちは、そうやって髪を結うのですね」
チリが感心したように声を上げた。
肩に垂れていたサンラーの髪が、頭の上の方で二つに結ばれている。
私も初めてその魔法を見た。
「手が届かないからね~」
クルクは自分の髪も、同じように魔法で結いながら言った。
「クルたん、あたしにもやってみて」
「いいよ~」
クルクの魔法でうずらがツインテールになると、私たちは吹き出して笑ってしまった。

何となく和やかな雰囲気になっていた所に、「ふぅ~、サッパリした」 と、バルファルが戻ってきた。
そしてまた、あくびをしながらピンク色の大きなクッションの上にバタリと横になると、すぐに寝入ってしまった。
よほど疲れているのだろう。
その後、頭にタオルをかぶったまま、隊長がゆらりと戻ってきた。
限りなく不機嫌な顔をしている。
あまり感情を表に出さない人だけに、私を見た目つきは怖かった。
・・・と、隊長は私から視線をずらし、自分で髪を結き直しているうずらを見下ろすと、そのまま見つめている。
気づいたうずらが顔を上げた。
「・・・なに?」
「・・・具合いはもういいのか?」
「・・・いつの話をしているの?」
「・・・・・・」
「取り敢えず、示談は成立したわよ」
「・・・・・・」
「眠くて頭が働かないんでしょ? 」
「・・・・・・」
「何か言ったら?」
「・・・・・・」
それでも無言でうずらを見つめている隊長に、私は 「サンラーを保護したのは、レイルだ」 と告げた。
すると隊長は 「・・・なんだと?」 と言って、眉を寄せて私に顔を向けた。
そのまま、今度は私を凝視したきり動かない。
時折、隊長の奇行は仲間たちの話題になっていた。
今のこの様子を見たら、みんなは何と言って笑うだろう?
私はそんなことを考えていた。
「・・・・・・」
「梅ちゃん、怖いから瞬きして」
横から見ていたうずらが、隊長の腕を叩いて言った。
「兄様、お休みになられた方がよろしいわ」
「・・・話はまだ終わっていない」
「私も隊長に聞きたいことがある」
「・・・・・・」
ゼンマイが切れかけた人形のように、また止まっている隊長を見ながら、クルクが 「ももんがの話は後でいいよね?」 と言い、隊長にスリプルをかけた。
これほど見事にかかるものかと思うほど、全身の力がスッと抜けたように隊長が崩れ倒れた。
隣にいたうずらが咄嗟に支えようとしたが、支えきれるはずもない。
「キャー、兄様!」
「梅先生!」
チリとサンラーが、慌てて隊長の側へしゃがみ込んだ。
「あいたた・・・」
尻もちをついたうずらが、隊長の体の下から足を引き抜いた。
クルクはあっけなく落ちた隊長に、「クルクのヘッポコ魔法がレジられなかった!」 と感激している様子だ。
「うずらちゃん、どうしましょう」
「床で寝かせとけばいいんじゃない?」
「でも・・・」 とチリが私を見上げたが、私は 「無理だ」 と言って首を振った。
いくら私でも、意識のないエルヴァーンの男は抱き上げられない。
「床くらい平気だよ。クルクなんか、洞窟の水たまりでも寝ちゃうよ」
「クルたん、それは危険だわ」
私はうずらの言葉に頷いた。
すると、サンラーが立ち上がり、タタタッと走って行ったかと思うと、枕を抱えて戻って来た。
チリが受け取り、隊長の頭の下に滑り込ませる。
「サンちゃんとクルたんは、疲れてない? 眠くないの? 大丈夫?」
うずらが訊ねると、サンラーは 「私は平気です。騎士団の方が、とっても親切にしてくださいましたから」 と言った。
クルクは、「クルクは、いつでもどこでも寝られるよ」 と言いながら、隊長の腕を横に伸ばしている。
そして 「よっこいしょ」 などと言いながら、その腕を枕代わりにして床に横になった。
「それじゃ、お休み」
「・・・え・・・寝るのか?」
「・・・ぐぅ・・・」
もう寝ていた。

サンラーは、3人が起きた時のために食事の用意をすると言っていた。
うずらとチリが店に戻ると言うので、私も一緒に行くことにする。
帰り際、もう一度サンラーに詫びると、少しだけ笑顔を見せてくれたのだ。
「タルタルって、可愛いな」
私がそう言うと、「梅ちゃんと話が合いそうね」 とうずらがため息をついた。


ランコントルに着くと、クマも店に来ていた。
「お帰りなさい」
そう言った後、クマはぴよに何か目配せをしている。
カウンターの中にいたぴよは、木で出来た古い板を手に持っていた。
うずらが 「なに?」 と聞くと、「これ持って、騎士団に行けよ」 と言って、その板をカウンターテーブルに置いた。
それは前ランコントルの、小ぶりだが厚みがある店の看板だった。
しまってあったのを見つけたと言う。
「何なの?」
怪訝な顔をして看板に手を伸ばしたうずらが、「え!?」 と手を止めた。
よく見ると、看板は表と裏に分かれて割れていた。
まるで蓋のようになっている表面の木をずらすと、その下にはびっしりとゴールド板が敷き詰められていた。
「な、なに、これ? どうしたのよ!?」
「看板落としたら、割れて中から出て来たんだよ」
「・・・ウソでしょ? まさか本当に、金塊があったの?」
驚いているうずらに、ぴよが 「なわけないだろ」 とシレッとした顔で答えた。
「どういうことよ?」 とうずらが眉を寄せる。
「金塊があるかもしれないなんていう噂は、実際に見つかるまで噂のままだ。騎士団がいくら見つからなかったって言ったって、あるって思ってる奴らは信じない。探し尽しても出て来ないのに、それでもまだ探す。わかるだろ?」
「・・・そうね」
「なら、ありましたよ~って出してやりゃいいんだ。そしたら、それで終わり。この先、そんな噂が浮かび上がる度に狙われたんじゃ、たまんないだろ?」
「じゃぁ、これって・・・」
「俺の細工。あ、ゴールド板は本物だからな」
「だけど、見つかったってわかったら、余計に狙われるんじゃない?」
「それ以上、どこかに貯め込んでるとは思わないだろ。騎士団が散々探してるんだし」
そう言ってから、ぴよは 「こんなもん、そんな価値があるもんじゃないのになぁ」 と言いながら笑った。
照明のせいだろうか。
昼間に街を歩きながら見た笑顔と、ずいぶん違って見えた。

看板を布で包み、うずらはチリと二人で騎士団に行ってしまった。
ぴよはカウンターの中から 「何か飲みますか?」 と私に聞いた。
チリの手つきもなかなかのものだったが、ぴよも様になっていた。
そう褒めると、まんざらでもなさそうに笑った。
「バイトでバーテンに雇ってもらおうかな~。モモさん、用心棒やりません?」
「自分がやればいいだろう」
「俺はほら、実戦向きじゃないから。知ってるでしょう?」
城の前での一悶着のことを言っているのだろう。
ぴよはいとも簡単に、私に腕を捩じ上げられていた。
「確かに、あれでは用心棒は務まらないな」
私がそう言うと、ぴよは 「でしょ?」 と言って屈託なく笑った。

この男は食わせ者だ。
私はそう感じている。
人畜無害。
ぴよを表す言葉なら、そんなところだろう。
のほほんとしていて、頼りなさそうに見え、頼まれたら嫌とは言えないお人好し。
実際、そうなのだろうとも思う。
だが、それだけではないと私は感じている。
それは一瞬の目の動きだったり、何気なく口にした一言だったり、堅気ではない世界を知っているのではないかと勘ぐれてしまう。
だいたい、あのゴールド板はどこから持ってきたのだろう?

「ぴよはうずらの弟だっけ?」
私がそう聞くと、ぴよは 「そうですよ」 と頷いた。
「と言っても、出てくる時に先を越されただけですけどね」
「先を越された?」
意味がわからず首を傾げると、「双子なんです」 とぴよが言った。
「双子にしては、似ていないな」
性別の違いもあるのだろう。
「子供の頃は、そっくりでしたよ。うずらは男の子みたいだったし」
「ぴよは女の子みたいだった?」
「よく言われました」
クスクス笑っていると、クマが 「アタシ帰るね」 と言って、突然店から出て行った。
「え? えっ!? クマ!?」
ビックリしたぴよが、クマを追って出て行ってしまった。
私はフッと笑った。
ぴよが私とばかりしゃべっているので、クマがヤキモチを妬いたのだろう。
私はタルタル以上に、ミスラのことをよく知らない。
いつも揺れてる尻尾に触ってみたい気もするが、「あれは罠だ」 とよくシャレーリが言っていたのを思い出した。

一人残されてしまったが、私は店のカギを持っていないし、うずらたちが戻るまで留守番をしているしかなさそうだ。
ぴよが出していた酒のビンがカウンターに置かれていたので、もう一杯もらおうかと手を伸ばした時、裏口のドアが開いた。
誰かが戻ってきたのかと振り向くと、少し開けたドアの隙間から、レイルが顔を覗かせていた。
「あれ、モモ」
「店は今日も休みだぞ」
「らしいな。表の張り紙を見たよ。モモは何してるんだ?」
「成り行きで、留守番だ」
「ちょっと入ってもいいか?」
「・・・いいんじゃないか?」
レイルは 「お邪魔しまーす」 と呟き、カウンターの一番奥のスツールに腰を下ろした。
「メイヴェルのこと、ロディにカマをかけたんだが、アイツ引っかからねぇの」
レイルは隊長の弟のロディファスに、メイヴェルに会ったと言い、渡して欲しいものがあると封筒を差し出したのだと言う。
だがロディファスは、兄は死んだと首を振って受け取らなかったそうだ。
「単純で、真面目だけが取り柄の男なのに、俺が何を言っても態度を変えやしない。ありゃ相当言い含められてるな」
「そりゃそうだろう。死んだはずの嫡男が生きてるなんて知れたら、プリズ家の一大事だよ。隊長のためを思うなら、本当は私たちは知ろうとしない方がいいのかもしれない」
「・・・かもな。だが、俺はそうはいかねぇ」
「そうだな。知ったからには説明を聞かないと、私も納得出来そうもない」
「ん?」
「会ったよ」
「ええええ!? おい、そういうことは、先に言えよ。どこで会ったんだ?」
スツールに座った体ごと私に向き直り、掴みかからんばかりにレイルが訊ねた。
私が 「ウィンダス」 と言うと、「あいつはタルタルが好きだ」 とレイルが言った。
「うん、タルタルは可愛いな」
「・・・まぁ、確かに・・・。フェ・インで見つけたサンラーって子、礼儀正しくて可愛かったなぁ。サンドリアに戻るまで、隊員達のアイドルだったぞ」
「隊長に、そう教えてやるといいよ。サンラーの保護者は、隊長だ」
「そうなのか!? ・・・なんて言うか、どういうめぐり合わせだろうな」
レイルの言う通り、本当に、私もそう思う。

レイルが隊長に会いに行くと言うので、ウィンダスのモグハウスの場所を教えていたら、うずらとチリが帰って来た。
店に私とレイルしかいないのを見て取ると、うずらが 「ぴよは?」 と訊ねた。
「クマとどこかに行ってしまった」
「あらそ。どうせまたイチャイチャしてるんでしょ。暑苦しいったら」
憎まれ口をたたきながら、うずらがレイルを見た。
あら? というような顔をしたが、その前にチリが 「遠征からお戻りになられましたのね」 とレイルに声をかけた。
するとレイルは、いかにも紳士らしくお辞儀などして 「覚えていてくれたのですね」 と言った。
「もちろんですわ。ご無事で安心いたしました」
スススっとうずらが私の側に来て、「知り合いなの?」 と囁き声で私に聞いた。
私も小声で 「友人だ」 と答える。
「店が休みなのに、押しかけてしまって申し訳ない」
そうレイルが言うと、チリはフルフルと首を横に振った。
「いいえ。こちらこそせっかく来てくださったのに」
胸の前でモジモジと両手を組み、頬を染めているチリを眺め、私とうずらは顔を見合わせて 「なるほどね~」 と頷き合った。

「それじゃ、俺はこれで。また寄らせてもらうよ」
レイルがそう言って出て行こうとした時、うずらが 「チリちゃんも、もう帰っていいわよ」 と言った。
「・・・え?」
「ここんとこゴタゴタしてたから、ゆっくりしてちょうだい。お疲れさま」
「え、あの、うずらちゃん・・・?」
訳が分からずにオロオロとしているチリに、レイルが 「この後、何か用事でも?」 とか言いながら、ドアを開けてチリを促し出て行った。
二人が店を出て行った後、私はうずらに 「いいのか?」 と訊ねた。
するとうずらは、「え、まずかった?」 と私に聞き返した。
「あの人、チリちゃんの待ち人だったみたいなの」
レイルに関しては、喧嘩っ早いという話はよく聞いたが、女に手が早いという噂は聞いたことがない。
だが、暇になるとよくうちの控え室に来て、シャレーリと女の話をしていたっけ。
私が「隊長の親友だよ」 と言うと、うずらは私を見上げた。
「まさか、あの人に梅ちゃんのことを言ったりしてないでしょうね?」
「え・・・」
「教えたの!?」
うずらの青い瞳が、怖いほど真剣に私を見つめている。
「でも・・・レイルは隊長の親友だし・・・」
ああ、これは言い訳だ。
その親友にさえ、隊長は知らせずにいたのだ。
私が勝手に教えていいことではなかったと気付く。
「私が軽率だった。すまなかった」
私が俯き謝ると、うずらはフッと息を吐いて私から視線を外した。
そして 「もう、誰にも言わないで。あの人にも、そう言って。お願いだから」 と言ったのだ。


翌日、目が覚めたのは昼過ぎだった。
久しぶりにゆっくりと眠った。
いささか寝すぎた感も否めないが、私は熱いシャワーを浴びてから、モグが用意してくれた食事を摂っていた。

「ご主人さまに、手紙が届いていますクポ」
モグが白い封筒を差し出した。
手にしただけで、上質の物だとわかった。
縁に、銀色の細い模様が施されてある。
封を開けて、中から取り出した便箋を開く。
封筒と同じ装飾をされた真っ白な紙に、たった一言 「墓場で待つ」 とだけ書かれていた。
差出人の名はない。
だがその美しい文字は、よく見知っているものだった。
「果し状みたいですクポ~」
「そうだな」
私は支度を整えながら、どこの墓場だろうかと考えていた。


肌に馴染んだ装備を身につけ、年季の入った槍を背に担ぎ、私はプリズ家の墓地にいた。
隊長の名が刻まれた墓石を見下ろし、いったいここには誰が眠っているのだろうかと首を傾げた。
綺麗に掃除はされているが、辺りに人のいる気配はなかった。

次に私が向かったのは、ゼンの墓だった。
ここに来るのは久しぶりだ。
騎士団を辞めて、サンドリアを出る前に来たきりか。
記憶を頼りに、並ぶ墓石の間を進んで行くと、淡いピンク色の小さな花束が目に入った。
近くへ行くと、それがレインリリーの花だとわかる。
ゼンの墓前だ。
「隊長?」
辺りを見回してみたが、誰もいない。
私はゼンに、「今度ゆっくりと来るから」 と言い、踵を返した。
すぐ近くには、パスィリーの墓があった。
そこにもやはり、レインリリーの花が供えられていた。
「パスィリー、シャレーリに隊長を引き止めておくよう言って」
私は走り出した。


シャレーリの墓は、大きな木の側にあった。
その木の前に、隊長が立っていた。
赤と黒を基調とした、アトロピアーマー。
帽子についた白い大きな羽根が、風に揺れていた。
任務時に見慣れていた姿だ。
私は乱れた呼吸を整え、そして歩き出す。
斜め後ろに立ち 「隊長」 と声をかけた。
隊長は振り向かず、シャレーリの墓を見下ろしている。

「今朝、レイルが来た。ヴォルフィが見つかったらしい」
「えっ・・・」
「ジャグナーの河岸に流れ着いていたそうだ」
「・・・それって・・・」
隊長が、小さく首を振った。
幸いにも、遺体は魚にも獣にも食われてはいなかったと言う。
「バカなやつだ」
そう言った隊長は、ひどく悲しそうだった。
私も、騙されたことや殺されそうになったことよりも、ヴォルフィがもういないのだということが寂しく、悲しかった。
あんなことがあったけれど、それでもヴォルフィは私の仲間だったのだ。

「それと、レイルに殴られた」
「あー、それは仕方ないと思う」
「まぁな」
「なぜ、と聞いてもいい?」
「そうだな・・・」
それから隊長は、足元に置いたレインリリーの花を見下ろしたまま、元許嫁と弟のロディファスが相思相愛だったことを話してくれた。
だからって、何も自分が死んだことにしなくたって、と私は思う。
二人を駆け落ちさせ、生活の援助をすることだって可能だったはずだ。
「それは考えたさ」
隊長はそう言うと、フッと自嘲気味に笑ったのだ。
そして、親が決めた好きでもない許嫁が弟と添い駆け落ちをしようが、自分には何の問題もないと言った。
だが、プリズ家の当主となった時、許嫁が弟と逃げたという事実は消せない傷となる。
「そんなくだらないプライドが自分にもあったのかと、嗤ったよ。そんな時に、あの事件だ」
「ヴォルフィのことは?」
私が尋ねると、隊長は首を振った。
「家の経済状況が傾いているという噂は耳にしたが、まさかそれほどだったとは知らなかった」
貴族社会に身を置く者にとって、家の恥を自ら口にするなど、あり得ないことだ。
そして、そんなことを他人が尋ねるなど、もってのほかだった。
「ゼンが死んだ時、あいつが一番取り乱して泣いていた。モモのことも、ずっと付きっ切りだった」
それはきっと、こんなはずではなかったという、罪悪感からだろう。
「パスィリーは、あと2日待ってくれたら助けられたんだがな」
「そんなことをしたら、隊長はお尋ね者だ」
「それでも構わなかったさ。・・・謹慎中に、親父からもう勝手なことはさせないと言われた」
「特別隊のこと?」
隊長は頷き、「よりにもよって、教皇の警護につけやがった」 と顔を顰め、だからサンドリアを出る決意をしたと言う。
「自分じゃ何も決められない。うんざりしていたし、騎士団にいる意味もわからなくなっていた。結果、モモたちを見捨てて逃げたんだ。・・・すまない」
私は驚いていた。
隊長はいつも感情を動かさず、淡々飄々としていたから、後悔や悩みなどないものだと思っていた。
この人も、あの事件で傷ついていたのだと私は知った。
「私は・・・隊長が生きていてくれて、よかった。本当に、よかった」
楽しいこと、悲しいこと、想い出を共有出来る人がいるということが、私は嬉しかった。

私はずっと、気になっていたことがある。
隊長はなぜ、うずらを置いてサンドリアから出て行ったのだろう?
「ついて来いって言わなかったの?」
私には関係ないと言われると思ったが、意外にも隊長は答えてくれた。
「彼女は、サンドリアに住みたくてやって来たんだ。連れ出すわけにはいかない」
その答えに私が不服そうな顔をしたからだろうか、隊長は苦笑して 「自分に自信がなかっただけだ」 と言った。
「幸せに出来るかどうかってこと?」
「何せ、住むところも決まっていない、一文無しになるわけだからな」
「はぁ~ん、一文無しはイヤだって、フラれたのか」
私が冗談でそう言うと、隊長はプイッとそっぽを向いてしまった。

それから墓地を出て、私たちはロンフォールの森を歩いていた。
「モモはサンドリアにいるのか?」
「もうしばらくはいるつもり。少ししたら、クゾッツ方面への護衛の仕事を探すよ」
私がそう言うと、隊長は私が担いでいる槍を見た。
「まだ使ってるのか? ラグジーさんからもらったヤツだろう?」
「十分に使える」
私が槍を手に持つと、隊長が横から手を伸ばし、「それにしても」 と言って握った槍を一振りした。
と、振った槍の先が木の枝にぶつかり、ボキッと柄から折れてしまったのだ!
「あ・・・すまん」
「す、すまんじゃないだろうっ!」
「寿命だ。この際だから、買い換えろ」
「信じらんない!!」
私は、初めて槍を手にした時から使い続けていた槍をひったくるように奪い返し、無残にも真ん中から真っ二つに折れた槍を見下ろした。
「・・・ラグジーさんからもらった物だったからか?」
「それは関係ない」
「ラグジーさんからもらった槍だから、モモはその槍を手放さないんだって、シャレーリが言ってたぞ」
「もしそうだったら、殴ってたよ」
「違ってよかった」
「クソッ、余計な出費が・・・」
舌打ちすると、隊長は 「プリズ隊名物の、モモの舌打ちだ」 と言って笑った。
私は隊長を睨み、もう一度舌打ちをした。
「弁償しろ」
「仕方ない。モグハに送っておく」
私は大袈裟にため息をついたが、これが戦闘中でなくてよかったと思った。
しかも、タダで新しい槍がもらえるのだ。
おそらく、この槍よりも、もっと良い物を。

サンドリアのゲートが見えてきた辺りで、隊長はデジョンで戻ると言って足を止めた。
「隊長・・・」
「ん?」
「・・・サンラーのこと・・・」
言い淀む私に、隊長は 「サンラーが許しているのなら、終わったことだ」 と言った。
だがその後に、「俺は、一発殴ったくらいじゃ気が治まらないほど、はらわたが煮えくり返っていたがな」 と付け加えた。
「・・・スミマセンデシタ・・・」
心の底から、サンラーが無事でよかったと思った。

