2度目のヴァナディール ソロ活動中の妄想屋クルクと仲間達。
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やあ、バルファルだ( ` ・∀・)
男性諸君、チョコレートはもらえたかな?

オレはクルクと、ジュノで待ち合わせをしたんだ。
下層の、天晶堂の前にある噴水んとこな。
ちょうど昼だったし、何か食べようって店を探しに行ったんだ。
オレもクルクもガッツリ系だからさ、どこにしようかな~ってさ。

たくさんの店が並んでる辺りに、ちょっと小洒落たカフェみたいな店があるじゃん?
店の外に傘付きのテーブルとか出ててさ、そこでお茶とか飲んじゃうような。
いかにもって感じで、エルヴァーンの男が足なんか組んで座っちゃってるわけだ。
向かいの席にいる女のコは、テーブルに肘をついて両手の指を組み合わせてさ、そこにアゴなんか乗せちゃって。
ハイハイ、タルタルじゃ絵にもなりませんよ。

通り過ぎようとしたら、そのエルヴァーンがオレに手を振ってきた。
エルヴァーンって、みんなタルタルマニアなのか?
と思ってよく見たら、梅さんだった!
普通の格好が変装って、どういうことだよ。
クルクも気づいたから、寄っていったんだ。

「あら、クルたんにバルちゃんじゃない」

梅さんの前に座ってたのは、うずらさんだった。
この間流砂洞で宝探しした時は、ラバオに2人が行ってるって知ってたけど、こうして偶然に会うと変な感じだ。
そう思ったのは、クルクも同じだったみたいだ。

「ジュノに梅とうずらがいるのって、変な感じ~」
「なによ、いちゃ悪い?」
「悪くはないけど~」
「良くないことが起こる前触れみたいな」
「どういう意味よ!」
「何かまた、変なことに巻き込まれそうってことだよ」
「バルちゃんは失礼ね! いつも騒動を起こしてるみたいな言い方しないでよ」

まるで騒動など起こしたことなんかないとでも言いたげなうずらさんに、黙ったままの梅さんが眉だけ上げた。
その梅さんに、クルクが 「チョコもらった?」 って聞いたんだ。
そう言えばうずらさん、店でチョコ作り教室をやってたって聞いたな。
意外だけど、うずらさんはけっこう料理が上手い。
だから当然だと思ってたけど、梅さんの返事は 「いいや」 だった。

「なんで? うずら、梅にチョコあげてないの?」
「そう言うクルたんは、バルちゃんにチョコあげたの?」
「ううん、まだあげてないよ」
「早く渡しなさいよ」
「うずらは何で渡さないの?」

なんつーデリカシーのない会話だ!
もしも、うずらさんがこれから渡そうと思っていたとしたら、どうするんだ。
何か演出があるのかもしれないし、だとしたらそのタイミングだってあるだろう。
それに、クルクも!
まだってことは、これからくれるってことだろ!?
オレは平静を装っているけど、内心じゃくれるのかくれないのか、ドキドキしてたんだぞ。
まぁ、くれるらしいから、それはよかったけどさ。
でも!
ドキドキしながら待っててもらうのと、人に言われて 「じゃぁ~はい」 って渡されるのじゃ、感動の度合いが違うだろ!
つーか、店の前の通りで、アイテムの受け渡しじゃねぇんだぞ!
四角い箱を渡されて、オレは 「あー、どうも」 とか言って受け取るしかない。
うずらさんが、「バルちゃん、開けてみなさいよ」 とか言ってる。
もらうタイミングも、箱を開けるタイミングも、うずらさんの指示かよ!
くっそぉ・・・女って、自分の時にはシチュエーションやらタイミングにうるさいくせに、なんなんだよ・・・。

オレは言われるまま、カフェ前の道端でクルクからもらった箱を開けた。
チョコの甘い匂い。
箱の中に入っていたのは、オニギリサイズの・・・。

「泥団子?」
「ちがうよ~! トリュフチョコだよ」

どう見ても、泥団子にしか見えない。
表面がボロボロしてて、なんか崩れそうだ。
立ち上がって、オレの手元を覗き込んだうずらさんがオレに言った。

「あら、ずいぶん大きいわね。バルちゃん、味見してみなさいよ」
「一々うるさいなぁ。帰ってから食うよ」

食べるとこまで指示するうずらさんに、オレは 「人のことより、自分も梅さんにチョコ渡したらどうだ?」 って言ってやった。
そしたら、「梅ちゃん、チョコ欲しいの?」 だって!
うずらさん、デリカシーは一かけらも持ち合わせてないのかよ!?
バレンティオンの当日に、チョコが欲しいのかと女に聞かれて、欲しいなんて男が言えるわけないだろーっ!!

「欲しい」

・・・言った・・・!!
梅さんが、普通に 「欲しい」 って言った。
で、うずらさんは、「あら、そう」 ってオレを見て、「バルちゃん、梅ちゃんに一口食べさせてあげて」 だと!?
そしたらクルクが、「いいよー、はい」 ってオレの手から箱を取って、梅さんに差し出して・・・・・・。

なんなの?
コレってただの試食会か?
そのチョコは、例え泥団子だろうがオレがクルクからもらったチョコで、食べる権利はオレにしかないはずだ。
なのに、なんで梅さんやうずらさんまで手を伸ばしてるんだよ!
しかも、オレが食べる前に!!

