2度目のヴァナディール ソロ活動中の妄想屋クルクと仲間達。
やっぴ~、クルクでーす(・▽・)ノ

クルクの中の人は根暗だから、ちょっとまわりくどい話になるよ~www

クルクは新規復帰して、今年の5月で丸5年になります。
イベント以外ではPTも組まず、どこのLSにも所属せず、ソロ活動を続けて来ました。
クエやミッションは、イベントシーンをゆっくりじっくり楽しみたいので(SSも撮りたいし!)、誰にも気がねすることなく楽しんできました。
そのスタイルは、今後も変える気はありませーん★

それからね、うちは大所帯だし、まぁブログを見ればわかるように、滅多にリアルの話を入れません。
だってクルクはヴァナに住んでいて、冒険してまわってるんだもん。
(※ プレイヤーはクルクであるけれど、クルクはプレイヤーではないのです)

だからね、リアル話もすることになるだろうLSは、絶対に入らないつもりでいたのです。
ちょっとしたトラウマもあったりするし。
言ってしまえば、「煩わしいのはゴメンだい!」 って感じだったの。
だけどね、うーん・・・。
いろんな人の話を聞いていたりすると、やっぱり羨ましいんだよね。
隣の芝は青いっていうか、ない物ねだりというか、さ。
ソロ活動をしていると、考えることはあっても、意見を聞くことは出来ない。
ブログに好き勝手なことを書いているけど、独り善がりでしかないわけ。
だけど、それでも、やっぱりLSには入りたくなかった。
遊びで何かを義務付けられるのはイヤだし、そうなるだろう自分も容易に想像できたから。
これ、先代の時の依存が深くて、同じ過ちはしたくないっていうのが強かったのね。

そんな時に、とっても魅力的なLSのお誘いをしているのを目にしてね。
付けたい時にだけ(きっとどのLSだってそうだと思うけど)、おしゃべりしたい時だけ(きっとどのLSだってそうだと思うけど)、気軽に(きっとどのLSだって以下略)・・・。
それでも、自分から声をかけることは出来なかったし、いっぱい集まるといいねって応援はしてたけどね。
クルクはクルクの道を行くのです。
ソロ活動を貫いて、ミッションやクエをやり尽し、そしたらどこかのLSに入ることを考えようかな。
うん、そうだよ、それがいい!

んで、今日も一人でメリファトでヤグをやっつけてたんだけど・・・。
ジュノに行こうとして、間違ってサンドに飛んじゃったww
まぁいいやって、ゴブ箱開けたりして。
どうしようかな~、クルクの活動は今日はもうお終いにして、他の誰かで・・・。
なーんてクリスタルまで走って行ったら、お♪見知った名前を発見~★
いや、そんな気軽なもんじゃなかったんだ、実はw
ドキッとしたの。
挨拶に戸惑っちゃうほどw
会ったのは、例のLSを配っているヒュムの Rたん。
そしてもう一人、知ってる名前のタルタルちゃんが来て、パールをもらってた。
Rたんはこれからもう一人にパールを渡しに行って来ると、クリスタルに消えました。
クルク、猛烈な勢いで思考が動いていたよw

楽しかったけど、辛いこともあった。
あの頃より年取って、イタイ子だった自分を知ってるよ。
先代と今のクルクは違う。
クルクには、クルクだけの仲間がいる。
5年続けたスタイルは、そう変えられるもんじゃない。
変えたければ変えたらいいし、変えたくなければ変える必要もない。
ソロ活動家、続ければいいじゃん。
出来るじゃん。
でも、羨ましかったんでしょ?
ヴァナの中で、ヴァナで冒険している人と、話したかったんでしょ?
たまたま偶然会ったんだもん、今なんじゃないの?

戻って来たRたんが、渡した人もタルタルだったって言ったの。
だからクルクも、「タルタル、もう一人いるよ」 って、「ちょうだい」 ってお願いしました。

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最後に悩んだのは、クルクでもらうべきか否か。
でも、うちの他のメンバーは、設定に縛られててクルクよりも自由度が少ないからねw
クルクだったら一番中の人に近いし、どうにでもなるwww

そしてまた一人・・・お!
ヴァナの旅人をお見送りした時にお会いした、ガラダル様ですよ!