私はポケットにある物を思い出し、隊長に差し出した。
「シグナルパール、サンラーに返しておいてくれ」
「それは俺のだ」
「へ?」
間抜けな声を出してしまった。
サンラーから奪った物だったから、てっきりサンラーの物だとばかり思っていた。
シグナルパールは通信手段の一つでもあるが、一対一の通信であることと、その値段の高さに、別の意味を持つこともある。
「へぇ~」 と私が言うと、隊長はムッとした顔をして私を睨んだ。
受け取った隊長がそのまましまおうとするから、私が 「つけないの?」 と尋ねた時、タイミングよくシグナルパールから呼び出し音が鳴り始めた。
「・・・・・・」
「呼んでるよ」
私が握った手を指差すと、隊長はぎこちない仕草でパールを装着した。
「・・・どうした?」
その顔が、やや緊張しているように見えて、私はおかしくなった。
「・・・人違いなら変わるぞ」
隊長の目が、私に向けられた。
うずらはきっと、私がまだパールを持っていると思っていたのだろう。
私に何か用があるのかと思ったが、隊長はそのまま話を聞いている。
そして、「わかった、すぐに行く」 と言ってパールを外した。
つけていればいいのに。
「うずら?」
わかりきったことを、わざわざ聞いてみた。
隊長は頷き、「希少な酒が、ジュノで売り出されるらしい。護衛と荷物持ちをしろだと」
なるほど、それを私に依頼しようとしたわけか。
いいタイミングで返したと、私は思った。
隊長は 「やれやれ」 とため息をついているが、私はその顔を見て 「嬉しいくせに」 と言ってやった。
「うるさい」
そっぽを向いてデジョンの呪符を取り出した隊長に、私はニヤニヤしながら 「健闘を祈る」 と声をかけた。
任務に出る際、いつも隊長からかけられていた言葉だ。
移転間際、隊長は私を振り返り、「余計なお世話だ」 と舌打ちをして消えた。

サンドリアのゲートをくぐった時、警備のガードたちが、一人でクスクスと笑っていた私を怪訝な表情で見て、首を傾げていた。



NEXT → * 「 Captivity 」 10.Tomorrow





読んでいただいて、ありがとうございます★

「 Captivity 」 は、一応モモがメインのお話だったけど、過去から梅が絡んでるでしょ。
梅は昔も今も本質は変わってないけど、立場も生活も変われば、まぁ多少は変わることもあるかもだけど、自分的には変りなく同じつもりで書いてたんだけど、やっぱ違うかなぁ?
でね、梅が心情を出せるのは、モモしかいないと思ったんだ。
だから今回、今までずーっと書けなかったことを言わせてスッキリしたww

この回で完結させたかったんだけど、長くなりすぎたので、もう一話続きます。
色々と、細かいものを含めて、全部回収したいんだけど、できるかな?
今回書けなかったことは、次回です。
忘れてたり洩れてないといいんだけど・・・。
次回は大団円編、ってとこかな。
もう書き上がってて、誤字脱字のチェックしてます。



次回の最終話は、7月31日の23時59分に更新します。
宜しくお願いします(・▽・)ノ




いつも遊びに来てくれてありがちょん(・▽・)
ポチッと押してくれたら嬉しいな♪










【2016/07/28 23:59】 | * クルク一家
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さくらの
クルクたん、こんばんわです♪

サンちゃん生きてて良かったよ。
安心して今日は眠れそうです(笑)

あとフェ・インの魔法陣のタルタルとは
なんか怪しい・・・

梅さんの弟チリさんが妹に変身
むむむそっか!!

ふふふ なんだかとっても面白いね

次もあるんなんてラッキー
楽しみしてます。


Re: さくらのさん
クルク
サクたん、こばわんわ~(・▽・)ノ

サンちゃん、ご帰還です★
おかえりっ!

アトルガンて人体改造やってるから、性転換くらいの秘術はやってそうかな~ってw

魔法陣のタルタルも含めて、次回最終回&おまけ付きでお届けします★

ありがとうございますヽ(*´▽`*)ノ



解決編2
コウ
クルクさん、おはようございます。

事件が無事に解決して、良かったですね。サンちゃんは無事に帰ってきたし、ヴォルフィさんは・・・しょうがないか。。かぼす君がちょっと登場してたみたいですけど、サンちゃんを探しててのかなあ。ぴよさんもどんな人か分かってきましたね。確かにこのキャラ設定だと、忍者や盗賊っぽいですね!
梅さんは、いつも飄々とした感じですけど、実は結構悩んでたりするんだなあ。モモさんに心情を吐露してましたが、うずらさんじゃダメなのかな。好きな人には、格好をつけたいっていう事なんでしょうか。
次回完結との事ですが、黒幕の正体が明らかになるのかなー。宮殿で地位が高い人だと、うやむやになりそうな・・・そんな時は、クルクさん、正義の鉄拳をお願いします!

次回も楽しみにしてます。
それでは〜。

Re: 解決編2
クルク
コウさん、こんばんは~(・▽・)ノ

とりあえず、事件は解決できました★
ヴォルフィは行方不明のままという選択肢もあったんですが、終結させたかったのでこういうことになってしまいました。

かぼす・・・ふふふw
やっぱりわかりましたかw

ぴよの設定は、うっかり妄想に任せているとR指定が入りそうになるので、軌道修正しつつ進行形ですが、クルク一家の中で一番えげつないかもですw
なかなか出せずにいますが、そのうちに。

梅にとってサンドリア時代の友人って、リアルで学生時代の友人的な感じなのかな?
良いところもダメなところも知っているから、飾らず気負わず、会えば瞬間にその時に戻れちゃう・・・みたいな。
ん~・・・ちょっと違うかも?(^_^;)
でも、なんとな~くそんな感じ。
好きな人に弱いとこ見せられるのは、相手にとって自分が 『特別』 にならないと無理かなぁって思ったんですけど、特にエルヴァーンだし。
つまり、まだうずらに対して自信がないのか!?
女々しい奴め!w
モモがもっと女性らしい性格と思考だったら、ややこしいことになってたでしょうw
昼メロ的なww

次回は、特にこれと言うこともなく、「まとめてみました」 的な感じカモです(^_^;)
「解決してないじゃん!」 って言わないでね(^▽^;)

コメント、ありがとうございました(*´▽`*)
最終話、ヨロシクお願いします。

あ、「Re:ゼロから始める異世界生活」 面白いですね!
イケメンの騎士様出てきたところです。
敵か味方か、ドキドキです(≧_≦)


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やっぴ~、クルクです(・▽・)ノ

ウィンダスがコンクエで最下位になってたので、移籍しました。
約1年ぶりですね。

Klu3323.jpg


それから今日は、ぴよの踊り子取得の続きで、過去デビューでしたw
これで、クルク、バル、梅、かぼすに続いて5人目ね。
【やっほい舞踊団】 でも新設させようかなw
うずらも取れるレベルになってるから、踊り子なら持っててもいいかな。
・・・と思ったりしてたけど、睡魔がやって来てしまったのは、今日はおしまい。

水曜日って、疲れてるのかなぁ?





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【2016/07/27 23:59】 | ヴァナ日記
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やぷ~い、クルクです(・▽・)ノ

ぴよの限界に備えて、踊り子を取って来るかな~って、獅子の泉でぴよの醜態を晒してきましたw
ジュノに戻ったら、ライたんからレベル上げのお誘いきた~ヽ(*´▽`*)ノ
えーっと、ライたん一族のライカタンが66だというので、一番近いのがクルクのシーフ68かと思ったら、シーフは73になってましたw
踊り子が60で、どっちがいいんだろうね?
でも、クルクもライカタンも、装備がない・・・w
装備を揃えたりしてるだけで、時間がどんどこ過ぎてっちゃう~(>д<)
でね、狩場をボヤ樹にしようと思ったんだけど、ライカタンはWPを未開通だったのね。
ライカタン、時間がちょっとしかないから、ぴよの続きした方がいいかもって言ってくれたけど、いやぁ~ん(´д`)
そしたらさ、今日はボヤ樹のWPを開通しに行って、次にレベル上げしよ~ってことにしました★

ってことなら、クルクは99で行きましょう。
でね、一応99はクルクとバルと梅がいるから、誰がいい~?って聞いたら、ライカタンは梅をご指名です(・▽・)

i_ume.gif
「ふっ・・・人気だな」

i_uzu.gif
「デカくて目印になるからよ!」

ライカタンはジタのOPにあるサバイバルガイドはまた未登録だったけど、メリファトのWPは登録してあったのね。
梅はメリファトのサバイバルガイドは登録してあったけど、WPは未登録でした。
てことで、メリファトで合流してジタを目指します。
ジタって、段差があって嫌いだ(´・ω・`)
走りながら、地図が開けたらいいのになぅ。
あと、走りながらチャット出来たらいいのになぅ。
キーボードで移動してから、移動中はお話が出来ないのです。
真っ直ぐな道は、オートランにして出来るけど、うっかりしてると違う方向に進んでたりするからさ。

ボヤ樹は99でも絡まれマンボウでしたね。
別にいいや~って絡ませておいたら、ヌーボ君がカニを3匹連れてきてましたw
登録さえしちゃえば移動は簡単になっちゃうけど、たまにはお散歩も楽しいよね♪
ライカタンは無事にWPを登録することが出来ました(・▽・)ノ

Klu3322.jpg

そう言えば、「梅は普通の服を着てると変態に見えない」 ってライカタンが言ってたけどww
ってことは、ライたんの中では、梅は変態なんだね!
クルクは間違ってないと思う(・▽・)ノ

i_ume.gif
「失敬な!」

解散した後、クルクは赤57を62まで上げておきました。
レベル上げは、赤で行けるかな~。





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【2016/07/26 23:59】 | ヴァナ日記
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ありあとんとん♪
らいか
昨日は、おんぶにだっこで、道案内お任せしちゃいましたー!
本当にたすかったわー(о´∀`о)

エレ狩ってでたクリスタル欲しくて、戦利品をパスしてってお願いしたら、
『どうやってパスするか知らないやw』
って言われてビックリしちゃったww

くるたんは、フェイスやフェローたちとのPTだから、知らなくても困らないんだもんねー。
ふふふw

またの際は、れれらげ、よろしくねー!




Re: ありあとんとん♪
クルク
らいたん、やっぴ~(・▽・)ノ

クルクが(って梅だけど)道案内とか、ビックラコだよね!

戦利品のパスは、前に聞いたかもしれないけど、忘れちゃったw
レベル上げまでに覚えておくね。
覚えておくの忘れてたら、教えてもらうww

レベル上げ行く時は、また声かけてね~(・▽・)ノ


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やぷ~、クルクです(・▽・)ノ

今日もぴよのレベル上げをしました。
えっとね、昨日はユタンガに行ってみたの。
ノーグからチョコボでユタンガに出て、案外すんなりカザムに到着★
クルクじゃないと、どうしてちゃんと着くんだろうね?
クリスタル登録してからユタンガに出て、ゴブとか狩ってたんだけど・・・。
カザムから出た辺りじゃ、美味しくないのかな?

そうだ!
40からは西アルテパの天啓の岩だ!
と、思い出しましたw

それじゃ~って、ツェールンに飛んで、コロロカからアルテパに出て、ラバオまで行って来ました。
この時も、コロロカで迷わないんだよね~(  ̄_ ̄)ウーム

まだレベルが38くらいで、周りにはとてとてばかり。
早かったかと思ったけど、まぁいいかとやってみたら、なんかフツーに倒せちゃったw
ちなみに、忍者だけど小道具は一切持ってませんww
持たせる武器も、ジョブ忍しか持てない片手刀のみ。

フェイスのメンバーは、ヴァレンラール、マヤコフ、トットII、カラハバルハ。
レベルが3つくらいアップしたら呼び出し直したりしてたけど、安定すぎる!

Klu3321.jpg

そして今日も、このメンバーです♪
とてとて祭りで、リンクしても平気ってどういうことだw
そのうち経験値も減って来て、あれ? 上がらないなって思ったら、レベルが50でカンストしてました(^▽^;)モッタイナイ~
アッと言う間過ぎる~!
限界突破させなきゃならんかのぅ・・・。

でね、ぴよのレベル上げ見てて思ったんだけど・・・。
血みどろで、生死ギリギリの戦いをさせたいなぁ・・・とかw
もうね、逃げ道がなくて、後がなくてやるしかなくて、でも絶対に勝てそうになくて、2~3回 「あぁ、もう死んじゃうな」 って思うような場面があって、でも結構しぶとくて、だから余計に楽に死ねなくて、口元は笑ってたりして、本当にもうこれでお終いって時に、助けが入るの。
アルテパだったら、敵はサソリとかマンティコアとかアリンコの集団でいいや。
そしたら、助けに入るのはクゾッツで護衛の仕事してるモモかな?
助けたらそれがぴよでビックリっていう再会はどうでしょう。
そのままラバオに連れて戻って、看護してあげるよね~?
死んじゃうかもな重傷だから、もちろんつきっきりじゃん?
そしたら、あらら~? な感じになっちゃって、クマちゃん妬きまくり! とかw
「 Captivity 」 が完結してるので、妄想が先に進んでます(^▽^;)
そんなん書けないけどね★
でも、ぴよってそんな感じ。
何しにアルテパに来てたんだか知らないけどw

そんな妄想をしてるから、カンストに気づかないんだよね(* ̄_ ̄)フゥ





いつも遊びに来てくれてありがちょん(・▽・)
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【2016/07/25 23:59】 | レベル上げ
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やっぴ~、クルクです(・▽・)ノ

それでは、解決編です。


* 「 Captivity 」 1.Lost Day's(1)
* 「 Captivity 」 2.パール
* 「 Captivity 」 3.空耳
* 「 Captivity 」 4.ombre
* 「 Captivity 」 5.Lost Day's(2)
* 「 Captivity 」 6.Lost Day's(3)
* 「 Captivity 」 7.Lost Day's(4)





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金髪のツインテールを跳ねさせながら目の前を走っている小さな姿に、モモンジーナは 「クルク」 と呼びかけた。
「なにー?」
走る速度を落とさず、クルクは前を向いたまま返事をした。
「聞きたいことがある」
「いーよー」
「ウメという人物について、教えて欲しい」
「あー・・・うん」
そこでクルクは足を緩め、モモンジーナを振り返った。
「梅は、クルクの倉庫番だよ。クルクがウィンダスにいた時に知り合ったんだ。うずらは、梅の紹介で知り合ったんだよ」
「・・・ウメの素性は?」
「それは、クルクからは言えないなぁ。ももんがは何となく察してるみたいだけど、それ以上が知りたかったら、本人に聞いてみて」
「そうか・・・わかった」

二人はギルド前広場に着き、ギルド桟橋への入り口へとやってきた。
「どうする? ボルビーがいたら、クルクを捕まえたよってことにする?」
クルクがそう言うと、モモンジーナは首を振った。
「仲間と騙し合いはしたくない」
「うん。じゃ、入ろ」


ギルド桟橋にはファノエ運河が流れていて、ジャグナー森林との間をバージが運行している。
ジャグナーで伐採した木をサンドリアへ運ぶために、木工ギルドが利用していた。
他にも、冒険者や行商人が、ジャグナーへ行くためにバージを利用することもあった。
モモンジーナとクルクは小さな洞穴を抜けると、寄ってくる蜂を追い払いながら、バージ乗り場の方へと進んで行った。

乗り場の前には木工ギルドの支店があり、店員とバージ乗り場の管理員とがヒマそうに雑談をしている。
ここにはいないようだといいかけた時、桟橋の左側に人影を発見した。
モモンジーナはクルクに待つように合図をすると、草を踏む音を立てながら近づいた。
ヴォルフィは一瞬身構えたが、やってきたのがモモンジーナであるとわかると、ホッと力を抜いた。
「モモ、どうしてここに?」
いつもの優しげな笑顔を見せて、ヴォルフィが尋ねた。
「・・・騎士団が、ヴォルフィを探している」
「そうらしいですね。どうやらクルクは、シャレーリ殺害の罪を僕になすりつけて、始末しようと決めたようです」
ヴォルフィはふぅとため息をつき、それからモモンジーナを見つめた。
「モモ、僕と一緒に逃げてくれませんか?」
「・・・え?」
「サンドリアにいたら、僕は殺されてしまう。僕と一緒に、来てくれませんか?」
「・・・どこへ・・・?」
「どこでもいいです。モモが行きたい所・・・」
モモンジーナは、ヴォルフィを信じたかった。
けれど、モモンジーナは自分が見たうずらの横顔を信じていた。
それと、まだ引いてはいない頬の痛み。
どういう経緯で今に至っているのかはわからないが、自分を殴ったチョコボがメイヴェル以外の誰かであるはずはないと、モモンジーナは確信していた。
ヴォルフィの言葉とクルクたちが話していたこと、そのどちらが正しいのか・・・。
モモンジーナは迷いを吹っ切るために、強く首を振った。
「モモ?」
「ヴォルフィ、本当のことを話してくれ。これ以上、仲間を疑いたくない」
「本当のこと? 疑うって、モモは僕が嘘をついているとでも? まさか、クルクたちがモモに何か吹き込んだのですか?」
モモンジーナの腕を掴もうとしたヴォルフィから、モモンジーナは一歩後ろへ身を引いた。
それを見たヴォルフィは、悲しげに微笑むと、桟橋へ向けて歩き出した。
ちょうど、バージが桟橋に停まったところだった。
「ヴォルフィ・・・どこに行くんだ?」
「僕はどこか遠くへ行きます」
ヴォルフィは手に持っていたチケットを係に手渡すと、バージに乗り込んだ。
モモンジーナは慌ててチケットを購入し、ヴォルフィの後を追ってバージへと乗った。
「僕を疑っているのに、どうしてついてくるんですか?」
「本当のことが知りたいからだ」
「僕は嘘なんかついていませんよ」
「・・・書類の保管係をしていたと言っていたな? それはヴォルフィではなく、シャレーリだろう?」
バージの運転手が、出航の鐘を鳴らした。
ゆっくりと、バージが桟橋を離れて行く。
その時、小さな影が桟橋へ向かって走り、止めようとする係員の手をかいくぐると、大きくジャンプをした。
そして、トンと身軽にバージに着地したクルクは、「竜騎士の修行しててよかったよね~」 と言うと、桟橋で声を上げている係員に 「お金は後でちゃんと払うから、ゴメンね~!」 と謝った。

バージに乗っている客は、三人だけだった。
クルクがモモンジーナに近づき、「付いてきちゃった」 と言うと、モモンジーナは苦笑した。
だが、妙な心強さを感じてもいた。
「誰ですか?」
「・・・誰って?」
眉を寄せてクルクを見ているヴォルフィに、モモンジーナが聞き返した。
クルクはヴォルフィを見上げて、「ももんがの弟子の、クックルクーです」 と言った。
「弟子? モモンガ? モモはそう名乗っているのですか?」
「・・・・・・」
「モモ?」
クルクを見てもそれがクルクだとわからないヴォルフィに、モモンジーナは驚いていた。
「・・・クルクだ」
「あ、バラした」
「このタルタルが、クルクだよ」
「クルク?」
ヴォルフィはマジマジとクルクを見下ろしてから、顔を上げるとモモンジーナに視線を移した。
曖昧に笑い、「そうでしたね」 などと言っている。
「間近で見たのは初めてだったから、すぐにはわかりませんでした。なぜここに?」
「ももんがを守るためだよ」
「え?」
クルクの答えに、モモンジーナが驚いた。
自分を守るとは、どういうことだ?
「ボルビーは、悪いことしてそれがバレそうになったら、平気で仲間を殺しちゃうヤツだよ。そんなヤツとももんがを二人っきりになんか、させられないよね」
「僕がモモを殺すとでも?」
「そう思ってるから来たって、たった今言ったじゃん」
その時、モモンジーナが着けていたシグナルパールから、うずらの声が聞こえてきた。
『先に捕まった二人組が、ヴォルフィとの関係を認めたそうよ。二人はヴォルフィに雇われて、横領した金品の横流しをしていたらしいわ』
モモンジーナは、ギュッと目を閉じた。
深呼吸を、一つ。
目を開けて、モモンジーナはヴォルフィをまっすぐに見つめた。
「何のために、犯罪に手を染めたんだ? 神殿騎士団を辞めたら、その誇りもなくなるのか? ヴォルフィに雇われていた男たちは、全て自白したよ」
ヴォルフィは変わらずに曖昧な笑みを浮かべたまま、モモンジーナを見つめている。
「その証拠を見つけてしまったシャレーリを、お前は殺したんだな!?」
「シャレーリが、僕を神殿騎士団につき出そうとしたんです。仲間だと思っていたのに」
「悪事を庇うのが仲間じゃないだろう!?」
「でも、捕まったら、僕は死刑になってしまうって、シャレーリはわかっていたんですよ?」
ひどいでしょう? とでも言いたげな口調だ。
「金の横流しで、死刑にはならないだろう?」
眉を寄せたモモンジーナに、ヴォルフィは大きくため息を付いて 「モモはわかっているようでいて、肝心なことはわかっていないんですね」 と笑った。
その言葉が、モモンジーナをイラっとさせた。
そして同じく、クルクもイラっとしたようだ。
「お金が欲しくて、ちょっとヤバいけど美味しい話に乗せられて、バレたら捕まるのが怖くなっちゃって、ビビって逃げてるだけでしょ? ももんがのこと騙して、クルクたちのせいにしてさぁ。ただの卑怯モンじゃん。死刑でいいよ」
鼻で笑うようにクルクが言うと、ヴォルフィの表情が歪んだ。