「やだ、クルたん、これボロボロしてるわ」
「なんかねー、なかなか丸まらなかったの」
「匂いはチョコだし甘いが、味はイマイチだな」
「えー、ホント?」
「口の中でボソボソしちゃって、滑らかさがないわね」
「・・・む~・・・ホントだぁ。不味いね」

おいーっ!
オレが食う前に、みんなして不味いとか言うな!
てか、泥団子が箱の中で、ボロッボロのただの泥になっちまってる・・・。

「クマちゃんのは、コロコロのトリュフチョコになってたよ」
「教わった通りに作ったの?」
「やったよ~」
「じゃぁどうしてこんなに大きいの? 普通、一口サイズでしょ」
「大っきい方がいいかなーって。あ、でもね、サルサのはドロドロのまま固まらなかったの」
「サルサって、カボちゃんが囲ってるミスラ?」
「雇っている、だろ」

そんな話を聞きながら、オレは今朝サンラーに会った時のことを思い出していた。
サンラーは、これからチョコクッキーを作るのだと言っていた。
たくさん作って、みんなに配るつもりらしい。
オレがジュノに出かけるって言ったら、ポストに送っておくと言っていた。
そう言えば去年もクルクとジュノで待ち合わせして、あの時はバレンティオン限定のチョコケーキをおごってもらったんだっけ。
実はクルクが食べたかっただけなんだけど、ハート形のチョコケーキが運ばれて来た時は、相当照れ臭かったなぁ。
その前の年は、サンドリア王家御用達のチョコをもらったっけ。
あれは流石に美味かった。
そんなことを思い出しながら、オレはしょんぼりとした気分でボロボロの泥団子が入った箱の蓋を閉めていた。

「バル~、お腹空いたからゴハン食べに行こ~」
「え? あー、おー」

まぁ、さ、いつもこんな感じだもんな。
別にいいけどさ。

「またね~」 とヒラヒラと手を振るうずらさんに、オレも手を振り返した。
テクテクと歩きながら、クルクが首を傾げている。

「うずらは何で梅にチョコあげないんだろうね~?」
「天邪鬼だから恥ずかしいんだろ」
「梅はきっとこの後、うずらのロクデモナイ提案に振り回されるんだろね~」

アハハと他人事に笑うクルクの横で、振り返って梅さんを見れば、気付いた梅さんが片手を軽く上げてくれた。
もう一度オレは手を振って、アレが食べたいコレが食べたいと言っているクルクに相槌をうちながら、手に持っているボロボロになった泥団子は、帰ったらホットチョコにして飲めばいいかと考えていた。

ハッピー? バレンティオン!






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【2017/02/14 23:59】 | * クルク一家
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こんにちは~、クマですよ~ん。

今年もバレンティオンの季節がやって来ましたネ♪
みんなはもう、準備万端整ってるのかな?
ステキなお店を予約したり、デートコースのシュミレーションは抜かりない?

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ここ数年は、もうずっとモグたちがバレンティオンのイベントを仕切っているよね。
だけどやっぱり、アタシは女の子が好きな男の子にチョコを渡すっていうのが王道だと思ってるんだ。
バレンティオンっていうお祭りがあるから、普段は言えない女の子たちは勇気が出たり、照れ隠しが出来るんだよね。
うふふ・・・。
うちのみんなもそうだよね。
クルたんとうずらさんはツンデレだし、チリさんは恥ずかしがり屋さんだもんね。

今年はみんな、チョコをどうするのかなって聞いてみたんだ。
クルたんとは毎年一緒に作ってるんだけど、今年はトリュフチョコに挑戦したいねって話してたんだ。
うずらさんは今年も王家御用達のチョコを注文するのかなって思ったら、それは自分用に注文するんだって。
あ、アタシも自分用をお願いしちゃった♪
でね、うずらさんは、お店でチョコを作るって言うの。

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チョコ作りに必要なものは全部用意して、手作りチョコ教室をやるんだって!
すでに予約は一杯で、中にはお料理などしたこともない貴族のお嬢様もいるんだとか。
どうやって宣伝したのかと思ったら、梅兄さんの弟さんの奥様のシュリーナさんが、口コミをしてくれたんだって。

一緒にどう? って誘ってくれたけど、アタシももうククル豆の用意しちゃったんだ。
それとね、クルたんの他に、もう一人呼ぶつもりなの。
サンちゃん?
ううん。
サンちゃんにも声をかけたけど、梅兄さんとこのモグがチョコ作りを手伝うって張り切ってるらしいんだ。

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えっとね、カボちゃんのモグハで留守番を任されてる、あのサルサって名前のミスラ。
あの子、ずっとオズトロヤ城の牢屋に囚われてたのをカボちゃんに助けられて、だから他に友達とかいないみたいなんだよね。