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もらってしまえば、もうこっちのもんだ!(←笑)
ただし、普段はチャットなんかしないから、いろいろキーの打ち間違いで何やってんだかってことになってたけどw

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そうして、クリスタルの横で椅子を出して・・・。
ガダラル様いるし、ナントトちゃんとアムチュチュ先生がいたので、クルクもシャントット博士のコスプレしました(・▽・)ノ

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あ、ゴメン、顔が隠れちゃった!

もうね、悩んでた・・・ってほどでもないけどw、それはどこに行っちゃったの? ってくらい、ウキウキしてSS撮りまくってたww

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「お金持ちの人みたい」 って、誰が言ってたんだっけ?
いいアングルじゃないですか~と、ウロウロして反対側にまわったら!!

Klu47547.jpg

シュルツ先生っ!!
3人目は誰かいるっけ?・・・と考えて、若かりし頃のバスのプレジデントか、とw
でも、わからないよね~(^_^;)

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講義を受けてる生徒たちみたい~(*´▽`*)
その後、先生の代わりにドルチェ様がきて、記念撮影~★

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それから場所を変えて、ローテ王妃のお庭で記念撮影♪

Klu47550.jpg

時間を決めてみんなでモーションて、昔よくやったなぁ~(*´-`*)
懐かしくなったし、嬉しかったな。

それにしても、タル率が高いねw
タルっ子ばっかりで可愛くてさ、梅でココにいられたら幸せだろうに・・・って思ったりもしたんだよねw
クルクはヴァーンが好きっ!

・・・最初の文章、長ったらしくてウザいから、いらないかw
いや、でもさ、頑なにLSはいらないとか言ってたからさwww
だけど、クルクがソロ活動家なことには変わりはなく、これからもクエやミッションをやっていくつもり。
ミッション中はイベントに集中したいからパールは外してるだろうし、うちは大所帯だからクルク以外でインしてる時も多いし。
でも、大切にしていきたいLSです。
Rたん、ありがと~う!
そしてヨロシクでーす★



(※ 更新は7日だったけど、日付は6日になってますw)





いつも遊びに来てくれてありがちょん(・▽・)
ポチッと押してくれたら嬉しいな♪



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【2018/02/06 23:59】 | ヴァナ日記
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おめでちょん
らいか
おぉぉぉぉ?!
LSおめでとー!!!
書き直し三度目のこの発言なので、テンション同じには書けなかったw

すごいねーすごいねー!
くるたんがLS持つ日がくるとは感無量だよぉーーー❤️
本当におめでとー!!!

ライカのLSもらうこともなく、ずっとLSに所属しないでいたくるたんが、
LS持ってもいいかなっていうタイミングで、Rたんさんに遭遇できたのはすごいラッキーだね。

「タルタル、もう一人いるよ」 「ちょうだい」
っておねだりするくるたん!!!
きゃーきゃーきゃーーー!(*≧∀≦*)
やばかわたん!!

近くで見て萌えたかったよー(*´◒`*)

ふふふ。

これからのくるたんのヴァナ旅が、いつも通り➕さらに楽しいものになることを切に願っているね❤️

ホントにLSおめでとうー


Re: おめでちょん
クルク
らいたん、やっぴ~(・▽・)ノ

書き直しって、テンション下がるよね~(´・ω・`)
それが2回もって・・・(´д`)アゥ~ン
ありがちょんちょんv-344

LSね、ホントね、まさかクルクがね。
だけどそれは、あの楽しかった日々があったから、だからきっと懐かしくなったんだと思うんだ。
それでもクルクは、ソロ活動家を続けて行くよ★

あとね、らいたんと遊びたいなぁと思うクルクなのである。
そのうちね!


何気なく
らいか
何気なく、
タルタルいるよ、ちょーだい

って言ってるようで、
相当の勇気振り絞って発言したよねー???

あぅーーん!
そこ、現場にほんとうにいたかった!
想像だけで、萌え萌えだから、
現場にいたら、どうなってることやらw

今夜は遊べるかなーって気になってたんだけど、
やっぱり、体調は万全に戻ってないからインできなかったなりよー。
バージョンアップだけしておくと後が楽かもだね!