バージはゆっくりと、ファノエ運河を南下して行く。
晴れていれば美しい景色を楽しむことが出来るのだが、あいにくこの辺りはいつも天気が悪い。
今も遠くで雷が鳴り、ポツリポツリと雨が降っていた。
「僕の父が、先物に手を出してしまいましてね、大損してしまったんです」
灰色に霞んで見える景色を眺めながら、ヴォルフィが口を開いた。
「初めの頃は、わずかですけれど儲けていたようなんです。そんなものに手を出さなくたって、うちは裕福だったんですよ。多分父は、遊び感覚だったんだと思うんです」
日々の食事にありつけるだけで精一杯だったモモンジーナには、考えられないことだった。
「そのうち少しずつ損をするようになって、けれどまだ儲けていた分がありましたからね。そこで止めておけばよかったんです。おそらく父は、カモにされていたんでしょう。僕がその話を知った時には、もうどうしようもない程の借金が出来てしまっていたんです」
「それで、金品の横流しを?」
尋ねたモモンジーナに、ヴォルフィは首を横に振った。
「そんなことくらいで、無くなるような額ではないんですよ」
肩を竦めて見せた後、ヴォルフィはモモンジーナに背を向けた。
「借金を、丸ごと肩代わりしてくれると言ってくれた人がいたんです。その話を持ってきたのは、代理だと名乗る人でした。もちろん、タダではありません。その人は、家名ごと爵位を売れと言ってきたのです。もちろん、父は断りました」
「ふん、腐っても貴族でいたかったわけか」
「そうです。その代理人は、ならば代わりに、神殿騎士団の情報を流せと言ったのです」
「・・・え・・・それは・・・いつの話だ?」
「僕は初め、任務に差し障りのない程度の情報を渡していました。見回りの時間が変更になった、くらいのね。だけど、知りたいのはそんなことではなかったんです」
「ヴォルフィ・・・」
「港で大きな取り引きが行われることを、騎士団は知っているかと聞かれました。その時はまだ、隊長からその話は聞いていなかったので、僕は知らないと答えました」
「・・・・・・」
「神殿騎士団が動く時は、知らせるように言われたんです。それで、借金はチャラにしてくれるって、そう言ったから、だから僕は」
「お前が知らせたのか!?」
ヴォルフィの肩を掴み、振り向かせながらモモンジーナが尋ねた。
「そうです」
何者かが、騎士団の情報を裏組織に流したせいで、それまで積み上げてきた調査が無駄になったばかりではなく、仲間の命が失われたのだ。
裏組織と繋がりがあったのは、クルクではなくヴォルフィ自身だったのだ。
「貴様・・・っ」
拳を振り上げたモモンジーナに、ヴォルフィは微笑んだ。
「だって、それで元通りになるんですよ? モモだって、僕の立場ならそうしたでしょう?」
モモンジーナがヴォルフィを殴らなかったのは、クルクがモモンジーナの服の裾を引っ張ったからだった。
自分を庇ってくれた時のように、「ダメだよ」 と言って。
「何が元通りだ・・・何もかも、お前のせいで失ってしまったんだ」
拳を下ろしたモモンジーナに、ヴォルフィは悲しそうに 「殴ってくれないんですね」 と言った。
「僕はあの時、取り引きが中止になるだけだと思っていたんです。それが、取り引き場所が変わったという情報が入り、分散して向かった先で待ち伏せされて襲撃されるだなんて、僕はこれっぽっちも思ってもいなかったんです」
「そのせいで、ゼンは死んだんだっ!」
「そうです。悲しかった・・・」
「悲しい!? ならどうして、自分のせいだと名乗り出なかった? パスィリーは、お前の罪を着せられて死んだんだぞ!」
「モモは、僕が死ねばよかったと言うんですか? 酷いですね、仲間なのに」
「その仲間を裏切っておいて、よくもそんなことが言えるな! おまけに、隊長がうずらに情報を漏らしただのと、名誉を汚すようなことまで!」
「死んでしまったら、名誉なんてもう関係ないでしょう? それにうずらには、僕は恨みがあるんです」
『なんですって?』
モモンジーナの耳元で、うずらが呟く声がした。
シグナルパールから聞こえてくるヴォルフィの話を、聞いていたのだろう。
「恨みとは?」
うずらに代わり尋ねたモモンジーナに、ヴォルフィはまた微笑み、首を横に振った。
「もう、モモには関係ありません」
「どういうことだ?」
眉を寄せたモモンジーナは、いきなりクルクに足をすくわれ、後ろに横転した。

クルクは片足を軸に回転しながら、モモンジーナの足を後ろから蹴り飛ばして転ばせると、その勢いのままジャンプしてヴォルフィの手首を蹴り上げていた。
ヴォルフィの手から飛んだナイフが、ポチャリとファノエ運河へと落ちて沈む。
「クルクが守るって言ったじゃん」
着地と同時に、腰に携えていたバグナウを手にして、構えたクルクが言った。
「ヴォルフィ、お前・・・」
起き上がりながら、モモンジーナはヴォルフィを見つめた。
本当に、ヴォルフィがシャレーリを手にかけたのか、モモンジーナはずっと信じられずにいた。
信じたくはなかった。
けれども今、ヴォルフィはモモンジーナにナイフを向けたのだ。
クルクが動かなければ、刺されていただろう。

手首の痛みのせいか、邪魔されたせいなのか、ヴォルフィは顔を歪めてクルクを見下ろした。
「いつもいつも、そうやって僕の邪魔ばかりするんですね」
「いつもって、いつのことさ?」
ヴォルフィを睨みつけながら聞くクルクに、ヴォルフィは 「なら教えてあげましょう」 と勿体ぶった言い方をした。
「誘拐した女性達を乗せて運ぶための船を、手配したのは僕なんですよ。それを粉々にしたのは、あなたですよ、クルク」
「ランコントルの、連続誘拐事件のこと? それなら違うよ、クルクじゃないよ。やったのは、コウさんだもん」
「それは、書類上のことでしょう。僕はあの時、確かに 『クルク一家のクルク』 と名乗ったのを聞きました」
「言ったのはうずらで、クルクじゃないよ。それで船は、コウさんが魔法でバラバラにしちゃったんだよ。ちゃんと見てなかったの?」
「おかしな格好をしたタルタル達がいましたよ」
「うん、それはクルクもやってたけど」
「おかげで、また借金が増えてしまったんですよ」
借金の肩代わりをしてもらう代償として、騎士団の情報を裏の組織へ流したヴォルフィは、今度はそのことを強請られて、同額を請求されたのだと言った。
後はもう言われるがまま、あるいは自ら犯罪に加担して行ったのだろう。
「女性たちが無事に売られたら、僕にも大金が入るはずだったんです。それなのに、当てがなくなってしまったばかりか、船まで・・・」
「ヴォルフィ・・・お前は、自分が何をやっているのか、わかっているのか?」
「わかっていいますよ。わかっているから、クルクとうずらをモモに始末してもらおうと思ったんじゃないですか。それなのに、モモまで僕の期待を裏切ってくれました」
「ももんがにクルクとうずらを殺させたら、ももんがも殺すつもりだったんでしょ!」
クルクがそう言うと、ヴォルフィは 「ええ、そうですよ」 と、微笑んだ。
モモンジーナは、声もなくヴォルフィを見つめていた。
いつからだ?
ヴォルフィは、いつからこんなヤツになってしまったのだろうか?

『モモちゃん』
シグナルパールから、うずらの声が聞こえた。
『騎士団が、ジャグナーの南桟橋で待機しているわ』
なぜ自分にそれを教えるのだろうかと、モモンジーは訝しんだ。
するとうずらは 『誰を信じて、どう動くのか、あなた次第よ』 と言って、通信を切った。
このままジャグナーに着けば、騎士団に取り囲まれて、ヴォルフィは捕まるだろう。
その前に、自分の手で?
モモンジーナは、腰の短剣に手を添えた。
その動きを見て、ヴォルフィは 「僕を殺そうというのですか? 仲間なのに」 と、悲しそうな声でモモンジーナに話しかけた。
「仲間だと言いながら、お前は私を殺そうとした。仲間だと言いながら、みんなを裏切っていた! 信じていたのに!」
「僕は今でも、隊のみんなが好きですよ。もう、モモしかいなくなってしまったけど」
モモンジーナは、わけがわからなくなってしまった。
「隊長がいて、パスィリーがいて、ゼンがいて、シャレーリがいた。そして、モモと僕がいて・・・あの頃が、一番楽しかったなぁ。モモも、そうでしょう?」
「お前が壊したんだ」
「もう、あんな日々はやって来ることはないんです。なら、もう終わってもいいじゃないですか」
ヴォルフィは、ニッコリと微笑んだ。

バージの速度が緩やかになった。
そろそろジャグナーの南桟橋に着くのだろう。
振り返ると、モモンジーナの目の前に、ジャグナーの森林が広がっていた。
その真ん中にポツリと見えるのが、桟橋だろう。
騎士団の姿は見えないが、きっと隠れているのだろうと、モモンジーナは考えていた。
「ももんが!」
クルクの叫び声に、モモンジーナはハッと視線を戻した。
その時にはヴォルフィの右腕が、後ろからモモンジーナの首に絡まり締めつけていた。
短剣を抜こうとしたモモンジーナの右手は、そのままヴォルフィの左手に掴まれてしまった。
「そこから動かないでくださいね、クルク。モモは」
ヴォルフィが言いかけている途中で、クルクは右手に握っていたバグナウを、「コンニャロメ!」 と勢いよく二人の足元目がけて投げ付けていた。
モモンジーナが咄嗟に片足を上げて避けたので、クルクが投げつけたバグナウは、後ろにいたヴォルフィの膝にヒットした。
「・・・ぅあっ・・・!!!」
ヴォルフィはモモンジーナを突き飛ばし、その場にうずくまった。
そうしている間に、バージがゆっくりと桟橋へ近づいて行く。
モモンジーナの目に、騎士団の鎧が映った。
一人や二人ではない。
一隊が待機しているようだ。
このままでは、ヴォルフィは捕まるだろう。
それは、仕方のないことだ。
それだけの罪を犯したのだから。
だけど・・・。
モモンジーナは唇を噛み、拳を握った。
「あ、騎士団だ。ボルビーのこと捕まえに来たのかな? いっぱいいるね」
そう、クルクが言ったのだ。
ヴォルフィは痛みで歪んだ顔を上げ、桟橋の向こう側へ視線を走らせた。
桟橋は、もう目と鼻の先ヘと近づいている。
ヴォルフィは蹲ったまま、モモンジーナを見上げた。
「モモ、一緒に逃げませんか?」
まだそんなことを言っているのかと、モモンジーナは 「断る」 とヴォルフィを見下ろした。
するとヴォルフィは、いつもの見慣れた優し気な表情で微笑んだ。
そして立ち上がると 「さようなら、モモ」 と言い、バージの上を足を引きずりながら走り、その身を河の上へと踊らせた。
今まさに、騎士団がバージへと雪崩れ込もうとしている時だった。
捕らえるべき対象に目の前で河に飛び込まれてしまった騎士団員たちは、途端に大騒ぎになった。
鎧を脱いで河に入る者や、ボートを河に降ろす者、河岸を走って行く者。
モモンジーナとクルクは、バージの上で河面を見つめていたが、ヴォルフィの姿はどこにも見つけることは出来なかった。

騎士団はそのまま、運河を探索することになった。
モモンジーナとクルクは、二人の騎士団員に連れられて、バージでそのままサンドリアの北桟橋へと戻ることになった。
二人はバージの上で騎士団員から取り調べを受けたが、クルクもモモンジーナも、ヴォルフィ追跡の協力者という扱いをされていた。
おそらく、うずら達がそう騎士団に知らせておいたのだろうと、モモンジーナは思った。
北桟橋に着くと、騎士団員は二人に、もう一度話を聞くことになるだろうと、数日はサンドリアに留まるように告げ、報告のために城へ戻って行った。

「クルク、お前、わざとヴォルフィに騎士団のことを知らせたのか?」
二人だけになると、モモンジーナがクルクに訊ねた。
クルクはコクンと頷いた。
「なぜだ?」
「・・・ボルビーが捕まるの見たら、ももんが悲しいかなって。クルクにとったら悪い奴だけど、ももんがにしたら、それだけじゃないでしょ?」
「私は神殿騎士団に所属していたのだぞ。そんな感傷に浸って、甘いことを言ってはいられない」
「だから、クルクが言っちゃったの。ももんがが言えないから・・・。大人しく捕まるか、逃げようとするか、それでも捕まっちゃうかもしれないけど」
モモンジーナも、あの時そう思ったのだ。
捕まって当然だが、かつての仲間だ。
憎しみと愛情、正反対の感情が交互に押し寄せて来ていた。
ヴォルフィのしたことは許せないし、理解も出来ない。
だが、彼の死を望んでいるわけでもなかった。
「むぅ・・・ごめんね。クルク、余計なことしちゃったのかな」
俯いたクルクに、モモンジーナは 「いや」 と言ってから、「ありがとう」 と頭を下げた。

サンドリアの街は、街灯が灯り始めていた。
ギルド桟橋を出たモモンジーナとクルクは、その足でバー・ランコントルへ向かった。

ランコントルには看板が出ておらず、代わりに 「本日休業」 の張り紙が貼ってあった。
二人は裏口へと回り、店に入っていった。
「お帰りなさい。無事でよかったわ」
そう言って、うずらが出迎えてくれた。
うずらは、シグナルパールから聞こえてきた会話を、みんなに伝えてあると言った。
それから、「さっき、ロディファスさんが来て教えてくれたんだけど、アルベールがお店に金塊を隠していたっていう噂があったんですって」 と言った。
「金塊~!?」
クルクが目を丸くさせた。
うずらが言うには、誘拐事件の後、騎士団の者たちがランコントルへ何度も調査に入っていたそうだ。
その時は誘拐事件のことで店を調べているのかと思っていたらしいが、どうやら金塊を探していたのではないかと言う。
だが結局、それはないという結果に達していたそうだ。
しかしヴォルフィは、どこかにあるはずだと信じていたようだ。
「先に捕まった二人の男性たちは、ヴォルフィさんの命令で、近々ランコントルに火を点けることになっていたと自供したそうですわ」
足の長い小さなグラスをカウンターに並べながら、チリがそう言った。
ヴォルフィは、ありもしない金塊を求め、もう一つ罪を重ねるところだったのか。
そしてモモンジーナは、結局ヴォルフィに利用されていただけなのだ。

ヴォルフィのことは、モモンジーナ自身まだ信じたくない気持ちで、どう考えたらいいのか整理がついていない状態だった。
だがモモンジーナには、ここにいる者達に、言わなければならないことがあった。
彼女らを疑い、殺意を抱き、危険に晒したのだ。
そして、未だ見つからずにいるサンラーへの仕打ち。
それは一言 「誤解だった」 と言って謝れば済むようなことではない。
このことを騎士団へ訴え出れば、モモンジーナにも然るべき罰が与えられるだろう。
そうなったとしても、受け入れるつもりでいる。
そう言って、モモンジーナは頭を下げた。
すると、「まぁ、取り敢えず座りなさいよ」 とうずらがモモンジーナの背中を叩き、カウンターに戻って行ったのだ。
頭を上げると、クルクがスツールに飛び乗っていた。

皆はしばらく無言のまま、目の前でチリが作るカクテルを見つめていた。
なかなかどうして、流れるような手捌きだ。
赤ともオレンジともつかぬ液体をグラスに注ぐと、モモンジーナとクルクの前に滑らせた。

「クルクはさぁ、サンちゃんさえ戻って来れば、あとは気にしない」
クルクはそう言ってグラスに口をつけると 「あ、美味しい」 と飲み干した。
するとうずらも、「あたしも」 と頷いた。
「あたしはホラ、この美貌だもの。愛人だとか男を虜にするだの言われたって、そんなこと一々気にしちゃいられないわ」
「虜にするなんて、誰も言ってないだろ」
ぴよがツッコミを入れると、「うるさいわね」 とうずらがおしぼりを投げつけた。
「何にせよ、サンちゃんが無事に戻らないとだよね」
クルクはそう言うと、ヒョイとスツールから飛び降りた。
「ってことで、クルクはちょいとボスティン氷河に行ってくるよ」
「ボスティン氷河?」
コクトーが尋ねると、クルクは 「うん」 と頷いた。
「さっきバルから連絡あってさ、フェ・インのどこ探してもサンちゃんいないから、ボスティン氷河も探すことにしたって言ってたの」
あの小部屋から、サンラーは出たのだろうか?
武器は何も持っていなかったはずだ。
「サンちゃんはすばしっこいし、ちっさいし、クルクよりも慎重だから、きっとこそこそ~って隠れながら移動してるのかもしれないよ。もしかしたら、すっごいラッキーで、モンスターに見つからずに、戻って来てる途中かもしれないよね」
クルクの言葉は楽観的すぎるように思えるが、モモンジーナはそうであって欲しいと願った。
するとぴよが、「ボスティン氷河か。行けないことはないけど・・・」 と呟いた。
「うん。だけど、行くだけ迷惑かけちゃいそうだよね」
クマがぴよに言った。
氷河を人探しに歩き回るには、二人のレベルでは危険なのだろう。
モモンジーナはクルクに、自分も行くと言いかけた。
だが、自分の姿を見つけたら、サンラーはきっと逃げてしまうだろうと思うと、口にすることは出来なかった。
クルクは 「みんなは待ってて」 と言い、ランコントルを出て行った。

「待ってるだけで、何の役にも立てないなんて、辛いよ」
ポツリとクマが言うと、チリが頷いた。
「私も、無事を祈ることしか出来ませんわ」
するとうずらが、「待機要員は必要よ」 と言った。
「全員が出払って、みんなが疲れて帰って来たら、誰がお疲れ様って言ってあげるのよ? それに、何かあっても全員いなかったり疲れていたら、どうにもならないわ」
「アネキは変なところで前向きだよな」
「あんたはいつも、後ろ向きだものね!」
「そんなことないだろ!」

うずらとぴよの言い合いを聞きながら、モモンジーナはカクテルグラスに口をつけた。
ずっと避けていたサンドリアに、なぜ戻って来てしまったのだろう?
モモンジーナはそう思わずにはいられなかった。
「私がサンドリアに戻りさえしなければ、ヴォルフィに会うこともなく、サンラーを攫うことにもならなかったはずだ」
「だが、このランコントルが火事になり、うずらやチリが大怪我をしていたかもしれん」
モモンジーナが後悔の念に憑りつかれそうになっていると、コクトーがそう言って言葉をかけた。
「クルクにも言ったが、人は悪い結果に左右されてしまうものだ。あの時こうしていたらと、回避できたかもしれない選択を思い、そちらを選ばなかったことを悔いてしまう。だがの、そちらを選んだとしても、同じように後悔をすることになるかもしれんのだ。考え、選んだ道を進んだのならば、反省はしても、悔いてはならんよ。この年になっても、それはとても難しいことだがの」
肯定でも否定でもない、穏やかに話す言葉を聞いていると、モモンジーナの気持ちが落ち着いてゆく。
だがそれも、サンラーが戻って来なければ、おそらく一生悔いることになるだろう。

その夜は、クルク達がいつ戻って来てもいいようにと、うずらはチリと店に泊まると言っていた。
コクトーは、一度ウィンダスのモグハウスに戻ると言って出て行った。
ぴよとクマの二人は、サンドリアのレンタルハウスへと帰って行った。
「モモちゃんはどうする?」
そううずらに訊ねられ、モモンジーナはここに残ると意志を伝えた。
彼女が残ると言ったのには、訳がある。
ヴォルフィの手先として捕まったのは二人だが、他にはもういないとは言い切れない。
それに、ファノエ運河に飛び込んだヴォルフィは、まだ捕まっていないのだ。
金塊が店にあると信じているのなら、また戻って来るかもしれない。
そのための護衛に、モモンジーナはここに残ろうと思ったのだ。

チリが作った食事を、三人は一つのテーブルを囲んで食べた。
ルフェ湖の塩を使った豆の料理は、港にある 『錆びた錨亭』 の味によく似ていた。
モモンジーナがそう言うと、チリは 「少しの間、バイトをしておりましたの。その時に覚えましたのよ」 と微笑んだ。
モモンジーナはスプーンで皿から豆をすくい、フッと笑いを漏らしてしまった。
「やだ、なに笑ってるのよ。やらしいわね」
「違う、思い出したことがあって、それで・・・」
「なぁに?」
うずらに訊ねられ、チリに見つめられ、モモンジーナは仕方なく話を始めた。
「特別隊にいた時のことだ」

錆びた錨亭に、シャレーリがご執心だった娘が料理人として働いていたのだ。
シャレーリはいいところを見せたかったのだろう。
仲間たちは、自分がおごるからとシャレーリに言われ、皆で食事に行ったのだ。
店の自慢は豆料理で、その娘が豆料理を作っていた。
ところが、隊長のメイヴェルは豆が嫌いだった。
料理のほとんどに手を付けず、あからさまに豆を除けていた。
その翌日、料理人の娘は店を辞めた。
それは偶然だったに過ぎない。
料理長のテリードも、一月前から決まっていたと言っていた。
けれどもシャレーリは、クビになったに違いないと豆を食べなかったメイヴェルのせいにして、それから3日間、毎朝控え室にある彼の机の上に豆を置いて、嫌がらせをしていたのだ。
子供じみたイタズラだ。

「それでどうしたの?」
「シャレーリは絡むとしつこいから、3日目に隊長が 『悪かった』 って言って、その日は獅子の泉でおごってもらったよ。もちろん、私達もね」
「ふふふ・・・。あの人、豆嫌いだものね~」
「子供の頃からですわ」
「何かトラウマでもあるのかしら?」
「さぁ? 聞いても、嫌いな物は嫌いなんだって言ってましたわ」

モモンジーナは二人を見つめた。
チリは今までの会話で、何度も 「梅」 を 「兄様」 と言っていた。
「梅」 というのは自分を殴ったチョコボで、それがメイヴェルであるとモモンジーナは思っていた。
だが、メイヴェルに妹はいないはずだった。
ぴよが 「梅兄」 と呼んでいたので、チリのそれも仲間内の呼び方なのかと思っていたのだ。
が、チリは今、「子供の頃から」 と言っていた。
自分が知らないだけで、妹もいたのだろうか? とモモンジーナは首をひねった。
もしも、チリがメイヴェルの妹なのだとしたら、モモンジーナとは従姉妹ということになる。

「チリは隊長の妹なのか?」
「えっ・・・な、なぜですの?・・・いいえ、私は・・・・・・うずらちゃ~ん・・・」
チリがオロオロしながらうずらに助けを求めると、うずらはモモンジーナを見て 「メイヴェル様に妹はいないわ」 と言った。
「だが、梅にはいるのだろう?」
モモンジーナがそう言うと、うずらは苦笑して肩をすくめた。
「あたしは何も言わないわ。知りたければ、梅ちゃんに聞くのね」
うずらは立ち上がり、空になった皿をカウンターへ運んで行った。

何となく気まずくなり、モモンジーナは皿に残っていた豆を口に頬張った。
と、チリが突然尋ねたのだ。
「モモさんは、恋人はいらっしゃるの?」
「ブッ・・・ゴホッ!」
「あら、大丈夫ですか?」
むせたモモンジーナの背中をさすりながら、チリが水の入ったグラスを手渡してくれた。
「・・・い、いきなり、何を・・・」
「あたしも聞きたーい」
カウンターから、うずらが手を上げた。

女が3人集まれば姦しい。
モモンジーナには、これまで女友達と呼べるような者は、一人もいなかった。
そして、そんなものは必要ないと思っていた。
騎士団の同僚は、彼女を同性のように扱い、彼女もそれが楽だった。
それが今、うずらやチリと話をしていて、多少の戸惑いが混じりながらも、モモンジーナは楽しいと感じていた。
状況を考えれば、それは罪悪感に変わる。

その夜、ランコントルには誰も戻っては来なかった。



NEXT → * 「 Captivity 」 9.Free





読んでいただいて、ありがとうございます。
解決編・・・解決しきれませんでした(´・ω・`)
サンちゃんには、もう少し行方不明でいてもらうことになってしまいました。
早く帰っておいでよぅ(´;ω;`)

クルクね、ドラマとか見ててよく思うことがあるのです。
犯人が最後に追い詰められた時、長々と演説ぶるじゃない?