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カボちゃんは今ウィンダスに行っちゃってるし、アタシと同じミスラだし・・・。
なんかちょっとね、毎日が楽しいといいなって、気になっちゃうんだ。

よぉ~っし!
みんなで美味しいトリュフチョコを作っちゃうぞ★






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【2017/02/07 23:59】 | * クルク一家
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よい子のみんな、今日も元気に冒険してるかな?
品揃え豊富、安くて品質良好、オットー商会の社長だよ。

2ヶ月前に作った、天の塔の 噴水の水 聖水を使った特製ポーションだけど、なんか濁ってきちゃったんだよね。
とりあえず飲んでも毒にならないように、毒消しを混ぜてみたんだ。
それから、クリスタルの欠片を粉にして入れてみたら、ちょっとキラキラしていい感じだよ。
量も増えたし、高級感も増したし、これはお買い得だね。

ラテーヌ辺りでお客を探そうとロンフォに出たら、一昨日ポーションを売ったタルタルがウロウロしてるのを見つけたんだ。
もちろん声をかけたよ。
彼はいいお客だね。
特製ポーションを、ぜーんぶお買い上げしてくれたのさ。
これでスッキリした。

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さて、明日からバレンティオンのイベントが始まるね。
チョコに混ぜるだけで意中の人と両想いになれる惚れ薬や、好きな女の子からチョコがもらえるかもしれないお守りとか、恋のライバルを蹴落とす強力なお腹ピーピー薬とか用意しなくっちゃ。

それじゃ、またね★


・・・*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*・・・

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みなさんこんにちは、ヨックです。

一昨日買った楽譜をモグに預けたら、モグが同じ楽譜は持っていても仕方ないから売るって言うんです。
売れるならいいやって預けたんですけど、モグがこれはニセモノだって言うんです。
ニセモノって何かと聞いたら、これは楽器屋さんのチラシだって言うんですよ!
そんなはずないのに。

今日ぼくは、ロンフォールで笛の練習をしていたんです。
剣で戦うよりも、ぼくには向いているかもしれません。
それでもやっぱり敵に襲われたりすることもあるので、剣の練習もしなくちゃなって思います。

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笛を吹いていたら、一昨日会った雑貨屋の社長さんが褒めてくれました。
ぼくの笛を聞いているだけで、感動して涙が出そうになってしまうって言われました。
それから、もっとたくさんの人に聞いてもらいたから、コンサートをしようって言われました。
でもコンサートを開くには、準備にお金がかかります。
チケットを売れば倍以上のお金が戻って来るって言われましたけど、そもそも準備のためのお金がありません。
そうしたら社長さんが、これを売ればいいって、クリスタルポーションというのを安く譲ってくれたんです。
ぼくは持ち合わせがなかったので、代わりに剣を渡しました。

荷物が一杯になってしまったので、ぼくは一度モグハウスに戻ることにしました。
そしてモグにクリスタルポーションを預けようとしたら、そんなアイテムは存在しないって言うんです。
ありますよ、ここに。

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それでもモグは、これは飲んでもHPは回復しないって言うんです。
きっと何かの手違いなんでしょう。
気を取り直して、ぼくはコンサートのために、もう一度ロンフォールへと笛の練習をしに行きました。
あ、そうだ!
チケットが出来たら、ウィンダスにいるあの子を招待しなくっちゃ。
がんばるぞ~♪




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やぴ~、クルクだよ(・▽・)ノ

今日もカボスのレベル上げをしていたよ。
書くことがなかったから、この前の続き的なww
オトウちゃん、犯罪者だよw






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【2017/02/05 23:59】 | * クルク一家
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ごきげんよう、チリですわ。

うずらちゃんが幻の古酒を探しに、兄様とクゾッツへ行ってしまっている間、お店はピヨさんとクマさんがお手伝いに来てくださっていましたの。
お二人とも接客がお上手で、クマさんはお料理のお手伝いもしてくださったり、ピヨさんは意外にもお酒に詳しくて、とても助かりましたわ。

以前からたまにお見えになっていた、ご年配のエルヴァーンの男性のお客様は、クマさんのことを孫のようだとおっしゃって、連日お店に足を運んでくださっておりました。
クマさんはミスラですのに、孫とはどういうことでしょう?
それと、女性のお客様が増えたようにも思えます。
ピヨさんはとても人当たりの良い方ですから、そのせいかもしれませんわ。
うずらちゃんファンのお客様は、うずらちゃんがいつ戻って来るのかと残念がっていらっしゃいましたけど。
ピヨさんとクマさんには、これからもたまにお店のお手伝いをお願いしてみてはどうかしら。

それから、黒糖さんがお客様でいらしてくれたのです。
きっと、心配で様子を見に来てくださったのだと思いますわ。
その時に、たまたまいらっしゃっていたお客様とお知り合いだったようで、十数年ぶりの再会だとおっしゃっていましたの。
そのお客様はタルタルでしたので、私にはお年がよくわかりませんでしたが、所々に聞こえてくるお話から、娘さんが冒険者をされているようでしたわ。
黒糖さんはその方を、「オットー」 とお呼びになっていらっしゃいました。