Re: 何気なく
クルク
らいたん、やぴ~(・▽・)ノ

ぶっほ・・・ッ! とむせてしまったよwww
クルクの弱点を知っているらいたんだぬw
でもって、何クルクに萌えてんのさwww
らいたんが現場にいたら、全部らいたんに任せて、クルクはうんうんって頷くだけなのだw

ヴァナインは、ちゃんと体調が戻ってからね!
どの口が言ってるって感じだけどw


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やぴ~、クルクで―っす(・▽・)ノ

ガーデンの桜、おっきくなっちゃった。
だから、早すぎるってば~(^_^;)

Klu47492.jpg

収穫したら、何が採れるんだろうね?
クルクはガーデンそんなにやってないから、桜もこのままにしておくつもり。
梅はたまにいじってるから、今度収穫してみようかな。

そうそう、オーラムコッファーだけど、クルクと梅が持ってるのね。
梅の方はモグが中を漁ってアイテム取り出してたけど、クルクの方はまだ何にも出て来てないの。
いくつ持ってても、1アカ1アイテムしか出ないのかな?

今日はクルクの召喚をバフラウで上げてたんだけど、イマイチ退屈~w
眠くなっちゃって、何度かカクッってなったから、67にして終りでーす。
他のことやりたいなwww
あ、召喚のAFもらいに行こうかな。
ちょっと調べてみよ~っと♪
でも今日はもう寝るよw
ぐんない★





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【2018/01/25 23:59】 | ヴァナ日記
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やっぴ~、クルクでーす(・▽・)ノ

昨日植えた根っこ、ちっさな桜になりました♪

Klu47491.jpg

ちょっと早いよねw
もうちょっと時間がかかってもいいと思うんだけど、まぁいいや★
でもまさか、明日になったらいきなりおっきくなってないよね?
どうだろう・・・。

今日はね、って言うか今日も時間なくってね。
それで、ボナンザの交換て今月いっぱいだったよね?
まだ交換してない人いたから、忘れないうちに交換してきたよ。
やっぱりコスだよね~。
エプロンとか、メタスラ帽子とか、なんかいろいろww

う~ん、まとまった時間がとれなくて、次に何するかも決まってなくて、ちょっとダラダラしてるかな。
とりあえず、クルクの召喚を99にして、もらった装備を着れるようにしないとねぇ(^_^;)





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【2018/01/24 23:59】 | ヴァナ日記
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やっぴ~、クルクです(・▽・)ノ

今日の記事は、ホントはSSだけの予定だったんだけど・・・。

数日ヴァナを離れるので、ちょっとだけインしました。
いらないアイテムを、競売に出しておこうかなって思ってさ。
見たら麝香牛肉を持ってたから、最後にキングベヒモスでヴァナ納めすることにしたよ(・▽・)
ベヒモスマスクでびゅ~んと飛んで、フェイスは五蛇将の4人に来てもらって、そんじゃ~ベヒモス倒して終わろうっか★

ゆる~く四神円舞をぶちかまして、なんか雑魚とやってるみたいな感じw
いつもはたいていフェイスがフェニッシュしちゃうのに、今日は珍しくクルクが止めを刺したよ(・▽・)
そしたら・・・およよ?

Klu47412.jpg

ふ~ん、クリティカルで4桁はいかないのか~。
じゃなくて、【守りの指輪】 が出たよ~♪
ほほう、そういえばベヒモス狩りって、この指輪が目的なんだったっけ?
欲を出さずボンヤリ忘れてテキトーにやってる時に出るとは、まぁそんなもんだよねww

だけどさ・・・そんなにいいモンなの?
クルクにはよくわかりませんww

Klu47412a.jpg

どっちかって言ったら、クルクは被ダメ-10%より、与ダメ+10%だったらいいのになぁって思うタイプですw
だからこの指輪はクルクが持ってるより、うちのアムチュチュ先生に渡したいんですけど、どうすればいいですか?(・▽・)ノ

今年最後の運を使ったので、これにて大人しくログアウトすることにしましょう。
明日のブログは、いつもより少し早めに更新される予定です。
それでは皆様、よいお年をお迎えください。





いつも遊びに来てくれてありがちょん(・▽・)
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【2017/12/30 23:59】 | ヴァナ日記
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良いお年を。
コウ
クルクさん、こんばんはー。

今年も一年間お疲れ様でした。
ほぼ毎日アップしていただいたおかげで、楽しめました。ありがとうございます。

僕のこの1年はなんだったですかねー。やたら早かったような気がしますw
仕事と家族サービスと趣味とですが。(もちろんFF11が入りますけどね!)
クルクさんはいかがだったでしょうか。
メジャーバージョンアップは終わりましたが、これからも楽しめるFF11だといいですね。