「とっとと捕まえろや(・д・)」

だってさ、そんな話は警察で聞いたらいいじゃないw
いや、それじゃドラマとして、ちっとも面白くないけどね!
やっぱり犯人は、断崖絶壁に逃げて、そこでそれまでのことを語らなくっちゃいけません(`・ω・´)
だから、マニュアル通りに進めようとしてたんだけど、チラッと 「何も最後まで聞くことねー」 とか思ったりしちゃって、バグナウ投げちゃいましたwww
ももんがに当たってたらどうするんだっていう。
そしたら、痛みでとっさにしゃがもうとするから、態勢が崩れて攻撃出来てたかな?

えーっと。
次で、事件は終結します。
それで終わろうと思ったんだけど、チョ~長くなっちゃったのね。
その後的な余韻も何もないのはアレなので、その後にオマケ編つけて、ホントに終わりにします。
もうしばらく、お付き合いください。


ランコントルの事件については、こちらを参照にしてください。
コウさんからいただいた小説♪
#6 「とりははばたけるか」







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【2016/07/24 23:59】 | * クルク一家
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コメントする記事間違えましたw
コウ
すいません。

Re: コメントする記事間違えましたw
クルク
の~ぷろぐれむです★(・▽・)ノ



さくらの
クルクたん~~こんばんさま♪

あれれ~~サンちゃんは何処??

ももさんもやっと納得の行く結果に
なったようで、仲間が裏切るとか悲しいですね。
裏切られてもなお憎めないって・・・憎んだ方が楽なのにね。

サンちゃん元気ですか!梅さんと一緒に早く帰ってきてください。


うまいコメントにならないな(*T-T)



Re: さくらのさん
クルク
さくたん、こばんわ~ん(・▽・)ノ

あれ? サンちゃん? (・д・ )三( ・д・)キョロキョロ

・・・ごめんなさい、まだでした(^_^;)

「憎んだ方が楽」 って、ホントそうですよね!!
モモの世界は、それだけ狭くて深かったのかな。
大勢の中の一人なら、憎んで斬り捨てられたのかもしれないのに。
モモの楽しい思い出の中には必ずヴォルフィもいて、そして裏切られていたことを思い出すんだよね(´・ω・`)

コメント、ありがとうございます!
嬉しいです(*´▽`*)


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Klu3318.jpg






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【2016/07/23 23:59】 | SS
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解決編1
コウ
くるくさん、こんにちは〜。

解決編ですねー。おぉ、ヴォルフィさん超女々しい。こういうのってあれですね。ギャンブルとかで身を持ち崩した人が言いそうなセリフですね。
しかし、世の中はヴォルフィさんを中心に回っている訳では無いのだー。仲間が自分のせいで死んでも、自身に拘泥するあたり、割と終わってるっぽいなあ。
でもヴォルフィさん、誘拐事件で船壊してすんませんでした。メテオじゃなくて、スリプガとかにしとけば良かったですね。・・・使いたかったんですw
黒糖さんが、モモさんに言い聞かせるセリフも良いなあ。含蓄がありますね。人間万事塞翁が馬ってやつですねー。
それと、船の上でのヴォルフィさんが心情を吐露するところは良いですね。僕は逆にこういう、気持ちのやりとりが上手く書けません。参考にさせていただます。

そう言えば、web小説で面白い話を読んだんで、報告させていただきますー。
リゼロ→Re:ゼロから始める異世界生活
っやつです。書籍化とアニメにもなってるんでご存知かも知れませんが、とても面白いです。原作はweb小説なので、ググればすぐヒットしますしタダで読めますね。470万文字以上あるので、読むのにちょっと時間かかりますがw (まだ未完です)

ともあれ、クルクさんのお話の続きが楽しみにです。サンちゃんかむば〜っく。・・・梅さん怒るかなあ?

それでは〜。

Re: 解決編1
クルク
コウさん、こんばんわ~(・▽・)ノ

自分が悪い事しておいて、世の中が悪いんだとか言っちゃう人と同類ですよね~。
こういう人って、質悪いですよね。

黒糖さんは今の仲間たちの前に、バルのお父さんとその仲間たちが側にいたはずで、時代はまだ水晶大戦の真っただ中だっただろうし、バルの両親は死んじゃってるから、きっと色んな経験をしていると思います。
普段はお酒大好きで、坊ちゃま第一の爺やだけどw

船はね・・・w
なんか、クルクが自分じゃないって必死っぽく思えるんですがww
もしもクルクじゃなくて、ヴォルフィがコウさんに恨みを持ってたら、どうなってたのかなぁ~。
モモがユファちゃん拉致ってたかも?
でもユファちゃん、それなりに経験積んで来てますもんね。
サンちゃんほど簡単にはいかないですよね。
それに、コウさんが相手だったら、モモはあっけなくやられちゃいそうだしw

オススメのweb小説、検索しました!
プロローグだけ読んでみましたが、好きな感じかも!
仕事の合間に、ちょっとずつ読んでみたいと思います♪

続きはあと2話ですが、ほとんど完結したので、微調整と誤字脱字チェックして、今月中終わらせます(・▽・)ノ
コメント、ありがとうございましたヽ(*´▽`*)ノ


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やっぴ~、クルクです(・▽・)ノ

今夜もぴよの忍者を上げてました。
クフィムに行ったんだけど、地図持ってなかったw
サバイバルガイドの登録してあるから、前に行ったはずなのに、地図はどうしたんだろうね?
36まで上げたけど、時間切れ~。
でも、クフィムの後はどこで上げてたんだろう?
地図、全然持ってないんだよねw
謎です。

事故もなく、普通にレベル上げしてたからSSも何もありません。
アイテムにカブト虫虫のアゴがあったから、梅に送ってビートルリングにしてもらいました。

Klu3317.jpg

間に合わせのSSねw
虫虫のアゴで作った指輪なんて、いやだよね~( ̄д ̄)
そいや梅も、踊だけ50で他はサポ割れしてるから、50まで上げておきたいよね~。
改めて見て、モンクが40なのに驚きました。
いつ上げたんだろう?

何か細々したことをチョコチョコやってばっかりいるから、記事に出来るようなことないのねw
ま、いっか★





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【2016/07/22 23:59】 | レベル上げ
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honnymoon
40からはユタンガのまんどらたん ごぶなんかいいです


Re: honnymoonさん
クルク

honnymoonさん、こんばんは(・▽・)ノ

おおぅ! ユタンガ!
あの迷路の秘境ですね!
それじゃ、さっそく地図を買わせに行かなくちゃ♪
そして、ノーグからチョコボでGO★

ありがとうございますヽ(*´▽`*)ノ

ぴよ
らいか
ぴよのクフィムは、LVいくつになったでしかー?
ライカジとライカタンのれれらげの際、レベルシンクでお邪魔したいかもにゃん。
カジちゃん、行けるエリアが少ないから容易ではないけど(^-^;


うっかり八兵衛
らいか
36って書いてあるじゃんねーww
ひひひw


Re: ぴよ
クルク
らいたん、やっぴっぴ~(・▽・)ノ

カジちゃんとカタンのレベルはいくつ~?
カジちゃんは、たしかバスっ子だったよね?
40~ユタンガがいいって教えてもらったけど、ぴよはユタンガに飛べないのね。
ノーグから行くか、コロロカからアルテパに出て、カブト虫虫でもする?
レベル上げする時、一緒いこ~(・▽・)ノ


Re: うっかり八兵衛
クルク
うっかり八兵衛、やっぴ~w(・▽・)ノ

久しぶりに聞いたよw
あ、見た、かw

うん、ぴよは36だよ~ん。
みんなのレベル一覧も、載せておこうかな~。
そしたら、らいたん一族のレベル上げするとき、指名してもらいやすいかな?w



指名制♪
らいか
それなんだか、たのしそうねー(о´∀`о)
カジちゃん、いくつか、つぎにイン↘ときにチェックするね。ライカタンは黒66だよ。

Re: 指名制♪
クルク
らいたん、へいへいほ~(・▽・)ノ

ぴよは45になりましたw

んと、クルクのシーフが68だぬん。
行くならボヤ樹辺りかな?

クルクん家はいつでもおkだから、レベル上げしに行く時誘ってね~♪

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やぴ~、クルクです(・▽・)ノ

昨日はログポだけもらって寝ちゃった☆彡

でね、今日は久々のレベル上げ♪
って言っても、クルクじゃなくてぴよなんだ~w
ぴよはずーっと前に、シーフとモンクと赤と狩を上げて、その後放置だったのね。
で、今回忍者を取得させてきたから、レベル上げしてみましたよ(・▽・)ノ
忍者取得の記事は、前にクルクでうpってあるから書かないよ~ん★

フェイスがいれば、グスタ → ギルド桟橋 → コロロカ で30まであっという間に上がるよね。
まだそこまで上げてないけどw

忍者はクルクも前世でやってたけど、すっかり忘れちゃってます。
でも別にいいんだw
ってことで、ぴよのジョブは忍者に決定かなぁ~。

Klu3316.jpg

クマちゃんと一緒に修行させてたけど、このクマちゃんはフェローだから、本物のクマちゃんのレベル上げもしなくちゃねw

で、さ。
30まではあっという間に上がるからやってて楽しいんだけど、武器とか装備を交換するの忘れたりして、せっかく他から借りて持ってたのに~(´д`) ってこと、よくありますw
フェローもね、たまに戻してもう一度呼ばないと、HPが2桁のままだったりするよね(^_^;)
明日も続きしよっかなぁ~(´▽`)





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【2016/07/21 23:59】 | レベル上げ
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はぁ~い、クルクです(・▽・)ノ

ボナンザ、交換しましたか~?
アイテムの交換は、今月いっぱいだから、忘れないようにね♪

さて、クルク一家では、みんな10個ずつボナンザを買いました。
買うのも時間かかるけど、交換するのも時間かかるよね~(^_^;)
でもまぁ、一瞬で当たり外れがわかっちゃうのも、それも何だか味気ないよね。


Klu3315a.jpg

クルクんトコでは、バルとクマちゃんが大外れw
ボナンザボールを10個もらいました(´・ω・`)
5等は、クルクが2個、梅が2個、うずらが1個、ぴよが2個、サンちゃんが2個、かぼすが2個、チリちゃんが1個、サルサが2個でした。
そして4等が、黒糖さん1個ヽ(*´▽`*)ノ
あとは、ハズレの6等でボナンザボールね。
みんなのボナンザボールは、全てクルクに集めて使わせてもらいます♪

5等は何と交換しようかな~って考えて、やっぱり装備だよね。
イベントでもらえる装備はさ、、宅配できるのと出来ないのがあるから、一々調べるのめんどっちいよ。
頭装備のコローラってあるでしょ、花冠みたいなやつ。
あれって、帽子と同じなのね。
せっかくサンちゃんにもらったのに、おだんごが隠れちゃってちぇ~な感じ。
宅配も出来ないしさ。
あとは、持ってないやつをテキト~にw

でね、黒糖さんの4等ね、何にしよっかな~って考えたんだけど・・・。
メテオがいいかなって思ったのね。
でも、クルクのキャラ的に、それはいらないんじゃないかな~とかwww
じゃぁ、いずれかぼすに…とかも考えたけど、かぼすもメテオなんか使えないから(今のトコ、キャラ的に)却下ねww
やっぱね、クルクはどうしてもキャラ設定が優先になっちゃうのよね(^_^;)
じゃぁどうしよっかな~って一覧見てたら、レムがあるじゃんね!
てことで、レム一式と交換しちゃった。
普通、こういう場合って、メインのクルクの装備に使うよね。
梅に使いましたww
ワーロックアーマーを、アトロピアーマーにしました(・▽・)ノ
あ、帽子だけはすでにアトロピシャポーにしてあったから、他の4部位ね。
見た目は変わらないけど、気持ちの問題w
+1にするのはちょっと難しそうだから、まぁいいでしょうw

次は年末だね!
前回は買った数が少なかったけど、やっぱ10個づつ買うとアタリも多いよね♪(*´▽`*)






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【2016/07/19 23:59】 | ヴァナ日記
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w
らいか
やぽぽーん!
ボナンザ1つ4等おめでとーん!

レムをクルク本体に使わないで梅に使うあたりが、クルたんらしさがでていて笑ってしまったーw
そうやって、さらにますますキャラが生きていくのよねー(о´∀`о)
こりゃ、愛着わかないわけがないわw



Re: w
クルク
らいたん、やっぴ~(・▽・)ノ

ボナンザ、全部交換出来た?

モンクの装備は、クルク的にはらいたんからもらった「十王着改」が正装だから、あんまりAFとかに心動かされないのよねw
その代り赤のAFは、昔から礼服と並んでクルクの鑑賞の対象だったからw

キャラが多すぎて、全員に手が回らないのが障害なのだぬんw


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や~っぴ~っ! クルクでっす♪(・▽・)ノ

コンクエで、バスがやっと1位になったね!
何ヵ月ぶり?
もうホントに、いつになったらウィンに帰れるのかと思ってたよぅ~(´・ω・`)
礼服だけもらって、まだ帰らないけどね。

クルクはランク10になった時に、礼服はもらってあるのね。
たしか、ちょうどバスが1位だったと思う。
でも、みんなの礼服をもらうほど戦績たまってなくってさ。
溜めてるうちに1位になるでしょう~(´▽`) なんて思ってたら大間違い!
毎週日曜の24時、今週こそは、今週こそは!と祈っていました。

今さら、礼服のお披露目なんていらないよねw
でもクルク、前世では礼服マニアだったの。
礼服ってさ、胴だけじゃん?
下に何を合わせるか、人によってそれぞれだよね。
男性陣は、まぁノべニアルでいいでしょう。
女の子たちは、バスだったらノベニアルでもいいと思うけど、うちはミスラにゃんなので、足は出したいよね~w
クルクは女の子の足が好き(*´▽`*)
タルタルは、まぁ別にアレだけどwww

Klu3314.jpg

クマちゃんは、ピュピルにしてみました。
あ~、ん~、今こうしてSS見てて、あえて肌を見せないっていうのも萌えかも~と感じました。
顔しか出さないとか、やけに面倒くさそうな装備着込んでたりすると、脱がしたくなるよね!


Klu3315.jpg

このコは、かぼすのバイトのミスラ、サルサです。
SSは初かな?
下は、青い水着ですw
かぼすはエロタルだから、きっとミスラにゃんの足は好きだと思うな!

・・・あれ、何でバスにミスラにゃん二人なんだろう?
ウィンにはいないのに。
まぁいっか。


あ、そうだ!
ねぇねぇ、キャラ選択画面あるでしょ?
クルクね、いっつもみんなお揃いとかにしてるのねw
カニ帽子もらった時は全員がカニ帽子かぶってたり、その前はカエルコートだったり、先週はみんな浴衣着てたよw
そういうのって、やらない?
クルクだけ?
礼服もらったから、今週は全員が自国の礼服着てることでしょうw

さて、今度はウィンがコンクエ3位になったら帰ろっかな。
今回、2位だったの。
ってことで、バスが1位になったお話でした~(・▽・)
・・・足の話じゃないよ!






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【2016/07/18 23:59】 | ヴァナ日記
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やっぷ~い、クルクです(・▽・)ノ

「Captivity」 モモンジーナ編その4です。


* 「 Captivity 」 1.Lost Day's(1)
* 「 Captivity 」 2.パール
* 「 Captivity 」 3.空耳
* 「 Captivity 」 4.ombre
* 「 Captivity 」 5.Lost Day's(2)
* 「 Captivity 」 6.Lost Day's(3)





Klu3313.jpg

北サンドリアにある見張り塔は、西ロンフォールに突き出た城壁の一部にある。
西ロンフォールを見渡せる造りになっており、奥には6名の義勇兵が監視の任務についている。
以前は新米冒険者たちが集まって、パーティーの心得を学んでいたこともあったという。
今では、立ち寄る冒険者も少ない。
細長い通路状の部屋には、当時使われていたベンチが置かれたままになっている。
手前にあるベンチの一つに、モモンジーナは座らされていた。
その横には、クルクがちょこんと腰かけている。
そして取り囲むように、うずらとぴよと、初老のガルカが立っていた。
「黒糖さん、座りなよ~。足まだ痛いんでしょ?」
クルクに言われ、黒糖と呼ばれたガルカは、「では失礼するかな」 と言って、モモンジーナの隣に腰を下ろした。
黒糖というのは本名ではなく、コクトーを黒糖と聞き違えたクルクがそう呼んでいて、何度訂正しても直らないので、そのままそう呼ばせていたら、みんながそう呼ぶようになってしまったのだ。

クリスタルで逃げようとしていたモモンジーナは、ちょうどクリスタルで移動してきたコクトーに抱え上げられてしまい、そのまま見張り塔まで運ばれてしまったのだ。
その際、もちろんモモンジーナは大暴れしようと思っていたし、大声も上げて助けを呼ぼうとも思っていた。
それが、「お嬢さん、老体にあまり手荒な真似はさせんでくれよ」 とコクトーに言われ、どういう訳だか大人しく担がれたままになっていた。
そして見張り塔の中にあるベンチに、そっと降ろされたのだ。

「来たのが黒糖さんで、よかったわね。梅ちゃんだったら、蹴っ飛ばされて掘りに突き落とされたかもよ」
目の前に立っているうずらがモモンジーナを見下ろして言うと、クルクが笑い声を上げた。
「梅なら、モグハの中をぐるぐる歩き回り過ぎて、目が回って倒れて、モグハの噴水に頭から突っ込んで溺れてたよ」
「バカじゃないの」
「だけど、よく梅兄が行くって言わなかったね」
「未だ、そのくらいの分別はあるようだが、そろそろ限界だろう」
「さぁ~あ、ももんがさんとやら、梅ちゃんがブチ切れちゃう前に、まずはサンちゃんの居場所を言ってもらいましょうか」
うずらがモモンジーナにそう言うと、クルクが促すようにモモンジーナの足をポンポンと叩いた。
この時もまだ、モモンジーナは隣にいるクルクを人質にして逃げられないかと考えていた。
だが・・・。
「ももんがよ、サンラーはまだ幼い。心細い思いをしているだろう。居場所を教えてはくれんか?」 と言ったコクトーに顔を向けた。
「殺したと言っただろう?」
「信じてはおらんよ」
「なぜだ? 生きているという証拠でもあるのか?」
仲間がいなくなって、死んだと聞かされたなら、もっとパニックになってもいいはずだとモモンジーナは思った。
うずらも、モモンジーナの言葉を信じようとしなかった。
「だってあたしたち、誰も自分の目で確かめていないもの。だから、場所を聞いているのよ」
「なら、確かめればいい。サンラーの死体は、クフタルの洞門に捨てたよ」
上目遣いでうずらを睨みつけ、モモンジーナは吐き出すように言った。
「バル、聞こえた? 梅と確認に行って」
クルクがシグナルパールを使い、バルファルに連絡を取った。
そして何度か 「うん」 と頷き、「お願いね」 と言った。