そのオットーと呼ばれたタルタルの方ですが、実はお店が始まる少し前にお見かけしていたのです。
場所は、港の競売所前でした。
私はうずらちゃんに頼まれていたものを探しに行ったのですが、その日は出品されておりませんでしたの。
モグハへ戻ろうとした時、オットー様がタルタルの男性にアイテムを手渡しておりました。
その方は緑色のタルタル装備を着ていらして、まだお年がお若いようで、オットー様に言われるままに、楽譜やポーションを抱えきれないほど受け取って、困った顔をしていらっしゃったのです。

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渡された楽譜には持っているものもあったようで、そう言うとオットー様はいくつあっても困らないとおっしゃり、若いタルタルさんがポーションはいらないと言うと、オットー様はこれは天の塔の聖水から作られた希少なポーションだとおっしゃり・・・。
そうしてオットー様は、両手が塞がっている若いタルタルさんのカバンから勝手にお金を取って、これでは足りないからとクリスタルや何かの毛皮や鉱石までも取っていました。
オットー様は「またヨロシク」 とおっしゃっていたので、もしかしたら若いタルタルさんはカモにされてしまっているのかもしれませんね。
お二人の間で商談が成立してしまっているので、私が口を挟んでいいものかと迷っているうちに、お二人はそれぞれの方向へ歩いて行ってしまったのです。

そしてお店で再会された黒糖さんも、「お主はまた、セコくて悪どい商売をしておるんじゃなかろうな?」 と口にされていたので、やっぱり若いタルタルさんは被害に遭っていたのだと、私は自分の勇気のなさを反省いたしました。

それにしても、オットー様は全く悪びれたご様子も見せず、黒糖さんに宝の地図を売りつけようとなさっておりました。
幻の結晶と呼ばれている宝珠が、北の地にある池に沈んでいるのだとか。
それはクリスタル戦争以前のもので、彼の地に迷い込んでしまった瀕死のタルタルが、敵に奪われないために池に沈めたものだとおっしゃるのです。
ピヨさんは指を舐める仕草をした後、指で片眉をなぞって笑っていました。
もちろん黒糖さんはお断りしていたようです。

お店を閉めた後にピヨさんがポツリとこんなことをおっしゃっていましたの。

「アネキが探しに行ってる幻の古酒っていうのも、案外あのお客が口から出まかせで言ったもんだったりしてね」

それから数日後、うずらちゃんがクゾッツから戻ってまいりました。
ラバオでモモさんや、クルクさんとバルファルさんとサンラーさんに会ったようで、みんなで宝探しをしたそうです。
ですが残念なことに、幻の古酒は見つけることが出来なかったそうです。
なんでも、ラバオで幻の宝の地図というのを買ったそうで・・・。
こ、このことは、ピヨさんには黙っていようと思います。

何はともあれ、うずらちゃんがケガもなく無事に帰って来てくれたことが、私には嬉しいことですわ。






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【2017/02/02 23:59】 | * クルク一家
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みやぴん
オトウちゃんww外道だwwww

というわけでクルクたんこんにちは('-'*)

カモにされるヨックくんついに出てきましたね〜。
でも色々トロそうなのに(失礼)どうやってカモにされるほどお金貯めてるんだろう?・・・と思ってたら現物徴収www さすがです。

そして、コクトーさんとオットーさんが昔馴染みって、こう名前で並べてみると19世紀ヨーロッパあたりのギムナジウムの同窓生みたいでなんだか格調高くて素敵です。

幻の古酒のウワサにもこんな背景があった(?)のですね〜。
前回コメントしそびれてしまったのですが、
砂地を走るチョコボの乗り心地とか、呪符にクリスタル巻いて投げるとことか、クルクたんの小説には、ヴァナ内の何気ない事象に「ああ!きっとそうそう!」というリアルな感触を与えてくれるような描写が色々あって大好きです(*゚∀゚)

Re: みやぴんさん
クルク
お師匠、こんにちは(・▽・)ノ

インチキ商会のオトウちゃんとカモられるヨッくんは、ずっと書きたかったのですw
ヨッくんは要領悪くて騙されやすくていつも損してて、でも自分ではそれに気づいていなかったりするから、幸せっちゃ幸せな子ですかねww
ヨッくんから奪ったアイテムは、多分ちょっと手を加えたインチキ商品にして、きっとまたヨッくんに売りつけるんだと思います★

コクトーとオットーで、19世紀ヨーロッパのギムナジウム!
ふんわりした白いシャツに、赤くて細いリボンタイで、膝上くらいの半ズボンっすか!!
コクトーは秀才だけど家があんまり裕福じゃないんだけど、下級生たちの面倒見が良くて慕われてるの。
オットーは成金の家の子で、先生とかには良い子ちゃんだけど、実は不良仲間とタバコ吸ってたりするの。
ありがち設定ww