守りの指輪については~。。まあ、カット装備の指なら必ず装備する一品でしょうか。
ミッションとか、クエスト重視のプレイヤーにはインパクトが薄いかもですね。
でも、黒帯と同じで前世では垂涎の的だったはずですよー。取れて良かったと思います。
僕も守りの指輪をげっとするのに、2年くらいかかりました。。(運が悪いんですねー)
多分、ちょっと気が早いですが、おみくじで大吉が当たった感じかとw

そんなこんなですが、来年もクルクさんにとっていい年でありますよう。
1日早いですが、良いお年を~。
(あ、違う。。現時点で31日だw)

それでは~。


お話w
コウ
クルクさん、連投すいません。。こんばんはー。

お話一応出来たので、投稿させてもらいます。
あんまり面白くないかもですが、ご一読いただけると幸いです。

長すぎる・・・。。1話でまとめれなかったので、多分3部構成ですw
すいません~。。

お暇だったら、「ここがつまんない~」とかご指摘いただけると幸いです。
それでは~。


------------------------------------------
【究極の宝】 《第一部:ルオン邂逅編》

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登場人物
コウ・・・冒険者。タルタルの男性。
ユファファ・・・冒険者、コウのパートナー。タルタルの女性。

ゼファー・・・コウの所属するリンクシェルのリーダー。エルヴァーン。冷静で頭が切れる。
カティー・・・ゼファーのリンクシェルのメンバー。年齢不詳のヒュムの女性。
ガイーア・・・ゼファーのリンクシェルのメンバー。寡黙なヒュムの男性。

ナルスホルス・・・コウのかつての仲間。タルタルの男性。からくり士。
シャミミ・・・コウのかつての仲間で恋人。死亡。
------------------------------------------

季節は秋から冬へと変わろうとしていた。都市国家ジュノのこのところの天気は雨が多く、今日も朝から小雨がパラついていた。

「ん・・・」
冒険者コウは、目が覚めてベッドから身を起こした。軽く伸びをして窓の外を見ると、曇天である。軽く雨も降っているようだ。
(やれやれ先週まで晴れてたと思ったんだけどな。女心と秋の空とか言ったっけ・・・確かにころころとよく変わる)
とりとめもなくそんな事を思うと、ベッドから降りて服を着替え始めた。
部屋は寝室兼書斎のような感じで、割と広さがあった。魔法書やスクロールがベッドの脇の机に積み上がっており、部屋の隅には武器の類も立てかけてある。酒瓶の類も散らばっている様だ。雑然とした印象を受ける部屋だった。
家事全般を担当する、同居人のユファファは綺麗好きだが、この部屋には手を入れないように言ってある。あんまり整理整頓されていると却って落ち着かないからだ。
コウは着替え終わると、もう一度窓の外を見た。
(早く止まないかね)
コウは雨はあまり好きではなかった。昔あった嫌なことを思い出すからだ。
1つ頭を振ると、コウは自室の扉を開けた。