クフタルの洞門と言ったのは、もちろんモモンジーナの出まかせだった。
生きているか死んでいるかわからないが、サンラーは北の地にいるばずだ。

「でもさ~、理由がわかんないんだよね~」
クルクがモモンジーナを見上げて言った。
「クルクとは、ジュノで会ったのが初対面だよね? ゴハンの約束したのに、クルク達が帰っちゃったから、それで怒ってるの?」
「む、そうなのか? ならばそれは、私にも責任があるな。足の生爪を剥がしてしまったことを、モグが大騒ぎしてしまったのだ」
「いやいや。いくらなんでも、そんなことくらいでサンちゃんを誘拐なんかしませんよ」
「普通はそうよねぇ~」
それぞれが思っていることを口にしているが、モモンジーナはそっぽを向いたまま答えようともしない。
すると、「そう言えば」 とぴよが何かを思い出した。
「うずらのこと、アルベリックさんの愛人だとか言ってましたよね? ももんがさんは、アルベリックさんと知り合いだったんですか? それで、うずらがアルベリックさんの愛人だったことに嫉妬してるとか?」
「誰が愛人だ!」
「誰が嫉妬などするか!」
うずらとモモンジーナの叫びが重なった。
「あっそう、違うんだ? ついでに、アルベリックさんを殺してランコントルを手に入れたことが気にくわないって言うんなら、話が見えて来るんですけどね」
「違うと言っているだろう!」
「だったら、別にうずらが誰の愛人だろうが、どうやって店を手に入れようが、そんなのどうでもいいですよね?」
「だから、愛人じゃないって言ってるでしょ!」
「イテテテ!」
目を吊り上げたうずらが、ぴよの髪を鷲掴みして、そして引っ張っている。
クルクがポン、と手を打った。
「もしかしてさ、ももんがも誘拐されちゃった人? それなのに、うずらがお店を譲ってもらったから、それでズルいって思ってるとか?」
「誘拐された娘のリストに、ももんがなんて名前はなかったわよ」
ぴよの髪を掴みながら、うずらが言う。
「じゃぁ、そのお姉さんか妹?」
「だとしたら、うずらに感謝こそすれ、恨んだりはせんだろう」
「そうだよねぇ」
「・・・感謝?」
怪訝な表情で一同を見回したモモンジーナに、コクトーが 「ランコントルの事件は知っとるかね?」 と尋ねた。
モモンジーナは 「知っている」 と答えたが、実際は 「聞いた」 だけである。
「でも、クルクたちが悪いヤツらをやっつけたことは、ナイショってことになってるんだよ」
クルクはそう言った後、「あー!」 とモモンジーナを指差した。
「わかった~! ももんがって、ボードなんとかの仲間だったんでしょ? それで、クルクたちを恨んでるんだ!」
クルクが言うのはボードワン一家という、女性たちを誘拐していた者たちのことだった。
モモンジーナもその一員で、仲間が捕まってしまったことを逆恨みしているのだろうと言うのだ。
「思い付きで、適当なことを言うな」
「だって、ももんががしゃべってくれないからじゃ~ん」
クルクがプーっと頬を膨らませた。
「では、代わりに私がご紹介いたしますわ」
やって来たのは、先ほど城の前にあるクリスタルで消えた、エルヴァーンの女だった。

「遅くなりました。兄様に言われたことを確認して参りました」
女ははうずらの横に立ち、「チリと申しますわ」 とヒザを曲げて、モモンジーナに軽くお辞儀をした。
それからその場にいる者たちに、「こちらは、モモンジーナ・スーピさんとおっしゃいますの」 と言った。
「現在は、サンドリア所属の冒険者でいらっしゃいますが、元神殿騎士団の特別部隊に所属しておられました。特別部隊はクリルラ騎士団長直属で、約6名から成る小隊の集まりです。モモンジーナさんはその一つ、プリズ隊に籍を置かれていたのです」
「・・・え、それって・・・」
「やっぱりね、見たことあるはずだわ」
ぴよとうずらに頷くと、チリは言葉を続けた。
「プリズ隊は数年前に解散しております。6名中、現在生存していらっしゃるのは、モモンジーナさんと、ヴォルフィさんです」
「ヴォルフィ? どこかで聞いた名前だわ」
うずらが首を傾げると、チリは 「最近よくお店にいらっしゃるお客様ですわ」 と言った。
「ああ、黒髪の」
思い出したうずらに頷いた後、チリはモモンジーナ に顔を向けた。
「そして、ヴォルフィさんはつい先ほど、シャレーリさん殺害の罪で、指名手配されました」
「えっ・・・?」
それまでそっぽを向いて話を聞いていたモモンジーナが、弾かれたようにチリを見上げた。
「・・・どういうこと? お前たちは、また罪もない者を罠に嵌めるのか!」
「根も葉もない言いがかりは、およしになって。シャレーリさんがなぜ殺されたのか、モモンジーナさんはご存知ですの?」
「あぁ、知っている!」
噛みつくように答えたモモンジーナを、クルクが 「ちょっと待って」 と遮った。
「チリちゃん、そのシャランラって誰?」
「・・・シャレーリさんですわ、クルクさん。プリズ隊の一員でいらっしゃった方です。プリズ隊が解散した後、シャレーリさんは神殿騎士団で書類の保管係をしていらっしゃいました」
「え?・・・書類の保管係をしていたのは、ヴォルフィだろう?」
モモンジーナは本人から直接、そう聞いたのだ。
だが、チリはモモンジーナに首を振って見せた。
「いいえ、シャレーリさんですわ。ヴォルフィさんは、モモンジーナさんが騎士団をお辞めになったすぐ後に、一身上の都合という理由でやはり騎士団を辞めていらっしゃいます。お疑いなら、ご自分でお確かめになるとよろしいわ」
「・・・自分で・・・」
「ええ。モモンジーナさん、うずらちゃんのこと、ご自分でお調べになりましたの?」
「・・・・・・」
それまで腑に落ちない何かが、ずっと胸につかえていたのだ。
それが今、少しづつ剥がれ落ちて行くような感覚に、モモンジーナは戸惑っていた。
自分で確かめたものは、何一つとしてない。
ヴォルフィは、信頼できる仲間だ。
その彼が言ったことを、なぜ疑う?
だが、疑惑が脳裏を掠めていたのは確かだった。
サンドリアに戻り騎士団に会いに行った時、ヴォルフィは騎士団の制服を着てはいなかった。
特別隊では式典以外で制服を着用する必要がなかったため、モモンジーナは気づかなかったのだ。

「ももんがはさ、ボルビーに何か言われたの?」
「クルたん、ヴォルフィですよ」
「うん、それ」
「・・・シャレーリは、なぜ殺されたのだ?」
モモンジーナがチリを見上げて訊ねると、横にいるクルクが 「無視されちゃった」 とまた頬を膨らました。
「シャレーリさんは書類の整理中に、ヴォルフィさんに関する何かを見つけてしまったようです。それが何かについては、クリルラ様は教えてはくださいませんでした」
「騎士団長に・・・聞いたのか?」
「ええ。お会いして、直接お話を伺って参りましたわ。神殿騎士団では、少し前からヴォルフィさんについて内密な調査がされていたそうですわ。シャレーリさんは、見つけたその書類をクリルラ様にお渡しになったそうです。ですけれど・・・これはクリルラ様がおっしゃっていたことですが・・・シャレーリさんは仲間だったヴォルフィさんに、真実を問いただそうとして呼び出し、そこで殺されてしまったのではないでしょうか。早朝のギルド前広場で、言い争っている二人を見たという少年が見つかったそうですわ」
「嘘だ! デタラメだ!」
モモンジーナは立ち上がり、目の前に立っていたうずらを突き飛ばした。
それまで逃げようとせずに座っていたモモンジーナに、一同は完全に油断してしまっていたのだ。
倒れそうになったうずらを、ぴよとチリが支えようとしているその隙を、モモンジーナは飛び出した。
すぐにクルクとコクトーが追うが、見張り塔を出て右には、クリスタルとサバイバルガイドが設置されている。
それらを使って移動されてしまったら、後を追うことは出来なくなってしまう。

見張り塔から出たモモンジーナの視界に、黄色い何かが現れた。
それは、チョコボの着ぐるみを着た人のようだ。
「モモ!!」
突然愛称で呼ばれ、モモンジーナの足が止まった。
呼んだのは、チョコボだろうか?
そのチョコボは駆け寄りながら、モモンジーナを思いきり殴り飛ばしたのだ。
ガードする余裕もなく、モモンジーナは追って来たコクトーを巻き込みながら、後ろに吹っ飛んだ。
「貴様、死にたいらしいな」
近付きながらチョコボが腰の剣を抜き、上段に構えると一呼吸も置かずに振り下ろした。
「ダメーっ!」
クルクが倒れたモモンジーナに、庇うように覆いかぶさる。
とは言っても、体の小さなタルタルなので、せいぜい胸のあたりに乗っかっているだけに過ぎない。
だが、モモンジーナの額から指一本分離れた所に、剣の切っ先が止まっていた。
「・・・クルたんに免じて、一度目は許してやる。二度目はないぞ。サンラーの居場所を言え」
「・・・・・・イン・・・・・・フェ・・・イン・・・・・・」
モモンジーナはそれだけを言うのが精一杯だった。
チョコボは剣を収めると、そのまま踵を返してクリスタルに消えた。
そのすぐ後に、バルファルが姿を現した。
「クルク、梅さん来なかったか?」
バルファルは、クフタルの洞門にはサンラーはいなかったと告げた。
「数日前からあの場所にこもって、狩りをしているっていうパーティーがいたんだ。一度も他の冒険者を見ていないって言ってた」
「・・・梅、フェ・インに行った・・・」
モモンジーナに乗っかったままクルクが答えると、「今度は本当だろうな」 と言いながら、バルファルもクリスタルで姿を消した。

モモンジーナは、殴られた頬の痛みよりも、たった今目の前に見た剣に気を取られていた。
ヴァナディールに1本しかないというわけではない。
他の誰かも同じ剣を使っているだろう。
だが、モモンジーナが最後にあの剣を見たのは、メイヴェルの柩に被せられた国章旗の上に置かれていたものだった。
チョコボマスクのせいで多少くぐもって聞こえていたが、あの声もよく聞き知っていた。
それに、「モモ」 と呼ばれたのだ。
だがしかし・・・。

モモンジーナの下に倒れていたコクトーが、「大丈夫だったかね?」 と言いながら体を起こすと、モモンジーナも一緒に体を起こされた。
胸の上に乗っていたクルクは、コロリと転がった。
「チョコボ、ブチ切れてたわね」
そう言ったうずらに、チリはクルクを抱き起しながら 「嘘をつくからですわ」 と言った。
「ですけれど、女性の顔を殴るなんて、言語道断ですわ」
「嘘つくからよ」
憤慨したようなチリの言葉に、うずらが肩をすくめた。
「クルたんが止めに入らなかったら、その顔も真っ二つでしたよ」
「でも梅、初めから寸止めするつもりだったと思う」
起き上がったクルクが、地面に座ったままのモモンジーナを撫でながらぴよを見上げた。
「わかっていて、止めに入ったのですか?」
ぴよが尋ねると、クルクは首を横に振り、「ううん、とっさに」 と言って、エヘヘと笑った。
「でも、これでサンちゃんが見つからなかったら、この人ヤバいですよね」
ぴよの言葉に、一同はモモンジーナを見つめた。


バー・ランコントルに入るのは、モモンジーナは初めてだった。
賑やかに楽しく酒を飲みたいのなら、獅子の泉が一番だろうと思う。
だが、静かに刻を過ごすには、ランコントルはいいバーだとモモンジーナは感じた。
店の中にはミスラがいて、モップを持ち床を磨いていた。
「お帰りなさい。騎士団の人たち、ついさっき帰ったの。全部調べてくれたけど、毒は大丈夫だって」
「ありがとう、クマちゃん。来てくれて助かったわ。みんな、適当に座って」
うずらとチリがカウンターに入り、飲み物の用意を始めた。
チリは冷やしたタオルをモモンジーナへと手渡した。
殴られた頬が、赤く腫れている。
受け取ったタオルを頬に当てると、熱が引いて行くようで気持ちよかった。
モモンジーナはぼんやりと、なぜ自分はこの店に着いてきたのだろうと考えていた。
考えても、なぜだかはわからなかった。

クマと呼ばれていたのは、茶色い髪を二つに結んでいるミスラだった。
クマはモップを置くと、ぴよのとなりに腰を下ろした。
「かぼちゃん、連絡取れないの。サルサが言うには、エライ博士の実験を手伝ってるんだって」
「妹の一大事だってのに、何やってるんだ。シグナルパール、持ってたよな?」
「それが、どうもサルサがひっきりなしにかぼちゃんに連絡してたみたいで、うるさいって言われて、それから連絡取れないんだって」
「サルサって誰?」
モモンジーナの隣の椅子にぴょんと飛び乗ったクルクが尋ねると、「かぼすが雇っているバイトのミスラです」 とぴよが説明をした。

カウンターには、モモンジーナをはさんで両側にクルクとコクトー、コクトーの隣にぴよ、そしてクマが並んで座っている。
うずらはみんなに 「ひとまず、お疲れ様」 と言って、グラスを配った。
「・・・アネキ! これ酒じゃないか」
グラスに口をつけたぴよが、声を上げた。
「そうよ。毒が入ってないってわかったんだから、大丈夫よ」
「そうじゃなくて、昼間っから酒かよ。それに、まだ酔うわけにはいかないだろ」
「誰が酔うほど飲めって言ったのよ」
二人のやり取りをぼんやり聞きながら、モモンジーナはグラスを傾けた。
一口飲むと、喉の渇きを思い出したかのように、一気に飲み干してしまった。
「あら、いい飲みっぷり。もう一杯飲む?」
うずらがおかわりを注いだグラスを見つめ、モモンジーナは 「・・・何が本当なんだか・・・わからなくなった」 とポツリと呟いた。
先ほどからのクルクたちの会話を聞いていると、モモンジーナは特別隊にいた時を思い出さずにはいられなかった。
気心の知れた仲間たちとの会話、その時の雰囲気、そういったものがまざまざと蘇ってくるのだ。
「信頼している仲間の言葉を、お前たちは疑うか? 一々それを、自分で確認するか?」
モモンジーナの言葉を、みんなは黙って聞いていた。
「ヴォルフィは、背中を預けて戦ってきた仲間だったんだ。その彼が、言ったんだ」
モモンジーナは一度言葉を切り、うずらを真っ直ぐに見つめた。
「特別隊の動きを探るために、お前は隊長に近付いた。そしてその情報を、クルクに知らせた。違うか!?」
「違うわ」
モモンジーナを見返し、うずらはハッキリと答えた。
「ねぇねぇ、隊長って誰?」
小声で尋ねたクルクに、チリはカウンターに身を乗り出して「兄様ですわ」 と囁いた。
「クルクはうずらから聞いた情報を裏の組織へ流し、我々を嵌めたんだ。そのせいでゼンは死に、パスィリーは濡れ衣を着せられ死んだ。その上、事実を知った隊長をも殺し、シャレーリまでも・・・クルク、お前が殺したんだ!」
握った拳でテーブルを叩き、モモンジーナはクルクを睨みつけた。
クルクは何か言おうと口を開きかけたが、また閉じてしまった。
「モモンジーナさん」
声をかけたのは、チリだった。
「そう、ヴォルフィさんから聞かされていたのですよね? だけど、それは間違っているって、もうわかっていらっしゃるんでしょう?」
「・・・・・・」
「だって、私たちのこと、信用してくれていますもの」
「誰がお前たちのことなんか!」
「なら、どうしてこのお店まで付いて来てくださったの? それに、うずらちゃんが差し出したグラスを受け取って、飲み干しましたわ。その前に、毒の話をしていたのを聞いていらっしゃったでしょう? 私たちに警戒しているのなら、絶対に飲んだりしないはずですわ」
「それは・・・・・・」
「おぬしは、我々から話を聞きたいのではないか? 何が本当なのかわからなくなったというのは、それまで信じていたことに疑問が湧いてしまったからだろう? おぬしが信じるか信じぬかは自由だが、我々はおぬしが知りたいことを話すことが出来る」
コクトーが、ゆっくりとした口調でモモンジーナに語り掛けた。
するとクルクも、モモンジーナに顔を向けた。
「クルク、誰も殺してないよ。でも、もしもクルクがそこから離れずに一緒に戦っていたら、死なずに済んだかもしれない人は、いる。だから、本当にクルクのせいで誰も死んでいないかどうかは、クルクにはわかんない」
「クルクよ、戦場ではそれは、誰のせいでもないのだ。クルクがその場から離れずに戦っていたら、その者は死なずに済んだかもしれんが、クルクが行かなかった場所で、死んでしまった者がいるかもしれぬ」
コクトーの言葉に、クルクは 「・・・うん、そうだよね」 と小さく頷いた。
「・・・例えそうだとしても・・・お前に悪気はなかったのだとしても、お前の密告で死んだ者がいるとしたら」
「モモンジーナさん」
チリが、モモンジーナの言葉を遮った。
「クルクさんは、その当時まだうずらちゃんと知り合いになってはおりません」
「・・・え?」
「うずらちゃんがクルクさんと知り合ったのは、メイヴェルが死んだ後のことですわ」
「・・・そんな・・・」
ヴォルフィから聞いていた話が、全て嘘だったというのだろうか?
モモンジーナは頭を抱えてしまった。

突然、「え?」 とクルクが言った。
皆がクルクを見た。
クルクは意識をシグナルパールに集中させているようで、何もない一点を凝視している。
「いないって、ホントに? 全部見て回ったの?」
「サンちゃん、フェ・インにいないの?」
うずらがカウンターから身を乗り出しそう訊ねると、他の皆がモモンジーナを見つめた。
「う、嘘は言っていない。確かにフェ・インの小部屋に置いてきた」
モモンジーナがそう言うと、クルクは 「小部屋は? 全部見たの?」 と、通話相手であるバルファルに訊ねた。
「やっぱり殺してはいなかったんですね?」
「・・・殺してはいない。多少、乱暴はしたが・・・」
訊ねたぴよに、モモンジーナが答えた。
「今のは、梅に言わなくていいからね! ももんがは殺してないってことだけ言っといて。もう一回、ちゃんと探して来て!」
通話を終えたクルクは、「いないって、フェ・インから出たのかなぁ?」 と首を傾げた。
「いや、サンラーが一人で出られるとは思えん」
「そだよね。・・・ボルビーが連れ去ったってことは?」
クルクがモモンジーナを見る。
「私はサンラーのことを、ヴォルフィに話してはいない」
「・・・となると・・・」
ぴよが腕組みをして深刻なため息をついた。
「ももんがさんが嘘はついていなくても、そこにサンちゃんはいないわけで、もしもこのまま見つからずに梅兄が戻って来たら、俺は梅兄を止められませんからね」
「ぴよ君! まだ見つからないって決まったわけじゃないでしょ!」
クマにたしなめられて、ぴよが 「ごめん」 と謝った。
「もしサンちゃん帰って来なかったら、クルクも暴れちゃうかも」
「クルたんまで!」
「だって、サンちゃん関係ないじゃん! クルクが疑われたり、うずらが愛人だったりするのは仕方ないけど、サンちゃんは関係ないじゃん!!」
「あたしは愛人じゃないわ!」
「ももんが、何でサンちゃん誘拐したりしたのさ!」
涙目になったクルクに睨みつけられ、モモンジーナはフェ・インで泣きながら自分を睨みつけていたサンラーの顔を思い出した。
あの時は何の感情もなく置き去りにしてきたが、今、サンラーの身を案じている自分に動揺しつつあった。
そう、モモンジーナは 「ウメ」 と勘違いして、サンラーをさらったのだ。
もしもあの時、モグハウスから出て来たのがサンラーではなく 「ウメ」 本人だったら、きっと何もかもそこで終わっていたのではないかとモモンジーナは考えた。

その時、突然ランコントルのドアが開いた。
そこにいた全員が、ビクッとしてそちらを向く。
ドアを開けた者も、中にいた者たちの反応に驚いてビクッとしていた。
入って来たのは、厳つい顔のエルヴァーンだった。
「・・・なんだ、ロディファスさんか・・・梅ちゃんかと思っちゃったじゃないの」
うずらが肩の力を抜きながらため息をついた。
「兄上はおられないのか?」
「あー・・・ゴホン、ロディファスさんは、ももんがさんとはお知り合いだったかしら?」
「ももんが?」
厳つい顔を更に歪めて、ロディファスはうずらに聞き返した。
が、すぐにカウンターの席にモモンジーナの姿を認めると、ゲホゲホとむせるように咳込んでしまった。
「・・・何か用ですの?」
珍しくチリが強気でロディファスに訊ねた。
「あ? ああ・・・たった今、騎士団が港でヴォルフィを捕まえそこなったのだ。一緒にいた二人組の男たちは捕えることが出来たのだが、ヴォルフィには逃げられてしまって、行方がわからない。それで、ここへ来るかもしれないと、知らせにきたのだ。では」
それだけ言い終ると、そそくさと出て行ってしまった。
「・・・ここへ、何しに来るの?」
首を傾げたうずらに、ぴよが 「あの人、この店の何かが気になってるらしいから、だから忍び込んだりしてたんだろ」 と言った。
「忍び込んだのがヴォルフィさんだって、何でわかるのよ?」
「だって、ももんがさんに、うずらが愛人だとかオーナーを殺して店を奪ったとか、そんなこと吹き込んでたんだろう? カギが上手く開けられなかったり、毒も仕込まないヘタレっぷりだけど、店に通ったりもして、執着があったことは見え見えじゃないか」
ぴよの説明に、聞いていた者たちから 「あぁ~」 と納得のような声が漏れた。