ヴァナのフィールドって、サルタバルタの崖みたいな、こんなトコから飛び降りたら死ぬでしょってとこから普通に飛び降りられるのに、このくらいなら降りられるよって段差も降りれなかったりしますよね~。
そういう時って、出来る理由と出来ない理由を考えちゃったりするのですw
お師匠の「石碑のクエ」のマンガを見て思い出したんですが、セルビナの粘土で写した後、うっかり転んだり座ったりして、せっかく写した粘土が潰れちゃったりしないのかなぁ?とか、そもそもあんな大きな石碑を写す粘土ってどれだけ大きいんだろう?とか考えてましたねwww
そういう「考えちゃいけないこと」を考えて、自分でつじつま合わせを考えたりするのも好きだったりしますw


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1) * うずら旅に出る
2) * 幻の古酒を探しに
3) * 幻の古酒と幻の財宝

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こんにちは、うずらよ。

幻の財宝を探しに、あたしたちは流砂洞へ出発したわ。
メモに書いてあった 「ガルカの歴史」 が描かれている壁画の場所を、ハッキリと把握しているのは梅ちゃんだけだったの。
クルたんとバルちゃんも行ったことはあるって言うけど、どこだったか覚えていないんですって。
モモちゃんは、流砂洞には滅多に入らないって言うし、あとはクゾッツに初めて来たサンちゃんとあたし。
移動はもちろんチョコボを使うわ。
ルートを確認するために広げた地図に梅ちゃんが指さしたのは、地図の端っこ。
ラバオが右の上の方でしょ。
目的の流砂洞への入り口は、地図の左下。
メチャクチャ遠いじゃないよ!
頼みの梅ちゃんが暑いのはイヤだって言うから、あたしたちは日暮れとともにラバオを出発したの。

チョコボに乗ってるって言ってもね、砂の上って硬い地面と動きが違うのよね。
ラバオのチョコボだから砂の上は慣れてるんだろうけど、乗ってるこっちは慣れてないわけよ。
身体に力が入ってるせいか、肩がこるし、腰も痛くなってきちゃったわ。
どのくらい走ったかしら。
みんなから遅れがちになっていたあたしの元に、バルちゃんが引き返して来てくれた。

「大丈夫か?」
「ありがとう。気遣ってくれるのは、バルちゃんだけね」
「いや、遅すぎるから」

あらそう。
早くしろっていう催促だったわけね。

「ねぇ、そろそろ休憩しない?」
「出発したばっかじゃん。もう疲れたのか?」
「バルちゃんは疲れないの?」

クルたんとバルちゃんとサンちゃんは、ラバオに到着してすぐにまた出発したのよ。
モモちゃんだって、仕事から帰って来てすぐじゃない。
梅ちゃんはさんざん昼寝してたからいいけど、あたしだってラバオで情報収集してたんだから。
聞いたあたしにバルちゃんは、「別に」 って。

「それに、騎乗用として馴らされているチョコボは、誰も乗せていない時はチョコボ舎に戻るように調教されてるんだ。だから降りると、チョコボは勝手に帰っちゃうんだよ」
「そうなの?」
「クルクやオレは、梅さんもかな? チョコボを呼ぶ笛を持ってるけど、うずらさん持ってないだろ?」

つまり、目的地に到着するまで、降りて休憩は出来ないってわけね。
進んで行くと、地図を広げている梅ちゃんに、モモちゃんが方向を指差して何か話していた。
その側では、クルたんとサンちゃんがサボテンダーを追いかけていたわ。
梅ちゃんはあたしがみんなに追いついたのを見ると、地図をしまった。
あたしはフゥっと息を吐いてから、冷え始めた砂漠の空気を大きく吸った。
さ、お宝が待ってるわ!

一人で美味しいものしりとりをしていたクルたんが、「ふわふわした甘いやつ」 とか 「ピリッと辛くて美味しい何か」 って言い始めた頃、南西にある流砂洞の入り口に到着したわ。
やっとチョコボから降りられるのね!
お尻が痛いわ。
チョコボから降りても、すぐに休憩にはならなかった。
流砂洞に入って行くと、薄暗い地下空間が続いていた。
あたしはコロロカを通った時と同じ、あの息苦しさを感じたわ。
細長い通路を、クルたんは相変わらず鼻歌混じりにズンズン歩いて行くけど、気づけば両手に武器を握っていた。
それを見て、あたしは初めてここってそういう場所だったんだって緊張したわ。
みんなはそのまま進もうとしているから、あたしは思わず梅ちゃんの袖を掴んじゃった。
梅ちゃんは気づいてくれたのか、それでもあたしには何も言わずにみんなの足を止めてくれた。

「クルたん、止まれ。位置の確認をしておこう」
「梅さん、クルクに地図見せても無駄だぜ」
「なんだとー!」
「だって、右なのに左に行ったり、前に進むのに引き返したりするじゃんか」
「それはクルクのせいじゃないもん。地図が間違ってるんだよ」

クルたんとバルちゃんがいつものやり取りをしている横で、梅ちゃんは地図を取り出して地面に広げた。
あたし達は地図を囲んでその場に座った。
あぁ~、やっと休憩よ!
梅ちゃんが壁画の場所を説明したり、バルちゃんが重さで開く扉のことを話したり、クルたんがそんなのあったっけ? とか言ってる間、あたしは荷物の中からサンドリアティーを取り出した。
冷えたのをカバンに入れて来たんだけど、ぬるくなっちゃっていたわ。
みんなに配っていたら、「こういう気だけはきく」 ってモモちゃんに言われたわ。
「だけ」 ってどういうことかしら。