「あ、コウ。おはよー。」
リビングに出ると、ユファファが忙しそうに朝食の準備をしていた。キッチンとダイニングテーブルの間を往き来する度に、後ろに束ねた金髪が、しっぽのように元気よく揺れる。白いぬいぐるみのような生き物のモーグリも宙をフワフワと漂いながら、その手伝いをしている。
「ご主人様。おはようクポ」
「おはよう」
コウは2人?に挨拶をしてから、テーブルの椅子に腰をかけた。
テーブルの上には、ほかほか湯気の上がるスープ、卵料理、パンを盛った容れ物等が置いてある。
やがて支度が終わったのか、ユファファとモーグリが席に着く。モーグリについては、食事が本当に必要かは不明だが、コウの家では一緒に食事を取るのだ。
「「「いただきます」」」
見事に3人の声が唱和し、皆は食べ始めた。
しばらく食事を咀嚼する音や、食器の触れ合う音が響いたが、やがてモーグリが口を開いた。
「そう言えばご主人様に伝言を言付かったクポ。」
コウはスプーンですくったスープを飲み干してから、
「へえ。誰から?」
「ゼファーさんクポ。話があるから吟遊詩人の酒場に来て欲しいって言われたクポ。」
「へえ~。わざわざ。分かったよ。待ち合わせの時間は言ってたかい?」
モーグリは首を傾げて、
「それは聞いてないクポ。言い忘れたクポかな~。」
「そう。ありがとう。」
コウの所属するリンクシェルのリーダーであるゼファーの家は、バストゥーク共和国にあった筈だ。今はクリスタルワープがあるので他国に行くのも一瞬だが、ジュノに来る用事とは何だろうか。
ユファファも口に含んだパンを飲み込んだ後、
「ゼファーさんって、コウの入っているリンクシェルのリーダーだよね?あの頭の良さそうなエルヴァーンの人。」
「そうだね。ああ、ユファは一回会った事があったっけ。」
「うん。ああ~あ。あたしもコウと同じL Sに入りたかったなあ。」
ユファは残念そうに言った。
「・・・」
コウは無言だった。ゼファーのL Sは入団審査がある。いくつかのジョブがジョブマスターである事や、装備・戦闘での立ち回り等、最高でなくてもそれなりのモノが要求されるのである。まだ冒険者としては駆け出しのユファには厳しい話だった。
ユファはゼファーに会った時に、入団を希望したのだが、やんわりと断られたのだ。
無論もっと緩いグループは幾らでもあるので、ユファにはそちらを進めたのだが、諦めきれないようだった。
「いいもんね。あたしもいつかジョブマスターになって、ゼファーさんのL Sに入るんだから。」
ユファは鼻息荒くそう言って、湯気の立つウィンダスティーをこくりと飲んだ。
「ユファさん、がんばるクポ~。」
「・・・まあ、ほどほどにね。」
「うん。」
ユファはモーグリとコウの取り成しに、機嫌を直したようだ。コウはホッとした。
ユファは今上昇志向にあるようだが、冒険者の稼業は上に行けば行くほど、ハイリスクハイリターンになって行く。強力な装備やギルを手に入れる為に、常に命を張る必要があるのだ。戦闘不能と冒険者が呼ぶ気絶した状態は直せるが、本当に死んだら生き返る術はない。自分の力を過信した挙句、自滅していった冒険者は星の数ほどいるだろう。コウは過去の経験からそれを良く知っていた。
そしてユファにはそうなって欲しくはない。昔仲間を失った様には。