モモンジーナは、それよりも、ヴォルフィの行方が気になった。
何をしようとしているのか、これまで何をしてきたのか・・・。
「・・・ギルド桟橋・・・」
「え?」
「ギルド桟橋から、ヴォルフィが出て来たところを見たんだ。いかがわしい風体の男二人が、ヴォルフィの前に出てきていた。聞いた時はとぼけていたけれど、おそらく関係あると思う」
モモンジーナがそう言うと、クルクが 「一緒に行ってみよう」 と椅子から飛び降りた。
「黒糖さんたちは、ここにいて。もしボルビーが来たら、捕まえてね!」
「うむ。気をつけるのだぞ」
「あいあいう~!」
「モモちゃん」
クルクに続いて出て行こうとしたモモンジーナに、うずらが声をかけた。
呼ばれたモモンジーナは、驚いたように目を丸くしてうずらを振り返った。
「シグナルパール、付けといて」
「・・・わかった」
うずらに頷くと、モモンジーナはクルクの後を追ってギルド桟橋へと走り出した。



NEXT → * 「 Captivity 」 8.Lost Day's (5)





読んでいただいて、ありがとうございます。
まだ続くんだね~( ̄▽ ̄)
あと2話くらいかな。
もうちょっとお付き合いくださ~い。
では、また来週~(・▽・)ノ




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【2016/07/17 23:59】 | * クルク一家
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さくらの
クルクちゃん こんばんあ♪

ああああ・・サンちゃんはどうなったの?
続き早く~~プリーズ

ドキドキはらはらですよう。

梅さんは怒り爆発ですし、サンちゃん
無事で帰ってきてください。

次はいつですか?ドキドキ

名前多すぎて、もはや誰が誰だかw

そして解決へ
コウ
クルクさん、こんばんは〜。

ようやく事件も解決に向かって来ましたね〜。やっぱり黒幕はヴォルフィさんでしたかー。逃げてるみたいですけど、捕まったら事件の全貌も明らかになるんでしょうか。捕まったら、真の黒幕に口封じをされちゃったりして。
これ、でもやっぱり梅さんが事情をある程度知ってるんじゃないかなあ。隊長だった訳だし。それとも蚊帳の外だったのかなあ。いずれにせよ、モモさんとの関係も含めて、梅さんがキーマン・・・いや、キーチョコボですねw
後はサンちゃんですねー。どこへ行ったんだろう。意外と自力でどうにかしてたり・・・続きが楽しみですね。

そう言えば、ボナンザの当選番号発表されましたね。クルクさんいかがでしたか〜。僕は・・・まだ確かめてなかったw
まあ、でも当たってないような気がします。ボナンザと言えば、リアルでもサマージャンボ買っとこう。当たった事ないんですけど、宝くじだけは、たまに買いたくなるんですよね〜。

お話の続き楽しみにしてます。ごゆっくりどうぞ。
それでは〜。

Re: さくらのさん
クルク
さくちゃん、こんばんは~(・▽・)ノ

登場人物、多すぎますよね(^_^;)
書いてて、たまに名前を間違えたりしてますw
次回に、名前一覧つけておこうかな・・・。

サンちゃんはどうしているのでしょうか・・・。

次は一応、24日の23時59分の予定です。
頑張ってまとめていきます!

コメント、ありがとうございます!
うれしいっ(≧▽≦)


Re: そして解決へ
クルク
コウさん、こんばんは(・▽・)ノ

事件の黒幕、クルク一家の誰かだったらコワイですね!

サンちゃんは梅が過保護にしてる割には意外とガッツありそうですから、今頃ラングモント峠を走ってたりしてw

「Captivity」の主事件は、きちんと完結させようと思っているので、それはうやむやに終わらせないようにしたいなと。
次のお話は80%完成しているので、微調整しつつ完成させたいと思います。

続きがあると、コレはこうなんですよ~っていうお話が出来ませんね(>_<)
でもいつも感想のコメントいただいて、とっても嬉しいです(*´-`*)
ありがとうございます!

ボナンザは、それぞれ10個ずつ買ったんですけど、黒糖さんが4等を当ててくれた他は、5等がチラホラでした。
バルはボナンザボールを10個もらいました!ヽ(`д´)ノ
コウさんはまだ見てないのですね~。
ジュノのお家で、アタリ番号をメモって来たユファちゃんが、「まずは5等から!」 とか言いながら発表するのかなぁ~(*´▽`*)

リアルでは、そっか、サマージャンボの季節になっていたんですね!
宝くじは、ロトとかたま~に買うくらいで、他は自分じゃ買ったことないですw
当たりますように☆彡(^人^)


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【2016/07/16 23:59】 | SS
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やっぴ~、クルクです(・▽・)ノ

今夜は、ぱぱにゃ~にゃ~主催の花火大会でしたヽ(*´▽`*)ノ
昨日さ、誰も来てくれなかったじゃん?
だから今夜は、どのくらい集まるのかな~って思っていたのです。
プルゴノルゴ島に行ってみたら、すでにたくさんのひとが!

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ヴァナの時間はまだお昼だったけど、花火を始めていたら続々と参加者さんがやって来ました♪

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みんなで花火をしたり、ヤドカリ攻撃したり、だんだん夜になってきました~。

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SSに写ってなかったけど、モルボルとかひつじに乗ってる人がいたの。
ガーデンでもらうマウントアイテムなんだよね~。
クルク、ガーデンのランクまだ3くらいだからなぁw

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やっぱし夜の方が、花火は映えるよね★

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何人集まったんだろう?
動きがカクカクしちゃうほどでした!

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これ、なんの像だろう?
かわいいよねw
コマネチ!

そしてお待ちかね、ランダム大会です♪
高い目を出した人、上位3人に賞品がもらえます★

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一斉にログが流れるから、クルク自分がいくつ出したのか見えませんでしたw
でもね、1回目のランダム大会で、なんと3等だったの!!
『グレーリキッド+2』 のトリプルセットをいただきましたヽ(*´▽`*)ノ
クルクね、何に使うのかまだわかんないけど、金庫に入れておこうと思います♪
ありがちょ~(*´▽`*)

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ランダム大会は3回あったんだけど、オマケで一番低い目を出した人っていうので、「2」 出した方が!
それからオマケPart2では、三桁のぞろ目を出した人っていうので、「777」 を出した方がいましたよ!
777ってすごすぎるのです!

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その後は、また花火したりして、自然解散の流れとなりました。

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↑ クルクは右側でっす(・▽・)ノ

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↑ 右側に、ヒューム3兄弟がw
水着のパンツの色、微妙に違くない?

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楽しかったね~(*´▽`*)
ぱぱにゃ~にゃ~、お疲れ様でした。
SSに写ってないよ! って方いたら、ゴメンね(>_<)



ぱぱにゃ~にゃ~のブログはコチラ
彫金ミスラの貯金箱 「ビーチで花火大会・2016」





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【2016/07/15 23:59】 | イベント
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花火、楽しかったね
オダンゴ
くるちゃん やっぴー

昨日は、花火大会に来てくれて、ありがとう。

楽しかったねー

そして、3位入賞おめでとうでしたー

こんどのイベントは、クリスマスになるかもだけど、
また遊ぼうねー

Re: 花火、楽しかったね
クルク
オダンゴちゃん、やっぴ~(・▽・)ノ

昨日は楽しかったですね~ヽ(*´▽`*)ノ
たくさん参加者さん集まって、賑やかでした♪
グレイリキッド+2、ありがとうございました★

次はクリスマス~ヽ(*´▽`*)ノ
楽しみにしてますね★


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やっぴ~、クルクです(・▽・)ノ

明日はプルゴノルゴ島で、花火大会ですよ!
詳しくは、昨日の記事を見てねw

ということで、今日、クルクは他鯖からキャラを作って参加しちゃうかもな方を護衛するぱぱにゃーにゃーのお供をしようと思ったのです(・▽・)
モグハを出たら、水区のモグハ前で、サポなしレベル1のヒュム♂さんを見かけたの。
お!? と思いながら、ちょっと早いけど、モグショップのある広場へゴ~★
ぱぱにゃーにゃーがいたので、近くで釣りとかしてました。
釣り4回目で、釣竿が折れました(´・ω・`)
てことで、ニャーニャーのお隣で、ベンチ出して座ってました。

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ポツポツと雑談などしつつ・・・誰も来ません(´・ω・`)
モグハ前で見た人、サーチしたらいなくなってました。
ただの倉庫さんだったのかな・・・。
アレだ、参加者さんは、皆さんプルゴノルゴ島に行ける人たちなのですね。
最近は色んな鯖でイベントやってるようだし、きっとみんな、あちこちにキャラ作ってあるんだよね!

もうちょっと待つことにして、その間にクルクは、オダンゴちゃんとママタルちゃんのモグハを訪問させていただくことにしました。
でもクルク、どうやって招待を受ければいいのかわからなかったの(^▽^;)
モグハ前にいる、ガードの人に話しかけるのね!
クルクのモグハは、ヴァナのイベントでもらったアイテムがゴチャ~って並んでるだけだったんだけど、オダンゴちゃんとママのお部屋は、きちんと片付いててキレイでした!
始めてみる調度品とかあって、クエでもらえるようなので、クルクもクエやろう! と思ったのです♪

それから、プルゴノルゴ島まで、お散歩しに行きましたヽ(*´▽`*)ノ

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ぱぱにゃーにゃーは召喚士で、ガルーダさん出して、速度アップしてくれました♪
いいね~。
移動中は、引っかかったり変な方向に行かないように気をつけていたので、SS撮れませんでしたw

ビビキー湾について、マナクリッパー待ってる間に、にゃーにゃーは今度はケットシーを召喚★
いいな~、ケットシー。
クルクも欲しいです。

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それから、カニに乗って、お船が来るのを待ちました。
Klu3296.jpg

なんかのアトラクションみたいww
やって来たお船に乗って、プルゴノルゴ島までは、リアル5分で着いてしまうのです。

お船の上に、毒のヤドカリがやって来ました。
練習だからって、うっかり手を出すと、毒でじわじわ殺されますw

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オーディンが瞬殺してくれました★
そして、プルゴノルゴ島に到着ですヽ(*´▽`*)ノ

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クルク、夜の海が好き。
この青さ加減がたまらない。
プルゴノルゴ島に、宿泊施設があったらいいのにね。
そしたら色々と、妄想全開フル回転なのに(*´-`*)
あ、なくても大丈夫。
脳内補正出来るので★

景色を見に行くだけでも、ヴァナって楽しいね♪
クルク、意味もなくよくウロウロしてるけど、そっか、それが楽しいんだねw

そしてクルクは、明日の花火を買いに、ジュノへデジョンしたのでした。

みんな~!
明日は花火大会だよ~!
プルゴノルゴ島に集合だからね~ヽ(*´▽`*)ノ





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【2016/07/14 23:59】 | イベント
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ありがとう
ぱぱねこ
クルちゃん やっぴー

昨日は、島まで一緒に行ってくれて、ありがとう。

いよいよ、今晩が、花火大会だね。

みんなで楽しもうノノ

Re: ありがとう
クルク
ぱぱにゃ~ん、こばんわ(・▽・)ノ

お返事遅くなってしまってごめんなさい。

今夜の花火大会・・・楽しかったで~す♪

おつかれさまでした★

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やっぴ~、クルクでっす(・▽・)ノ

えっとね、今日は花火大会があるよ~っていうお知らせなのです♪

日時は、7月15日(金) 21時半から。
場所は、バハ鯖、プルゴノルゴ島のビーチです。
主催者様は、ぱぱにゃーにゃーこと、ぱぱねこさん@オダンゴちゃんです★

プルゴノルゴ島にとべる水着は、【ワンダートップ+1】 です。
モグが7500ギルで販売してます。
ただしこの水着は、1度ビビキー湾に行ったことがないと、プルゴノルゴ島まで飛べない仕様になっております。
倉庫ちゃんや他鯖からキャラを作って遊びに来る方で、レベルが低くてムリだよ~というお方のために、なんと前日に護衛して連れて行ってくれるという親切設定付きのイベントです!
護衛を希望される方は、14日(木)、21時半までに、ウィン水の区(G-10) に集合してください。

詳しくは、ぱぱにゃ~のブログを見てね(・▽・)
『彫金ミスラの貯金箱』  ビーチで花火大会(予告)

クルクはもちろん参加させてもらいま~ッす♪ヽ(*´▽`*)ノ
14日は、ブブリム半島辺りで、ゴブ掃除でもしてよかな~w
海岸のとことか、ゴブがキケンだもんね。


↓ 去年の花火大会のSS ↓
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花火、買ってこなくっちゃ♪
それじゃ、花火大会でお会いしましょう~ヽ(*´▽`*)ノ






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【2016/07/13 23:59】 | イベント
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ありがとう
ぱぱねこ@おだんご
くるちゃん こんばんわ

宣伝、ありがとう。たすかります。

14日もきてくれるのねー わーい

今年も、楽しい花火大会になるといいねー

では、当日、楽しもうねー

Re: ありがとう
クルク
ぱぱにゃーにゃー、こんにちは〜(・▽・)ノ

14日は・・・って今日ですね!
露払いとして、参加したいと思います(・▽・)
モタモタ小僧なので、役に立つかわかりませんが(^▽^;)

たくさん参加してくれるといいですね~♪
楽しみです( *´ ▽ ` *)


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やっぴ~、クルクでっす(・▽・)ノ

ログポで 【♪ボム】 をもらったよヽ(*´▽`*)ノ
一家全員もらって、ジュノ行って・・・時間かかりますのぅ~w

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タルタルだと、ボムの頭に埋まってる感じw
移動は、ポヨンポヨンって空中を弾んでるみたい♪
飛んでるヤツに乗れるなら、ロック鳥とかにも乗りたいよね~(・▽・)
ザルカバードの上空を飛んでる、アイツにも乗りたいなぁ~(*´▽`*)

Klu3290.jpg

ヴァーンでも、ちゃんと浮いてるからよかった~w
カニの時は、つま先が地面に着いてるみたいだったもんね~。
っていうか、マンドラちゃんを見つめてる梅に、「それはタルタルじゃないよ」 って注意したいです。

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妙なとこから足が出てますが・・・。
黒トラが横座りだったのに、ボムでは跨っちゃうのね。
後ろから見てるウサギが、クルク的に妙にツボですww
さて、ウサギは何と言ってるのでしょうか?

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何だろう、部屋でバランスボールに乗っかって、どうでもいい話を退屈そうに聞いてる人みたいに見えるw
あるいは、出かけるのに彼女の支度がなかなか終わらなくて、「まだ~?」 とか言って待ってる彼氏とかw

SSは、クルクと3国代表ってことで。
全員は、SS撮りに行くのも、編集も大変だからね。

ところで、クルクはヴァージョンアップの度に、ずーっと待ってることがあるんですが。
いつになったら、エミネンスのポイントと装備を交換する時、続けて交換出来るようになるんだろう?
1回1回初めから選んでって、メンドークサイっつーの!
そう思わない?
なんで続けて交換出来るようにしないんだろうね?
早く改善してほしいなぁ~と思う、クルクなのでした★






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【2016/07/12 23:59】 | ♪マウント
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ボム乗り
ぱぱねこ
クルちゃん やっぴー

次々と、いろんなマウントが実装されるねー

おいらもボムに乗ってみたけど、おしりアツクないのかなー;って思っちゃうw

ヴァーンもヒュムも、ボムの顔がちゃんと見えるのね。
ミスラは、足をとじて乗るから、ボムの顔が見えないのだw

でも、やっぱり、マウント姿も、タルが一番かわいいねー


Re: ボム乗り
クルク
ぱぱにゃ~にゃ~、やっぴ~(・▽・)ノ

おしり!Σ( ̄□ ̄)
そっか、ボムだもんね!
冬はポカポカ(ボーボー?)だけど、夏は・・・。

ミスラにゃんだけ、どうして足を閉じてるんだろうね?
足で、前が見えないじゃんねぇ。

タルは、何に乗っかってても可愛いデスヨネ~(*´▽`*)
逆に、「それはないだろ・・・」っていうマウントこないかなぁ・・・。
ダニに立ち乗りとかw


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やぷ~い、クルクでっす(・▽・)ノ

えっと、サハギンのカギをまた作ってもらって来ました。

Klu3285.jpg

カギを作ってもらったら、ついでにまたノーグ貝を釣っておきましょう♪
ここの場所って、釣りやすいのかなぁ?
今回は、6回目にげっちょです☆

さぁ、それじゃ今度は間違えて行き過ぎちゃわないように、リコを探しに行って来ます。
サハギン扉の先って、橋になってるでしょ?
ここって、落ちれるのかなぁ?
でも、落ちたらまたカギが必要になっちゃうから、やらないよ~ん(・▽・)
でも、橋の下にいるサハギンに、気功弾ぶっ放してみましたw
そしたら、3匹釣れたよ。
つーか、サハギンたちは、サハギン扉を通れるんだね。
あるいは、みんなカギ持ってるのかな?
どうでもいいや(・▽・)

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サハギンをやっつけてるモグがいたよ!
あれ?
モグって暴力行為は禁止の生き物じゃなかったっけ?

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リコに、1000万ギル貸してって言ったら、何に使うんだって。
トトのことを話したら、あっさり貸してくれたよ(・▽・)ノ
あ、現金じゃなくて、手形でだったけど。

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でも、クルクが借りてることになるんだよね~( ̄_ ̄)
このことは、モーグリ一族全体の恥になりかねないから、誰にも話しちゃダメって言われたよ。

だけどさ、トトが言ってきたのって、MHMUに訴えたらどうにかなるんじゃないの?
そんな、言われたまま1000万ギルを払っちゃうなんて、クルクはダメだと思うけどな~。
ん~・・・ま、とりあえず、モグに借りられたよ~って報告に戻らないとね。






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【2016/07/11 23:59】 | 戦慄!モグ祭りの夜
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やぴ~ん、クルクです(・▽・)ノ

「Captivity」 モモンジーナ編その3です。

* 「 Captivity 」 1.Lost Day's(1)
* 「 Captivity 」 2.パール
* 「 Captivity 」 3.空耳
* 「 Captivity 」 4.ombre
* 「 Captivity 」 5.Lost Day's(2)





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サンドリアにある自分のモグハウスで、モモンジーナは身支度を整えていた。
今日は槍ではなく、腰のベルトに短剣をさした。
失くしてしまった短剣の代わりに、ジュノの雑貨屋で買った安物だ。
それでもモモンジーナにしてみれば、痛い出費だった。
カバンの中から、微かに信号音が聞こえている。
サンラーから奪ったシグナルパールが、ずっと鳴り続けているのだ。
気にしなければ分からないほどの音なので、モモンジーナは無視を決め込んでいる。


モモンジーナは港の出入り口からモグハウスを出て、北のギルド前広場へと歩いてきた。
シャレーリが倒れていたという場所で足を止め、必ず復讐すると誓う。
フェ・インに置き去りにしたサンラーという名のタルタルは、直接関わりがあったわけではないし、まだ子供だった。
あの場所で生きるも死ぬも、運に任せようとモモンジーナは思った。

「さて、うずらをどこに呼び出すか・・・」
人目に付きにくいというのであれば、港の倉庫辺りでいいだろう。
あるいは、ロンフォールの森でもいいかもしれないと考える。
その時、ギルド桟橋へと続く扉が、重たそうな音を立てて開き、中から二人のエルヴァーンの男が出てきた。
お世辞にも上品とは言い難い風貌で、コソコソと辺りを気にしているようだ。
モモンジーナは気づかぬフリをして、階段の方へとゆっくり歩きながら、男達が港方面へ足早に去って行くのを見送った。
神殿騎士団員であった時だったら、間違いなく後を追っていただろう。
が、今の自分には関係ないと、そのまま階段を上がって行こうとした時、再びギルド桟橋に続く扉が開いた。
そちらへ目を向けたモモンジーナは、足を止めた。
出てきたのは、ヴォルフィだったのだ。
「ヴォルフィ?」
声をかけると、ヴォルフィはビクリと立ち止まり、そしてモモンジーナの姿を認めると、曖昧な笑みを浮かべた。
「・・・モモ、ここで何を?」
「いや、通りかかっただけだ。今出て行った二人組は、何者だ?」
「・・・誰のことです?」
「ヴォルフィの前に、ここから出てきた男達だ」
「さぁ? 僕は気づかなかったな。それより、モモに知らせようと思っていたことがあるんです」
ヴォルフィがギルド桟橋で何をしていたのか気になりはしたが、モモンジーナは先にヴォルフィの話を聞くことにした。