それでこの先進むにあたって、扉がどうとかアリがどうとか、そのへんのことは何だかよくわからないから聞いてなかったわ。
でね、スニークをかけて行くかって話になったの。
今ここにいるメンバーの中で、スニークが使えるのは梅ちゃんだけ。
クルたんは白魔道士の格好をしているけど、中身はモンクだもの。
どうしてサイレントオイルの一つも持っていないんだって梅ちゃんは文句を言っていたけど、だからそういうことは最初に言えっていうのよ。
そしたらクルたんが、「アリンコを全部やっつけちゃえばいいじゃん」 って言ったの。

「殲滅して進むってわけか。オレは別にそれでもいいけど」
「なら、サッサと掃除をして来るか」

モモちゃんが 「私も」 って言ったんだけど、サンちゃんとあたしの護衛で残ることになったわ。
跳ねるように立ち上がったクルたんが一番に飛び出して行くと、その後をバルちゃんが追いかけて行く。
梅ちゃんは腰に差している左右の剣を抜きながら、「お前たちは呼ぶまでここで待っていろ」 って言うと、二人の後を追って行った。
その姿が見えなくなると、モモちゃんはチッと舌打ちをした。

「私も暴れたかったのに」
「だってモモちゃん、流砂洞は詳しくないんでしょ?」
「地図を見たから、大体は把握出来ている」
「そういうもん?」
「それと、大将は一番に飛び出して行くべきじゃない」
「そういうの、クルたんには関係ないのよ」
「先に行くと怒られちゃいます」
「なら、私はヒマつぶしにカブト虫とでも遊んでるか」

立ち上がったモモちゃんが、通路の少し先にいたカブト虫の方へ歩いて行くから、あたしは 「手伝わないわよ」 って声をかけた。
するとモモちゃんは、背負っていた鎌に片手をかけながら、もう片方の手をヒラヒラと振った。

「手伝うと言われても断る。あんたに怪我でもされたら、隊長に何されるかわかったもんじゃないからね。手出しはするな」

と、その時、ポケットにしまっておいたシグナルパールが鳴り出したわ。
右耳に装着させて 「なに?」 と応えたら、「言い忘れたが」 って梅ちゃんの声が聞こえて来た。

「ヒマだからといって、カブト虫に手は出すなよ」
「・・・・・・」
「どうした?」
「たった今、モモちゃんが手を出したとこよ」
「放っておけ。サンラーにも、絶対に手を出させるな」
「はいはい」

通路の先を見ると、モモちゃんがカブト虫に鎌を振り下ろしているところだった。
カブト虫はモモちゃんの予想よりも遥かに硬かったみたい。
あたしとサンちゃんは、モモちゃんの奮闘ぶりを座って眺めながらおしゃべりすることにした。

「サンちゃん、修行は進んでいるの?」
「はい、頑張ってます」
「獣使いになるんだっけ? 獣使いって、どんなことをするの?」
「モンスターさんに仲間になってもらって、一緒に戦ってもらうんです」
「どうやって仲間にするの?」
「えっとですね、わたしは対象のモンスターさんに話しかけてみるんです」
「話しかけるの?」
「例えばですね・・・」

サンちゃんは立ち上がって、モモちゃんが戦っているカブト虫に向かって手を振りながら声をかけた。

「カブト虫さ~ん、わたしと一緒に戦いませんか~?・・・っていう感じです」
「へぇ~・・・へ?」

サンちゃんが再び腰を下ろそうとした時、モモちゃんと戦っていたカブト虫が、クルッとこっちを振り返ったの。
なんか、ぽわ~んとした感じで、フラフラ~っとこっちにやってくるわ。
モモちゃんが 「おい! 何をした!?」 って叫んでいる。
そしてサンちゃんは、顔を引きつらせながら、腰に携えている斧に手を伸ばしながら、ジリジリと後ずさりをしていた。

「あ、あれ・・・? おかしいですね、まだここのカブト虫さんに通じるレベルではないんですけど」

サンちゃんがそう言い終わらないうちに、カブト虫の様子が明らかに変わったの。
それはまるで、ハッと夢から覚めた時のように。
一瞬立ち止まったカブト虫が、突然こっちに向かって走って来たわ!
ヤバい、何か怒ってるみたい!