朝食を終えて、コウは家を出た。防具は身につけず、片手刀を一本腰の後ろに差し込んであるだけだ。ジュノを含めた4国は治安はいい。だが物取りや強盗がいない訳では無いので、用心に越したことはない。街中でも武装せずに動き回る冒険者は滅多にいなかった。
ふとみると雨は止んでいた。石畳に時折残っている水たまりを避けながら、コウは待ち合わせの場所の「吟遊詩人の酒場」に向かった。
ジュノは冒険者の街と言われる通り、朝のこの時間から街の中を小走りに走り回る、冒険者達の姿が目に付いた。彼らはさも火急の用事があるように、一目散に各々の目的地に向かっていく。
それを横目に見ながら、コウはゆっくりと酒場の方に進んで行く。途中競売所を通り過ぎるので、冷やかしてみた。欲しい装備品はあるが、そのたいがいは高性能品で何千万から酷い時は億単位もする。買えないこともないが、装備品1つに有り金全部ははたけないので、値段の推移を確認するだけだ。もっとも高額の品は流石に店頭には並べてないので、値段の書いてある紙を見るだけになる。
競売所を出ると、すぐに酒場が見えてきた。まだ午前中も早い時間だが、ゼファーはいるだろうか。
観音開きのドアを開ける。店の中に入ると、ポロンポロンと竪琴を爪弾く音がする。未だ早い時間なのからか、店内に人は疎らだ。さてゼファーはいるかと見渡すと・・・
いた。
店の奥まったテーブル席に座って、目敏くこちらを見つけたのか、手を振っている。テーブル席には後2人連れが降り、それはコウの見知った、ゼファーのリンクシェルの団員だった。
店の中のテーブルを避けながら、ゼファーの所まで進む。
「やあ、コウ。おはよう。わざわざ悪かったね。」
テーブルの椅子に座ると、ゼファーが口を開いた。
「ああ、いえいえ。わざわざはゼファーの方でしょう。ジュノまで来るとは。」
店員が注文を取りに来たので、ウィンダスティーを注文する。
「店員はん。ウチのワインもお代わり頼むわ~。」
不意に横からワインのお代わりを頼んだのは、団員のカティーだ。ヒュムの女性で、年齢不詳の美貌を誇る。冒険者としても一流だが、天然なのかたまにうっかりな事をするのが愛嬌か。ちなみに酒については底なしで、ガルカと飲み比べをして勝った事もあると言う話だ。言葉が訛っているのは、西方の生まれだからだそうだ。
「カティー。。相変わらずですね。」
コウが苦笑してそう言うと、正面のヒュムの男性も全くだと言うように、頷いた。
その男はガイーアと言った。寡黙な男だが、冒険者としては超一流で、ゼファーも一目置いている。
冒険者として一流と言うことは、どう言うことだろうか。強さ・コミニュケーション能力・情報収集能力・物を創り出す力・運の強さ 様々な力があると思うが、先ずは戦闘能力だろう。冒険者とは戦う事を前提とした商売なのだ。護衛や捜索、合成に討伐、何を行おうとしても強力な怪物達が跳梁跋扈するこのヴァナディールの世界では戦うことは避けられない。
その戦闘技術や装備に於いて、この2人は卓越していた。22のジョブの殆どに精通し、その過半数は達人級でもある。
そのカティーもガイーアもコウが入団した時には既に在籍しており、実力を評価されてリーダーのゼファーにとっては右腕とも左腕とも言える存在だった。
「御三方がお揃いと言う事は、何か重大な事でも起こりましたか?」
注文した飲み物がテーブルに並ぶと、コウは今日の要件を訪ねた。
うん。とゼファーは言って、腕を組んだ。
「コウ。君は「究極の宝」と言うものについて、聞いたことはあるかい?」
「究極の・・・宝?」
コウは首を傾げた。宝と言うのは冒険にはつきものだが、究極だと言う。
「さあ?英魂武器とか、モーグリの秘術でできた武器とかは究極の武器と言っていいと思いますが・・・」
「ミシックやエンピリアンの武器群じゃあないよ。」
「・・・聞いたことがありませんね。そんなものがあるんですか?」
ワインを飲んでいたカティーが口を挟んだ。
「それがな。あるんや。ビックリしたろ。ウチも聞いた時は耳を疑ったわ。」
「うーん。どう言ったものなんですか?」
コウは懐疑的だった。
「そのものズバリ、「不死の妙薬」「復魂の玉」「創造の水」ゆう名前らしいんや。」
「究極の宝って言うのに、3つもあるんですか。」
コウは記憶を探ったが、本当に聞いたことがない。
「うん。確かなスジからの情報だから、ガセネタってことも無いと思う。」
ゼファーはそう言って、コーヒーを一口飲んだ。
「確かなスジって、どこからです?」
「アマンのコンテンツ解放委員の1人からだ。」
ゼファーの言葉にコウは頷いた。アマン(冒険者互助会)の委員の言葉なら全くのウソでもないだろう。
「しかし、不死の妙薬と復魂の玉、創造の水ですか・・・前の2つは効果が想像できますが、創造の水ってなんですかね?」
「なんでも、どんなケガでもたちどころに治るらしいで。例えば腕一本無くても生えてくるらしい。」
カティーがまた、口を挟んだ。
コウは考えた。
「うーん。どれも凄い宝ですね。公になったら誰でも欲しがりますよ。それを僕たちが先に手に入れようって言うんですか。」