木道の工人通りで、ヴォルフィは水門を眺めながらモモンジーナに訊ねた。
「隊長と親しくしていた、うずらという名のヒュームの女性を覚えていますか?」
「ああ、覚えている」
たった今、どこへ呼び出そうか考えていたところだ。
そうは言わず、モモンジーナはヴォルフィの次の言葉を待った。
「クルクと繋がりがあったことがわかりました」
「やっぱり・・・」
モモンジーナが呟くと、ヴォルフィは頷いた。
「パスィリーが陥れられた密告の件ですけど、騎士団の動きを裏組織に知らせたのはクルクですが、その情報はうずらからもたらされたようです」
「・・・ってことは・・・」
「残念なことですが、おそらく隊長から」
「信じられない」
「ついうっかりということだって、きっとありますよ」
任務の情報は、家族や恋人にさえも漏らしてはならないと、隊に入ったばかりのモモンジーナに教えたのは、他の誰でもないメイヴェルだったのだ。
上から命じられる作戦も、部下にはギリギリまで伝えないという徹底ぶりだった。
おかげでシャレーリは、急の任務で何度デートをキャンセルする羽目になったことか。
それが、ついうっかりなどということがあるだろうか?
黙っているモモンジーナに、ヴォルフィは更に言葉を添える。
「そのせいであんなことになってしまって、多分うずらに問い詰めたんだと思います。それで・・・」
「口封じされたというのか?」
「ええ、そうです」
モモンジーナは首を振った。
「モモが信じたくないのはわかります。僕だってそうでした。でも、そのことを知ったシャレーリもまた、口封じに殺されたんです」
「・・・だとしたら、私達は大丈夫なの?」
「わかりません。でも・・・このままで済ませるわけにはいきません。それこそ、シャレーリは無駄死にになってしまいます」
「そうだな」
裏の組織を壊滅させてやるなどと、そこまでは考えていなかった。
考えたとしても、そんなことはおそらく無理だろうとわかってもいる。
だからせめて、クルクだけでも屠ってやろうと決めたのだ。
そして今、もう一人うずらの名前が加わった。
だが、フェ・インでサンラーの背に槍を突き刺せなかったように、何かがモモンジーナの気持ちに引っかかっているのだ。

とりあえず、モモンジーナはうずらを呼び出してみようと考えていた。
「うずらは今も、サンドリアにいるの?」
「いますよ」
モモンジーナが訊ねると、ヴォルフィがすぐに答えた。
「モモは、ランコントルというバーを知っていますか?」
「入ったことはないが、場所くらいは知っているけど」
「うずらは、そのバーのオーナーです」
「え!?」
モモンジーナの記憶では、バー・ランコントルのオーナーは、アルベリックという名の初老のエルヴァーンの男性だった。
たしか、息子がいたはずだ。
そう言うと、ヴォルフィが 「アルベールです」 と言った。
「なぁに? うずらは息子のアルベールをたらしこんで、店を自分の物にしたわけ?」
冗談半分で言ったつもりだったが、ヴォルフィは笑いもせずに頷いた。
「当たらずとも遠からず、でしょうか」
「どういうこと?」
眉を寄せたモモンジーナに、ヴォルフィは数ヶ月前に起こった連続誘拐事件を知っているとか訊ねた。
モモンジーナは首を横に振った。
その頃モモンジーナは、ラバオでヒュームの商隊に護衛として雇われ、バストゥークへ向けてコロロカの洞門を移動している最中だった。

ヴォルフィはモモンジーナに、事件の概要を簡単に説明した。
ランコントルで働く女性が、次々と失踪していたこと。
それが人身売買の組織による、誘拐だったこと。
オーナーの息子のアルベールが、主犯として捕まったこと。
「だけど、それだけじゃなかったんです」
ヴォルフィは一度辺りを気にするように視線を向け、それから声をひそめてモモンジーナに語り始めた。
本当の主犯はアルベールではなくオーナーのアルベリックで、うずらはアルベリックの愛人だったと言った。
うずらはアルベリックに、息子のアルベールが金の横流しをしていると告げ、それを真に受けたアルベリックがアルベールを罪に嵌めたのだ。
そのアルベリックも、うずらに毒を盛られ、意識が混濁している間に、店の権利を全てうずらに譲るという文書を書かされ、そして死んだ。
そして店はうずらの物となり、今ではうずらがバーのオーナーをしている、と。
あの事件を少しでも知っている者ならば、話の半分がウソであるとわかっただろう。
うずらは誘拐された女性達最後の被害者であり、また事件を解決に導いた者の一人でもあったが、それは公にはされていない。
そしてアルベリックは死んでなどおらず、息子が仕出かしてしまった罪の大きさに耐え切れず、被害者であるうずらに無償で店を譲り、田舎へ帰ってしまったのだ。

ヴォルフィの話に、モモンジーナは呆れたような声を出した。
「どうして誰も怪しまないんだ?」
「うずらはクルクの仲間で、クルクの後ろ盾に高貴な方がいるからですよ」
「だからって、おかしいだろう」
「ですから、せめてクルクとうずらを葬り去らなければならないんです」
ヴォルフィが、モモンジーナを見つめた。
その目の中にある光に、モモンジーナは息苦しさを感じ、前髪をかき上げる仕草で視線をそらした。
「そうだな。グズグズしていたら、こっちの身が危ない。まずはうずらから片を付けよう。そうすれば、クルクも姿を見せるだろう」
「頼みます。僕は引き続き、クルクとうずらについて調べてみます」
モモンジーナは 「気をつけて」 と言い、ヴォルフィと分かれた。
が、モモンジーナの心の中には、疑惑が浮かんでいた。

神殿騎士団を辞めてから、モモンジーナにも恋人と呼べる者がいた時期があった。
それはとても短い期間だったが、胸のトキメキを感じた時、必ずといっていいほど浮かぶのが、うずらの横顔だったのだ。
初めてうずらを見たのは、猟犬横丁でメイヴェルと一緒にいるところだった。
第一印象は、「ヒュームの女か」 程度だった。
その時はうずらよりも、メイヴェルがヒュームの女と一緒にいることの方に気を取られていたからだ。
二人の距離と表情に、やけに親し気だなと思った。
それから数日後、再び二人を見かけたのだ。
その時に、シャレーリが 「きれいな」 という形容詞をつけていたことを思い出し、じっくりと観察してみたのだ。
たしかに、可愛いと言うよりは、綺麗な顔立ちをしていた。
気が強そうで、決して言いなりにならないタイプの女だと思った。
それが、メイヴェルが他を見ている時にだけ、メイヴェルを見つめる表情が変わるのだ。
その目を見ただけで、「ああ、好きなのだな」 とモモンジーナにさえわかってしまう。
恋をしている女の顔。
自分もあんな目をしているのかと、胸が高鳴ると必ず、あの時のうずらの横顔を思い出していたのだ。
女の勘というものを、それまでモモンジーナは感じたことなどなかった。
だが、ヴォルフィの話を聞いて、にわかには信じ難い気持ちになったのだ。
あの話が本当だとすれば、うずらに何かよほどのことが起きたのだとしか考えられない。
モモンジーナは、それが知りたかった。

カバンの中にあるシグナルパールは、まだ鳴り続けていた。
モモンジーナはそれを耳に装着すると、「うずらか」 と話しかけた。
するとすぐに 「そうよ」 と返事が来た。
「あなた、誰なの?」
「閲兵場、城の前に来い」
「閲兵場? 北の?」
「今すぐ、一人で来い」
「どうしてあたしが命令されなくちゃならないのよ? 名前くらい名乗ったらどうなの?」
「グズグズしていると、サンラーの死体を細切れにして、魚の餌にしてやるぞ」
「フン。いいわ、行ってあげる」
そして、通信が切れた。
モモンジーナが城の前を選んだのは、衛兵の目の前でなら襲われないだろうと思ったからだ。

城門の前を過ぎ、すぐ側にあるクリスタルの近くで足を止めた。
モモンジーナが堀の柵を背に寄りかかっていると、クリスタルの光が揺らぎ、エルヴァーンの女とヒュームの男が現れた。
二人はクリスタルから数歩離れ、その場に立ち止まると地図を取り出した。
女の方が辺りにある建物を指差すと、男はそちらへ顔を向けてから、確認するように地図を見ている。
初めて来たサンドリアを、案内でもしてあげているのだろうか。
モモンジーナが眺めていると、クリスタルからうずらが姿を現した。

うずらはすぐに城の門前に視線を向け、それからグルリと頭を巡らせている。
そして、モモンジーナと目が合った。
モモンジーナが視線をそらさずにいると、うずらが近づいて来た。
「あなた、見たことがあるわ」
うずらはモモンジーナから、やや距離をとって立ち止まった。
「お前に尋ねたいことがある」
「それはこっちのセリフだわ。サンちゃんはどこ!?」
「こちらの問いに答えたら、教えてやろう」
「・・・いいわ、聞きなさい。答えてあげるから」
うずらは、サンラーの所在を第一に確認してきたにもかかわらず、主導権を握らせまいと、あくまでも上からものを言っている。
思っていた通りの女だと、モモンジーナはフッと笑いを洩らした。
「クルクを知っているな?」
「クルたん? 知ってるわよ」
「アルベリックのことは?」
「ランコントルの前オーナーよ。知ってるに決まってるじゃない」
当たり前だと言うように、うずらはアッサリと答える。
うずらの背後では、エルヴァーンの女がヒュームの男を残して、クリスタルに消えて行った。
男は一人、地図を眺めている。
「お前、アルベリックの愛人だったのだろう?」
声が聞こえたのか、男が顔を上げてモモンジーナを見た。
それからうずらに視線を移し、再び地図に目を落としているが、口元が笑っている。
言われた当人であるうずらはというと、「はぁ~?」 と眉根を寄せている。
「妙な言いがかりはよしてちょうだい。アルベリックさんがあと20才若ければ、まぁ付き合ってあげてもいいけどね」
「殺しておいて、いけしゃあしゃあと」
「殺した? アルベリックさん、亡くなったの!? いつよ!?」
モモンジーナの言葉に、驚いたようにうずらが詰め寄った。
その時、クリスタルからタルタルが飛び出してきた。
うずらに問い詰められていたモモンジーナが、タルタルの姿を確認した時には、クルクはすでにモモンジーナの足元に来ていた。
「あれ? ももんがだ。バル、ももんがだよ!」
「なっ!!」
「ぴよ! ももんがを取り押さえて!」
「え? あ、はい!」
ぴよと呼ばれたヒュームの男は、地図を放り出してモモンジーナに駆け寄った。
もちろん、大人しく捕えられるようなモモンジーナではない。
が、クルクがモモンジーナの脛を、思い切り殴ったのだ。
そして悲鳴を上げさせる間もなく、すかさずうずらがモモンジーナの膝裏を蹴った。
ガクンと膝から崩れ倒れそうになったところを、ぴよが後ろから羽交い絞めにした。
ところが、そこはやはり騎士団で日々鍛えてきたモモンジーナである。
女であっても、背の高さではヒュームの男とそう変わりはしない。
頭を勢いよく後ろに動かしたモモンジーナの後頭部が、ぴよの顔面を打った。
「うがっ!」 という声と共に、モモンジーナを捕らえていた腕の力が緩んだ。
その一瞬を見逃さず、モモンジーナはぴよの腕を掴むと、背中へ回すようにねじり上げた。
「痛い痛い! 痛いってば!」
「何やってるのよ、だらしないわね!」
「もぉ~う、ぴよ~」
逆に捕らえられてしまったぴよを見て、うずらとクルクがガッカリとした顔をしている。
ここは出直した方がいいだろうと、モモンジーナはぴよの腕を掴んだまま、 「私に近寄るな」 と言いながら、一歩後ろに下がった。
モモンジーナの背後には、クリスタルがある。
モモンジーナはぴよを二人の前に突き飛ばし、自分はクリスタルの光の中へ飛び込んだ。
と、その体がヒョイと持ち上げられた。
「っ!?」
「このお嬢さんでよかったかね?」
クリスタルで移転するより先に、モモンジーナは初老のガルカに担ぎ上げられ、クリスタルの光の外にいた。



NEXT → * 「 Captivity 」 7.Lost Day's (4)





読んでいただいて、ありがとうございます。
ちょっと短くなりましたが、キリがいいとこなので。

また登場人物が増えて来ちゃいました。
多すぎると、収集が付かなくなると学んだはずなのに、学習できていないようです。
サンちゃんが無事に戻るまでが遠足・・・じゃなくて物語なので、何とかどうにか頑張りたいと思います。
じゃないと、サンちゃんで遊べない~w

それでは、続きはまた来週に(・▽・)ノ







いつも遊びに来てくれてありがちょん(・▽・)
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【2016/07/10 23:59】 | * クルク一家
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ガルネコ
面白かったです。
毎週月曜日、通勤時の楽しみになってます。
来週も楽しみにしています。
頑張ってください。

Re: ガルネコさん
クルク
ガルネコさん、こんにちは(・▽・)ノ

コメントありがとうございます。
通勤時の時間つぶしにでもなったのなら、よかったです( *´ ▽ ` *)
あと3回くらい、続きそうですw
頑張ります★


モモンジーナさん編、3
コウ
クルクさん、こんにちは〜。

モモさん編の3話目ですね。これ、いっぺん消えちゃったんですよね?ご苦労様でした。僕も、話書いてる時消しちゃった事ありますけど、結構がっくりきますよねー。

おー。やっぱりヴォルフィさん悪者だ。黒幕は誰なんですかねぇ。黒幕居なくて、ヴォルフィさんの私怨とかかなあ。
そして、戦闘シーン出ましたね!クルクさんがモモさんの脛を殴った・・・ってとこで「?」となりましたが、モモさんとクルクさんが、種族差で身長に開きがあるので、殴った事になるんですね。おー。納得の描写ですね。
そして、バルやぴよさんや、黒糖さん。一家勢ぞろいですね。ぴよさんと一緒にいたエルヴァーンの女性はチリさんかなあ。次回謎が明かされるんでしょうか。
って言うか、梅さんくれば一発で誤解がとけますね。それでハッピーエンドになればいいなー。

そう言えば、ワードローブ3、4が実装されましたが、クルクさんは購入されましたか。僕は3だけ買いました。80空きが増えると楽ですねー。

次回も楽しみにしてます。ごゆっくりどうぞ。
それでは〜。

Re: モモンジーナさん編、3
クルク
コウさん、こんばんわ~ん(・▽・)ノ

一度消えちゃった、ももんが第三話です(^_^;)
コウさんも経験者でしたか。
あの瞬間って、消しちゃったこと信じませんよね!
「なんで!?」とか言って、自分でやったんだっつーのw

お話は、やっと悪い奴が特定されました。
色々と辻褄が合うか、この先が心配です(^▽^;)
それから戦闘シーン!?
小競り合いですよ~。
この程度が精一杯ですw
クルクにヒザカックン係をさせようかと思ったんですけど、やったら背丈的にクルクの頭にももんがのお尻が乗っちゃいそうで、それはそれで面白いかもだけど、羽交い絞めの邪魔になるので脛を殴らせてみました(・▽・)ノ

ホントに、梅が来て説明すれば済みますよね~。
でもアノヒトは、そんなことよりもまずはサンちゃんが心配なのですね。
それに、生きてることバラしても大丈夫かどうかわからないですし。
次、出てきますけど。

ワードローブ3、4は、まだ未購入なのです。
1契約で全キャラが使えるようになるのは、果てしなく魅力的ですよね!
それに、モグの預り帳がいらなくなりそうです。
あれ、邪魔なんだもん(^_^;)
でも、ワードローブ3、4って、毎月課金になるんですよね?
まだちょっと空きがあるので、もうしばらくは今のままで☆

コメント、ありがとうございます(*´▽`*)
続き、がんばりま~す♪



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【2016/07/09 23:59】 | SS
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やぷ~ん、クルクです(・▽・)ノ

それじゃ、闇金モグのところに行って来ます。
闇金モグのリコは、海蛇の岩窟にいるんだって。

ノーグから隠し扉を出たら、左に進むとまた隠し扉があります。
マップ1(C-8)ね。
ずーっと進むと、また扉があって、その先。
行き止まりになってて、ちょっと部屋っぽいです。

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この貝のランプ、ちょっといいなぁ~(・▽・)
モグハに欲しいよね。
調べてたら、モグが出て来ました。
リコかと思ったら、違うんだって~。

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狩りが趣味で、今日はサハギン扉の向こう側に行ってるみたい。
サハギンのカギの出番だよ~☆
テケテケ戻って、サハギンカギで開ける扉まで行きます。

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トレードして中に入ったら、橋から落ちないように進みます。
ここはLv99でも絡まれマンボ―だよ。
で、マップが切り替わったら、気をつけて!!

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Waferfall Basin ってとこを調べるんだけど、クルク確認しないで、ずーっと奥まで行っちゃったの。
段差を降りて、その先の広い所まで行っちゃって、そこでポイントを探し始めたけどなくて、調べたら段差は降りちゃいけなかった・・・( ̄_ ̄)

戻れません。
サハギンのカギ、無駄になりました。
また作ってもらわなくちゃなりません。
ノーグ貝、1個釣っておいてよかった。
っていうか、クルク時間切れで~す( ̄д ̄)
ノーグ来る前に、余ったログポの交換とかしてたから、時間なくなっちゃった。

こんなね、3部に分けるようなミッションじゃないのよっ!
ノーグって、移動するの楽しいからいいんだけど、その分疲れるよねw
サバイバルガイドもクリスタルもないから、ちょちょっと移動出来ないし。
一々カギ作ってもらわないと入れないとか、メンド~。
でも、そメンドーなのが楽しい部分でもあるんだけどね。

やれやれ・・・。





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【2016/07/08 23:59】 | 戦慄!モグ祭りの夜
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やっぴ~、クルクです(・▽・)ノ

昨日は眠すぎて、ヴァナまでたどり着けませんでした(´д`)
今日も眠いんだけど。

銀河祭だね!
今年はイベントで、何か新しいアイテムもらえるのかな~?
・・・と公式を見に行ったんだけど、いつもの読み物がない~!
そして、イベントモグの所に行ってみたけど、去年と同じっぽいや~(´・ω・`)
ってことで、水着や浴衣を持ってないコ達に買ってあげたり、ヤヒコとアムディアのイベントでもらってあげたりしてました。
むむぅ・・・。
もう新しいアイテム、増えないのかなぁ~?

モグハの前とかゲート前とか、ササの飾りつけがしてあって、夜になるとキラキラしてキレイだよね~(*´▽`*)
みんなは、何かお願い事したかな?
クルクは、早く 「 Captivity 」 が完結しますように・・・かなww
そういう都合もあるから、一家みんなの願い事が聞けないのが、タイミング良いんだか悪いんだか。

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それでは皆様、良い夢を・・・。
ぐんない☆彡






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【2016/07/07 23:59】 | * クルク一家
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やっぴ~、クルクです(・▽・)ノ

ヨアトルでモグのヘソクリを掘り出してきてあげたので、それを持ってジュノのモグリハウスに行きました。

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クルク、こんなデッカイ箱を背負って、ヨアトルからジュノまで来たんだね!
ビックリだよ。
ビックリしたのはこれだけじゃないよ。
クルク、驚いちゃったんだから!

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モグが床に立ってることじゃないよ。
いや、モグって立てるんだね! とは思ったけど、そうじゃなくて。
クルクが驚いたのは・・・。

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宝箱のフタが、横にスライドしたことだよ!!!
パカッて開くんじゃないんだ!?
横にズレるんだ!?
フィールドやダンジョンにある宝箱は、どれもみんなフタがパカッて開いたじゃないか。
横にスライドするなんて、見たことないよ!

しかも、こ~んなおっきな箱の中に入ってたのは、たったの632ギルぽっち!!

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1000万ギルじゃなかったの?
クルク、ネコババしてないよ!

モグっては、最後の手段だとか言って、闇のモグ金に手を出そうって言うの。
「借りるのはご主人さまだし」 とか言っちゃって、お断りだね!!ヽ(`д´)ノ
リコ・クペンリッチっていうモグが、無担保で貸してくれるんだって。
あ・や・し・い!
タダより怖いモノはないよね。

リコはクペンリッチ家の長で、 、クペリオール家のライバルなんだって。
しょっちゅうドンと、もめてるらしいよ。
リコは、自分が闇の世界でこっそり商売してるもんだから、モグハウス管理を仕切って、昼の世界で堂々と生きてるクペリオール一家のことが気に入らないんだって。
いや、クペリオール一家にも鼻つまみ者がいるし、そんなに堂々としたもんでもないんじゃないの?