「キャー」 って悲鳴をあげて逃げるサンちゃんを庇うように、あたしはサンちゃんとカブト虫の間に飛び込んだ。
もちろん手には短剣を握り締めて。
ところがカブト虫は、あたしを無視してサンちゃんを追いかけて行こうとするの。
そうはさせるかと、あたしは短剣を振り下ろした。
けれども短剣は硬い翅に弾かれて、あたしの手首に痺れが走っただけだった。
そんな攻撃でも、カブト虫をイラっとさせるには十分だったみたいよ。
手首を押さえてカブト虫の硬さに文句を言おうとしたあたしは、走ってきたモモちゃんに飛び付かれて通路に転がった。
たった今あたしがいた場所に、カブト虫が前足を突き立てていた。

「何やってんの! サンラー、こっちに来い!」

斧を抱えたままこちらに走って来たサンちゃんとあたしを背に庇い、モモちゃんは立ち上がると鎌を構えた。
それから 「離れてな」 と言うと、カブト虫に攻撃を始めたの。
さっきまでは 「硬いなぁ」 とか言ってコツコツ叩いてたのに、モモちゃんは数回鎌を振っただけでカブト虫を倒してしまった。

「モモさん、ごめんなさい。まさかかかるとは思ってなくて」
「サンラーが無事だったならいいよ」

ペコリと謝るサンちゃんに、モモちゃんは 「怪我はなかったか?」 って優しいの。
なのにあたしには、「手出しはするなって言っただろう!」 って怒るのよ。
なによ!
こんなに早く倒せるなら、さっさと倒しちゃえばよかったじゃないの。
・・・遊んでないで。

その後すぐに、バルちゃんがあたし達を呼びに来たの。
ついて行くと、通路のどこにもアリの姿はなくて、あたし達はクルたんが開けてくれた扉の中に入って行った。
そんな感じに、あたしは最初のカブト虫以外にモンスターを見かけなかったわ。
二つ目の扉をクルたんが開けてくれて、次の間に続く扉をくぐったら、そこが壁画の通路だったの。

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通路の先の方でサソリを倒した梅ちゃんが、剣を収めながら戻って来た。

「この壁画に、ガルカの歴史が描かれている」
「とすると、この壁画を左に見ながら真っ直ぐに進んで行くと、突き当たりに太陽の紋章が彫られた扉があるのね」
「そんな扉はなかったぞ」
「え?」
「この先は穴が開いてるんだよ~」

クルたんが、通路の先を指差した。
そんなはずないわ!
あたしがそう言うと、クルたんはついておいでって通路を進み、そして 「ほらね」 とあたしを振り返った。

Klu3704.jpg

穴はかなり大きく開いていたわ。
でも、通路は更に奥へと続いているように見える。
もしかして、あの向こう側に・・・?

「どうにかして穴の向こう側に行けないかしら?」
「飛び越えるのは無理だろうね~」
「じゃぁ、クルたんを放り投げるのは?」

タルタルだったら、梅ちゃんが放り投げれば、穴の向こう側に行けるんじゃない?
クルたんなら、万が一穴に落ちても大丈夫だろうし。

「やってみようよ!」

どうせ却下されると思ってたけど、クルたんがやる気になってくれたわ。
クルたんがやるって言ってるのに、やらないと言う梅ちゃんじゃない。
バルちゃんは 「大丈夫かぁ~?」 ってちょっと心配してるけど、止めはしなかった。
クルたんの手を掴んだ梅ちゃんが、振り子のように何度かクルたんを前後に振った後、「いくぞ」 って大きくクルたんを放り投げたの。
クルたんは 「ヤッホ~♪」 って楽しそうに叫びながら空中を舞い、クルクルっと回転をして向こう側へ着地を決めた。

「じゃ、ちょっと見て来るね」

クルたんはそう言って、奥の暗がりに姿を消した。
けど、すぐに戻って来たわ。

「なんにもないよ~。この先はすぐに行き止まりになってて、扉も模様もなんもナシ」
「そんなはずないわ。ちゃんと見て」
「見たよ~ぅ」
「バルちゃん、見て来て!」
「え、オレ!?」

気の進まないバルちゃんは、「ギャー!」 とか言う悲鳴を上げて空中を飛んで、ベシャっと向こう側に落ちた。
起き上がるとブツクサ言いながら奥に行き、やっぱりすぐに戻って来たわ。

「クルクの言う通りだよ。何もないぜ」
「ウソ! クルたんとグルになってるんじゃないでしょうね!?」
「だったら、自分で見てみろよ」

バルちゃんの言葉に、「それは無理だな」 って梅ちゃんが言った。
あたしも、それは無理って思ってる。
そうしたら、サンちゃんが 「わたしも向こう側に飛んでみたいです」 って目をキラキラさせながら言うじゃない。
そうね、サンちゃんだったらウソはつかないでしょうし、信用できるわ。
梅ちゃんが今まで以上に慎重にサンちゃんを放り投げると、サンちゃんは楽しそうに 「ブーン」 って言いながら向こう側に飛んで行ったわ。
そしてクルたんほどではなかったけど身軽に着地をして、梅ちゃんを安心させていた。
けれど、やっぱりサンちゃんもこの先には何もないって言うの。
なにか見落としはない?
仕掛けやカギ穴があったりしない?

「本当に、なにもないです」
「バルに乗っかって上の方も見たけど、何もないよ」
「信じろって」

もう一度見て来た3人がそう言うんだから・・・ないのかもしれないわね。
じゃぁこのメモって、ただの落書きだったの?

「サンラー、デジョンは出来るか?」
「お札とリングを持ってます」
「よし。ホームポイントはどこになっている?」
「ラバオに入った時に、登録しました」

梅ちゃんは、デジョンで戻ろうと思っているみたいだけど、あたしはどうするのかしら?
お札もリングも持ってないんだけど。
そう言ったら、また梅ちゃんにブツブツ文句を言われたわ。
だから何度も言ってるじゃない!
あたしは冒険者じゃないんだから、そんなの常識だって言われたって知ったこっちゃないのよ。

「わたしのお札を使ってください。・・・って、どうやって渡しましょう?」
「クルクが投げてあげる~」

クルたんはサンちゃんからお札を受け取ると、カバンから出したクリスタルをお札で包んだ。
そうして丸めると、それをこちら側に放り投げてくれた。
クシャクシャだけど、ちゃんと発動するわよね?
あたしだけ取り残されたりしないわよね?

「じゃぁさ、ラバオに戻ったら、みんなでゴハン食べようね~」

クルたんの言葉を合図に、あたしたちは一斉にラバオへとデジョンした。

ラバオへ戻ったあたしたちは、一度宿屋でシャワーを借りて砂を洗い流した後、宿屋の隣にある食堂に集まった。
結局、幻の古酒もお宝も、何も手に入れることは出来なかった。
ガッカリだし、何しに来たのよって気持ちにもなっちゃったわ。
ただ、暑くて乾燥したこの地で飲む、キンキンに冷えたエールは格別に美味しかったけどね。

「ねぇ~、あの穴って、いったい何なの?」

エールを2杯と、ラバオのウィスキーを3杯飲み干したあたしは、おかわりを注文した後ふと気になって訊ねたの。
そしたらクルたんから、とんでもない答えが返って来たのよ!

「地下だよ。流砂洞も地下だから、地下の地下だね。アハハ」
「・・・地下ですって?」
「サボテンダーがたくさんいてね、ずっと奥に行くと」
「クルたん」
「ん?」

クルたんの話を遮った梅ちゃんを見ると、わざとあたしを視界から外しているの。
その不自然極まりない態度と、クルたんが言いかけていた 「ずっと奥」 っていう言葉。
それって、地下にも通路があったのに黙ってたってことよね?
何で教えてくれなかったわけ?
降りられるのよね?
ってことは・・・ちょっと待って。
もしかして、あの穴があった場所に、壁があったかもしれないじゃない?
その壁には、太陽の紋章が描かれた扉が付いていたのかも。
つまり、穴の向こう側は、太陽の紋章の扉があった部屋だったんじゃないかしら?
それが、何かがあって、壁が床ごと壊されてしまったのよ。
そう、メモには部屋から下へ降りるって書いてあったもの。
つまり、つまり、あの穴を降りた所のどこかに、てっぺんに窪みがある大きな岩があったんじゃないの!?

「ちょっと梅ちゃん! どういうことよ!? 知ってたんじゃないの? 知ってて目の前でデジョンさせたのね!?」
「なんのことだ?」
「騙されないわよ! 手の届くところに、お宝があったっていうのに!」
「あるわけないだろう」
「地下があったじゃない! だったら宝の在処を示してくれる岩だってあったわよ!」
「ははは、酔ってるのか?」
「キィィィィィィィィィーッ!!!」
「キャーッ、うずらさん!」
「うずら、どうしたんだ?」
「おい、落ち着けって!」
「あーっ、こぼれちゃうー!」

それからのことは、覚えていないわ。
翌日、泉のほとりで二日酔いに頭を抱えたモモちゃんが、クルたんとバルちゃんはサンちゃんの修行の続きをしに行ったと教えてくれた。

「梅ちゃんは?」
「サイレントオイルを買いに行ってるよ」
「そんなもの、どうするの?」
「覚えてないの?」
「なにを?」
「夕べ、あんたの気が済むまで宝探しに付き合うって、隊長に約束させてたじゃないか」

・・・そうなの?
っていうか、あたし何やったの?
・・・お、思い出せないし、怖くて聞けないわ・・・。

「うずら」
「は、はいっ!」

振り向くと、不機嫌な顔をした梅ちゃんが、親指で後ろを指して 「行くぞ」 って。
え、えーっと、行くって、流砂洞へってことかしら?
あの、まだ陽が高いし、暑いから夜になってからでも、あたしは全然構わないんだけど。
っていうか、別に今日じゃなくって、また今度でも全然いいわけで、その・・・。
そ、そうだわ、モモちゃんも一緒に・・・。
モモちゃんを見ると、生気のない顔で、「いってらっしゃ~い」 と手をヒラヒラ振っている。
う・・・うぅ~・・・。

「今度こそ、お宝を見つけるわよ! 全くもう、二度手間じゃない。見つけるまで、戻らないからね!」

あたしは腰に手を当てて、レンタルチョコボの方へと歩き出した。
あたしの後ろで、梅ちゃんが 「はいはい」 ってため息をつくのが聞こえたわ。




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とりあえず、これでお終い。
こんなに長くするつもりなかったし。
気になってたから、早く終わらせたかったんだww
てことで、お疲れ様でした(^_^;)







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【2017/01/15 23:59】 | * クルク一家
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