とかなんとか、結局、リコにお金を借りに行くことになっちゃったぅ(´・ω・`)
リコは、海蛇の岩窟に店があるんだってさ。

てことで、サハギンのカギをもらいに行ってきたのです。

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・・・ 後編に続く ・・・




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【2016/07/05 23:59】 | 戦慄!モグ祭りの夜
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やぷ~、クルクでっす(・▽・)ノ

モグミッションで、サハギンのカギが必要になるのね。
前に一度もらったことがあって、今回2度目なんだけど、すっかり忘れちゃってて調べ直したの。
クルク以外のコたちも必要になって、もらいに行くこともあるかもしれないから、その時のために記事にしておくことにしました~。
って、前にもカギの取り方は書いてると思うんだけど、何かのクエかミッションの記事に入ってるだろうから、単独で★


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まずは、初回編。
※ 用意するもの。
 ・ 獣人金貨×1
 ・ 獣人銀貨×1
 ・ ノーグ貝×1
 ・ 獣人ミスリル貨×3
1.ノーグ(H-9)南東側にいる Gimb に話しかける。
2.海蛇の岩窟 マップ1(I-14)の扉に獣人金貨をトレードして通過する(マップ4へ)
3.マップ4(H-11) の奥にいる Bou the Righteous に話しかける。
4.マップ1(N-14) の扉に獣人銀貨をトレードして通過する(マップ2へ)
5.マップ2(H-3) の奥にいる Hurr the Betrayer に話しかける。
6.ノーグ貝×1と獣人ミスリル貨×3 を Hurr the Betrayer にトレードする。
サハギンのカギげっちょ(・▽・)ノ

2回目以降。
※ 用意するもの。
 ・ 獣人銀貨×1
 ・ ノーグ貝×1
 ・ 獣人金貨×1
1.マップ1(N-14) の扉に獣人銀貨をトレードして通過する(マップ2へ)
2.マップ2(H-3) の奥にいる Hurr the Betrayer に話しかける。
3.ノーグ貝×1と獣人金貨×1 を Hurr the Betrayer にトレードする。
サハギンのカギげっちょ(・▽・)ノ


それからね、サハギンのカギを交換してもらう部屋でも釣りが出来ます★
カギに交換してもらってから、釣りしてみたの。
そしたら1発目で、ノーグ貝が釣れたよ(・▽・)ノ
ちなみに、竿はタルタル式釣竿で、エサはリトルワームでした。






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【2016/07/04 23:59】 | ヴァナ日記
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やっぴ~、クルクです(・▽・)ノ

「 Captivity 」 の5話目で、1話目のモモンジーナ側の続きになります。


* 「 Captivity 」 1.Lost Day's(1)
* 「 Captivity 」 2.パール
* 「 Captivity 」 3.空耳
* 「 Captivity 」 4.ombre




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揺れるように発光していた青白い輝きが収まると、クリスタルの向こう側に見える景色が変わった。
吹く風には緑の匂いが濃く、実際に緑が多く視界に映る。
ウィンダス連邦国。
来たことがないわけではないが、モモンジーナにはあまり馴染みがなかった。
似たような通路に似たような橋、頭に地図を叩き込んであるので間違いはしないが、わかりにくい土地だとモモンジーナは舌打ちをした。
向かっているのは、石の区にある天の塔だ。


モモンジーナは、クルクの帰りをバストゥークで待っているつもりだった。
しかし、モモンジーナは気が短い。
いつ戻って来るかもわからない者を、のんびりと待っていられなかったのだ。
そこで、暇つぶしをしようと考えた。
復讐するのなら、自分が受けた痛みを、より効果的に相手に味わわさせなくては意味がない。
モモンジーナは、クルクから大切な者を奪ってやろうと考えたのだ。

ジュノでクルクと一緒だったバルファルというタルタルは、モモンジーナが調べたところ、バストゥーク所属の冒険者ではなかった。
そこで、ウィンダスへやってきて、その確認をしに行くところだった。


天の塔に入ると、そこは水音が涼やかな、清涼な空気が満ちた場所だった。
モモンジーナは一階のフロアにある書記官の間に入り、窓口にいるタルタルを見下ろした。
赤い髪をポニーテールにしたタルタルが、モモンジーナに気づいて顔を上げる。
「旅の人、ようこそウィダスへ。わからないことがあったら、クピピに聞くなの」
「身元確認をしたい。バルファルという名の冒険者は、ウィンダスに所属しているか? 」
モモンジーナがそう言うと、書記官のクピピは頬に指を当て、1秒、2秒・・・そしてコクリと頷いた。
「バルファルという冒険者は、確かにウィンダス所属の冒険者なの」
「今どこにいるかわかるか?」
「そこまでクピピはわからないなの」
バストゥークでクルクの居場所を聞いた時も、同じようなことを言われた。
どこにいるのか、それを知りたいのだが、わからないなら仕方ない。
ならば、もう一人。
ジュノのモンブロー医院で、クルクとバルファルの会話に出てきた人物がいた。
モモンジーナの意識が戻ったばかりだったため、何の話だったか思い出せないが、名前だけは覚えていた。
「ウメという名の冒険者もいるか?」
「いるなの」
「でも、どこにいるかは、わからないのだな」
「モグハウスを管理しているモーグリの場所はわかっても、本人の居場所までは、把握するのは難しいことなのですなの」
「モーグリの場所!?」
「モグハウス管理組合、通称MHMUに問い合わせれば、わかるなの」
「ぜひお願いしたい!」
モーグリがいる場所、つまりそこはモグハウスがある場所ということになる。
モグハウスの場所さえわかれば、その出入り口で見張ることが出来る。
どういう仕組みになっているのかモモンジーナにはわからないが、仕組みがどうであれ、知りたいことがわかればそれでいいのだ。

それほど待たされることもなく、クピピが戻ってきた。
「ウメさんのモーグリは水の区にいるけれど、バルファルさんのモーグリは、アドゥリンに行ってしまっているらしいなの」
「そうか、ありがとう。助かった」
モモンジーナは礼を言うと、さっそく水の区へと向かった。
バルファルならば顔を知っているが、アドゥリンではどうすることもできない。
モモンジーナは、アドゥリンへは行ったことがなかったからだ。

水の区のモグハウス前に着き、モモンジーナはその入り口にある階段の一番上に腰を下ろした。
サンドリアやバストゥークではあまり見ないが、ウィンダスではモグハウスの前に座って雑談をしている冒険者をよく見かけていた。
待ち合わせでもしているのか、1人で座っている者も見かけた。
風土の違いなのだろうか、道端に座っている者がいても、ウィンダスではあまり気にならない。
そうして座りながら、モモンジーナはモグハウスに出入りする者を見つめていた。

エルヴァーンであるモモンジーナは、タルタルの違いがよくわからなかった。
大抵は上から見下ろす形になったし、帽子を被っていれば尚更顔の見分けもつきにくい。
それに、タルタルとの付き合いはほとんどなかった。
性別くらいは聞いておくべきだったかと思いはしたが、性別もわからない者の所在を知りたいというのは、クピピに怪しまれるのではないかと考え止めたのだ。

一人のタルタルが、モグハウスに向かって走ってくる。
兜を被っているために、男か女か判別することは出来ない。
タルタルの走り方は、滞空時間の長い、独特な走り方だ。
ついジッと眺めてしまい、モモンジーナは、横を通り過ぎて行くのを、うっかり見過ごしてしまうところだった。
「ウメ」
モモンジーナは声をかけてみた。
が、タルタルは見むきもせずにモグハウスへと入っていった。
続いてやって来たタルタルは、おかっぱに髪を切りそろえた女だった。
釣竿を肩に担ぎ、トコトコと体を左右に揺らしながら、モグハウスに戻って来るところだった。
「ウメ」
モモンジーナの声に、チラリと顔を向けたが、そのままモグハウスへと入っていった。
次にモモンジーナの横を通り過ぎたのは、モグスーツを着たタルタルだった。
顔は出ていたが、金髪を後ろで1つに結んでいたので、モモンジーナには男か女かわからなかった。
そして 「ウメ」 と言ったモモンジーナに気づくこともなく、外へと走って行ってしまった。

モモンジーナは、完全に思い込みをしていた。
神殿騎士団には、いや、王立騎士団にも、エルヴァーンしかいなかった。
騎士団を辞めて冒険者となり、クゾッツ地方で行商人や旅人などの護衛を仕事にしてきたが、モモンジーナが雇われたそのほとんどが、同種族同士で移動している者達だったのだ。
ミスラ族の商隊、ヒューム族の商隊、エルヴァーン族の母子、ヒューム族の老夫婦、等等。
だからタルタルであるクルクとバルファルが話題に出した 「ウメ」 という人物も、タルタルであると思い込んでいたのだ。

そうやって、タルタルが通る度に 「ウメ」 と言っていたモモンジーナだが、タルタルを見ているうちに、次第に男女の見分けも出来るようになってきた。
が、その年齢は不詳のままだった。

時間は昼を過ぎた頃だろうか、モグハウスからタルタルの女が出てきた。
茶色の髪を高い位置で2つに結んでいた。
モモンジーナは何度目かになるかわからない、「ウメ」 という言葉を口にした。
名前と言うより呪文だな、とおかしくなってくる。
と、そのタルタルが足を止めたのだ。
そして、座っているモモンジーナを見た。
ちょっと首を傾げたようにも見える。
(当たりか!?)
モモンジーナは腰を浮かせ、「ねぇ」 と声をかけた。
「クルクって、知ってる?」
「・・・はい」
「あぁ、よかった!」
モモンジーナは、心から笑顔で言った。
「それじゃ、バルファルのことも知ってる?」
「はい、知っています」
モモンジーナの笑顔につられたように、タルタルも笑顔で答える。
次の瞬間、モモンジーナの手刀がタルタルの首筋を打った。
一瞬、驚いた様な表情をして、そしてタルタルはモモンジーナの腕の中に落ちた。
モモンジーナは素早くタルタルを抱え上げ、持っていた袋の中へと入れた。
横を通り過ぎたヒュームの男が、怪訝そうな顔をして見ていたが、他人に興味がないのか急いでいるのか、そのままクリスタルに向かい姿を消した。
モモンジーナもクリスタルに向かい、ちょっと考えた後に行き先を決め、そしてクリスタルの光に飲み込まれて消えた。

具体的な計画は、何もなかった。
とりあえず、クルクの情報を引き出せるだけ引き出して、殺すのはそれからにしようと考えていた。
自分のモグハウスに連れて行くような、馬鹿な真似はしなかった。
人気のない、そして逃げられそうもない場所。
考えた末にモモンジーナが選んだのは、フェ・インだった。
フェ・インには小部屋がたくさんあり、部屋の前にはモンスターが徘徊している。
最近では、訪れる冒険者もめっきり少なくなったという話を聞いたこともある。
そしてルートによっては、モモンジーナでさえ危うい危険なモンスターが溜まっている場所さえあった。

余計な戦闘を避けるために、モモンジーナはサイレントオイルとプリズムパウダーを使い、姿と足音を消してフェ・インの内部を進んで行った。
担いでいる袋の中身は、動く気配がない。
やがて小部屋が連なっている一角で足を止め、モモンジーナは地図を取り出して場所を確かめた。
(この辺でいいだろう)
姿を現してから、網の目のように隙間があるドアを開けて小部屋の1つに入ると、モモンジーナは袋を乱暴に床に放り投げた。
ゴツンと音がして、その後にうめき声が聞こえた。
袋の中のタルタルが、気が付いたのであろう。
モモンジーナが袋の口を開けると、戸惑った顔をしたタルタルが、頭をさすっていた。
「あ、あの・・・ココはどこですか? あなたは誰ですか?」
至極当然の問いかけだ。
モモンジーナはタルタルの目の前に立ち、見下ろしながら口を開いた。
「ここはお前の墓場だよ。そして私は、クルクに恨みを持つ者」
タルタルはモモンジーナを見上げて、怯えたように首を振っている。
「ど、どうしてですか? わたし・・・わたし・・・」
モモンジーナを見つめている目に、みるみるうちに涙が溜まって来る。
「お前には直接恨みはないが、仲間をクルクに殺されてね。復讐しないことには、私の気が済まないんだ」
「クルクさんが!? クルクさんは、そんなことしません!」
タルタルから、オドオドとしていた表情が消えた。
モモンジーナは半眼で見下ろしたまま、唇の端を上げて笑った。
「へぇ、信じてるんだ? じゃあ聞くけど、お前はクルクの何を知ってるの?」
「クルクさんは、悪いことなんかしません! 冒険者のランクだって高いですし、エライ人達ともお知り合いです。それに、悪いことをしていたら、バルファルさんが止めるはずです!」
「ランクが高い冒険者なんて、そこらじゅうにいるだろう? 特別なことじゃないよ。それに、エライ人達と知り合いだからって、良いことばっかりしているとは限らない。現にクルクは、そのエライ人達の威光を盾にして、裏組織と繋がっているんだよ。バルファルだって、グルなんじゃないのか?」
「ウソです! 証拠はあるんですか!?」
「あるから、お前はここにいるんだよ」
モモンジーナを睨み付けるように見上げていた、タルタルの目にいっぱいに溜まっていた涙が、ポロポロとこぼれ落ちた。
それでも眉を上げ、頬を紅潮させ、小さな両手は胸の前で拳に握り、「ウソつき!」 とモモンジーナに向かって叫んだ。
「良い人ぶって声をかける人は悪い人だって、お母さんが言っていました! あなたはニコニコしてわたしに話しかけて、それでこんなことするなんて、ウソつきの悪い人です! あなたの言うことなんか、信じません! 梅先生はクルクさんのこともバルファルさんのことも信じています。だからわたしも、信じています!」
そう叫ぶとタルタルは、両手を目に当てて、えーんと声を上げて泣き出した。

あまりにも子供っぽい理屈と泣き方に、思っていたよりも幼いのかと、モモンジーナは眉をしかめた。
そして今、何か引っかかることを言わなかったか? と、モモンジーナは膝を付いてタルタルの肩を掴んだ。
「お前、ウメではないのか?」
するとタルタルはモモンジーナの手を振り払い、涙に濡れた顔を向け、キッと睨み付けた。
「わたしの名前も知らないくせに、クルクさんの悪口を言わないでください!」
「お前の名前は?」
「人に名前を尋ねる時は、自分から名乗りなさいって、教わらなかったのですか!? 礼儀知らずです!」
「言わせておけばっ!」
モモンジーナが右手を振り上げると、タルタルは自身を庇うように、体を小さく縮こまらせた。
その様子を見て、モモンジーナは舌打ちすると、上げた手を下ろした。
体の小さい幼い子供を虐待しているようで、気分が悪くなったのだ。

しばらく、床に蹲って泣いているタルタルを見下ろしていたが、モモンジーナは軽く首を振り、背中の槍に手を伸ばした。
一突きで死なせてやろう。
苦しみのたうち回るのを見るのは、クルクだけでいい。
モモンジーナが槍を構えたその時、どこからか小さな音が聞こえて来た。
丸く蹲って泣いていたタルタルが、ビクッと体を震わせた。
モモンジーナが 「何の音だ?」 と尋ねても、タルタルは蹲ったまま答えない。
「このままお前の背中を槍で突いてもいいんだぞ」
そう脅すと、タルタルは顔を上げて、のろのろとした仕草でポケットに手を入れた。
イライラと見ていると、タルタルはポケットから白くて丸いパールを取り出した。
「リンクパール!?」
「ちが、い、ます。シグナル、パール、です」
タルタルがしゃくり上げながらそう言うと、モモンジーナは 「相手は誰だ?」 と尋ねた。
しかしタルタルは、首を横に振る。
モモンジーナは 「出ろ」 と顎をしゃくって見せ、タルタルが耳にパールを装着すると、タルタルの頭を掴んで自分も耳を寄せた。
「・・・はい」
タルタルが小さな声で応答すると、信号音が途切れた。
そしてパールから 『・・・サンちゃん? サンちゃんなの!?』 という女の声が聞こえて来た。
「・・・・・・」
『サンちゃん? 聞こえてる?』
「・・・うずらさん?」
『やっぱりサンちゃんなのね!? ねぇ、どこにいるの!?』
「うずらさん! 助けてっ! キャッ!」
モモンジーナはタルタルの耳からシグナルパールをむしり取り、タルタルを壁際に突き飛ばした。
パールの通信は途切れたが、モモンジーナの手の中で再び信号音が鳴り出した。
それを無視して、モモンジーナは槍を構えてタルタルを見下ろした。
「お前はサンという名前か」
「・・・サ、サンラーです」
「今、うずらって言ったな? まさか、あのうずらか?」
「・・・?」
モモンジーナは、うずらという名前を知っていた。
失ってしまった、幸せな日々の中で知った名だった。


「名前がわかったぜ!」
隊の控え室に入って来るなり、シャレーリがニヤニヤしながら話しかけて来た。
「名前? 何の?」
「ほら、隊長とよく一緒にいるキレイな子。うずらって名前だった」
「変な名前だ」
「バストゥーク出身らしいぜ。なぁ、今度ナンパのフリして話しかけてみないか?」
「シャレーリ、あんたは私を何だと思ってるの?」


その後も何度か彼女を見かけたが、モモンジーナが声をかけることはなかった。
もしも、そのうずらだとしたら、これはどういうことだ?
フッと、ヴォルフィが言っていた言葉を思い出した。

― 隊長の事件も、クルクが一枚噛んでいるのかもしれません ―

だとしたら・・・!
モモンジーナは、サンラーから奪ったシグナルパールを耳に着けた。
「・・・お前、うずらか?」
「・・・誰っ?」
「・・・・・・」
モモンジーナは、相手の警戒と緊張が高まるのを十分に待ち、それから、感情を一切交えずに告げた。
「サンラーなら、たった今死んだ」
相手の反応を待たず、 それだけ言うとモモンジーナはシグナルパールを外した。
そのまま割ってやろうかと考えたが、何かに使えるかもしれないと、腰に下げたカバンの中へ入れた。

サンラーは、壁際で怯えた顔をしてモモンジーナを見ていた。
槍を手にしたモモンジーナが一歩近づくと、ギュッと目を瞑り、その場にしゃがんだ。
「梅先生・・・梅先生・・・」
小さな体をより一層小さくして、ブルブルと震えている。
その姿を見下ろしながら、槍を握った手に力がこもる。
息を吸い込み、両腕を振り上げた。
モモンジーナが奥歯を噛み締めた時、ゼンの声が頭の中で聞こえた。

「実行に躊躇いが生まれたら、今は時期じゃないってことだぜ」

(ゼン・・・)
思った以上に、力を入れていたようだ。
モモンジーナは肩の力を抜き、クルリと槍を回転させると、小さな体に柄を打ち下ろした。

もし、うずらが裏の組織と繋がっていたとしたら?
神殿騎士団の情報を得るために、メイヴェルに近付いたのかとモモンジーナは考えたが、そんなはずはないと首を振る。
それに、いくら親しい仲になったとしても、メイヴェルが外部に極秘情報を漏らすだろうか? とも考えた。
いずれにしても、うずらとクルクに繋がりがあることがわかったのだ。
「本人に聞くのが一番だな」
呟き、部屋の隅に丸くなって倒れている小さな体を一瞥すると、モモンジーナは呪符を使ってその場から姿を消した。



NEXT → * 「 Captivity 」 6.Lost Day's (3)





読んでいただいて、ありがとうございます。
前回の4話目、チリちゃんのお話の裏になります。
自分で書いててアレだけど、何かややこしいねw
変な書き方しちゃったから、こっち側とあっち側で時間が重なってて、なかなか進まないという(^_^;)
次回はこの続きになります。
もっとサックリ進ませたいです。





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【2016/07/03 23:59】 | * クルク一家
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モモンジーナさん編、再び。
コウ
クルクさん、こんばんは〜。

おぉ〜。やっぱりサンちゃん死んでなかった。死んでたら大変でしたね。
でもモモさん悪役だなあ。サンちゃん見た目が子供みたいなのに、ボコるとは。。
多分、後の話で梅さんに会うんでしょうけど、めっちゃ怒られそうな気がする。
そして、モモさんはうずらさんの元に・・・ってか、サンちゃんフェ・インに置きっ放し?モンスターに食べられやしないだろうか。
でも、モモさんの行動って、ヴォルフィさんが、「クルクさんの所為だ」って言ったのが、根拠ですよねー。ヴォルフィさんが黒幕か、黒幕のパシリなのかなー。続きが気になりますね。

ところで、アルタナMの「雪上の嵐:藍」、ようやくクリアしました!
15回はやったかなー。結局NPC24人の場所を暗記するまでやりました。。もう、この手のミニゲームはお腹一杯かな〜。

お話の続き、楽しみにしてます。ごゆっくりどうぞ。
それでは〜。

Re: モモンジーナさん編、再び。
クルク
コウさん、こんばんは(・▽・)ノ

サンちゃんを死なせてしまったら、キャラ削除をしなくてはならないので、まだ生きていますw
でも、オバケのモンスターたくさんいるから、あいつら歯がギザギザしてるし、あちこち噛まれてたり、おだんごが片方なくなってたりして・・・(´□`)
そんなことになってたら、梅が激怒ですよね~w
どうしようかな・・・w

いつもコメント、ありがとうございます(*´-`*)
続きを保存かけずにうっかり閉じて、ギャー!と言ってももう遅くて、同じものなんか2度も書けないやい(´;ω;`)と不貞寝したりしていますが、続き、頑張ります★

それから、「雪上の嵐:藍」クリア、おめでとうございます!ヽ(*´▽`*)ノ
時間制限のあるミニゲームは、ホント苦手です。
以降は、もうメンドーなミニゲームはないんじゃないかな・・・多分。
グロウベルグを往復するのが面倒なくらいでw
過去クエ、サンドとバスもやりますか~?
サンドの過去クエは、結構好きです♪


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Klu3267a.jpg







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【2016/07/02 23:59】 | SS
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にょっち~、クルクです(・▽・)ノ

昨日の続きで、釣りをしました。
狙ってるのはノーグ貝なんだけど、どうもノーグでは釣れそうもないから、海蛇の岩窟に出てみることにしたの。
テケテケ走ってたら、扉の手前に水たまりになってるとこがあったのね。
ここでも釣りはできるかな? ってやってみたら、釣り出来たww

Klu3265.jpg

ただの水たまりかと思ったけど、コバルトジェリーとか、錆びたナンチャラとか、パムタム海苔も釣れたよ★
おまけに、モンスターも釣れました(・▽・)ノ
大きいカニと、お魚。
でね、わりと早く、10回もしないうちに、ノーグ貝げっちょで~すヽ(*´▽`*)ノ
ノーグ貝は、1個しか持てないんだよね~。
てことで、梅にチェ~ンジ★

梅はね、海苔ばっかり釣ってるんだよ。
そうかと思ったら、今度は錆びたバケツばっかり!
後で数えたら、全部で24個の錆びたバケツがありました( ̄_ ̄)

Klu3266.jpg

で、結局、梅はノーグ貝を釣ることが出来ませんでした~(´・ω・`)ちぇ~
ちょっとしたお小遣い稼ぎをしようと思ったんだけどね、残念☆






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【2016/07/01 23:59】 | ヴァナ日記
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