それはそうだろう。例えば永遠に生きれる薬なんて、巷の王族とかは喉から手が出るほど欲しいはずだ。
「まあね。この情報を握っている者がどれくらいいるかははっきりしない。最速で手を打つ必要があるね。」
ゼファーは楽しそうだった。そうだ。こういう人なのだ。入手困難な宝を手に入れようとする時や強力なモンスターを倒そうとしている時にこんな話し方をする。冒険者という職業にぴったりの人間だった。
コウは改めて周りを見渡した。午前中も早いので、酒場のテーブルは埋まっておらず、コウやゼファー達のテーブルの周りには人は居ない。
カティーがウィンクをして言った。
「大丈夫や。念のために遮音の結界も張ってある。盗み聞きは考えなくてもいいで。」
コウは頷き、
「話は分かりました。で、僕は何をすればいいんですかね?」
ゼファーも頷き、
「3つの宝のうち、2つのありかは分かっている。バストーニュ監獄とエスカ ル・オンだ。」
「何か両極端ですね。どちらにどの宝があるんですか?それと3つ目は?」
「どちらになんの宝が埋まっているかは不明だ。いや埋まっているという表現を使ったが、埋まっているかも分からん。3つ目の宝の位置も不明だ。」
「分からんだらけやね~。けどそれを探すんが楽しいんやないの。」
カティーが茶化すように言った。
ちなみにゼファーと一緒に来た、ガイーアは時折相槌を打ちながら、静かにコーヒーを飲んでいる。
「僕の担当は?」
コウは単刀直入に聞いた。
「ル・オンの探索を頼もうと思う。バストーニュ監獄は、ドラギーユ城の地下だからサンドリア宮廷や神殿騎士団に気付かれずに調査を行おうとするなら、それなりの人員と準備がいる。今オレ達はその準備をしているところさ。」
ゼファーはそう言って、コーヒーを飲んだ。
「せやせや。サンドリアに気付かれたらコトや。デスティン国王は名君やから、不死には興味あらへんかもしれん。でも病没したローテ王妃を生き返らすことができるんやったら、どうかな?」
カティーの言葉に、コウは驚いた。
「復魂の玉ですか。でも死んだ人間を生き返らすなんて・・・。」
「これは推測なんだけどね、コウ。3つの宝の内、復魂の玉と創造の水で1セットだ。」
ゼファーの言葉に、カティーがまた、口を挟む。
「創造の水なんやけど、腕1本でも生えてくるゆうたやろ。あれ、多分逆でもいけるんとちゃうんかな。」
「逆?」
「死んだ人間の腕があれば、身体が再生するんじゃないかなあってことや。」
「完全な状態の死体を、創造の水で用意して、復魂の玉で魂を復活させる。それで死者の蘇生ができると言うことですか。」
「そうだ。もちろん創造の水単体であらゆる怪我が治るだろうが、本来の使い方は今コウが言ったやり方の筈だ。」
と言って、ゼファーはコーヒーカップを置いた。
「不死の妙薬といい、途方もない宝ですね。どうやって作られたんでしょう。」
コウの質問にゼファーは肩を竦めた。
「まあ、宝の性質から考えて、・・・神かそれに類する何者かが創ったと考えた方が自然だろうね。」
カティーはワイングラスを空けて、お代わりをピッチャーから注ぐと、ケラケラと笑った。
「そんなん考えてもしょうがないやん。ウチらが宝を手に入れられるかどうかの方が重要やで。」
ここで、初めて3人目の男ガイーアが口を開いた。
「迅速かつ隠密に探索をする必要がありますね。カティーの言う通り、4国や他のリンクシェルに知られると厄介です。」
その言葉には、全員が頷いた。
「サンドリアはさっき言った通りやし、ウィンダスの星の神子はんやって、昔の想いびとを生き返らせれるんやったら、どう動くか分からんで。」
星の神子が、水晶大戦で命を落とした前の目の院の院長に想いを向けていたと言うのは、冒険者なら知らぬ者もいない程、有名な話だった。
「分かりました。早急に探索に入ります。何か手がかりはありますか?それと、1人で探索するには広い場所なので、人を連れて行きたいんですが。」
コウはユファを想定していた。本人も経験を積みたがっていたし、探索する宝の効能をぼかしておけば、問題ないと思われた。
ゼファーは腕組をした。
「手掛かりになるかは分からないが、アマンの委員が言うには、「無垢の眼が道を開く」だそうだ。」
「・・・どう言う意味なんでしょうね。」
「分からない。欲が無いものが見つけることができると言う意味なのか、あるいは子供でないとダメなのか。
ところで、人を連れてくと言うと、どんな人間を?」
ゼファーの質問はもっともだった。秘密がバレてはいけない状況に、信頼のできない人間を連れてはいけないだろう。
「ユファファをご存知ですか?一度会ってもらったことがあると思いますが、彼女を連れて行こうかと思います。もちろん宝の詳細は伏せますが。」
ゼファーは少し考えた。何か思うことがあるように頷く。
「あのお嬢ちゃんか・・・そう言えばコウの家に住んでるんだったね。」
「そうです・・・」
そうですよ。と言う間もなかった。コウ達4人は酒場のテーブルに等間隔に並んで座っていたのだが、あっという間にカティーが自分の椅子をコウの横に並べて座り直した。
「どうなん?」
コウとゼファーはまじまじとカティーを見つめるしかなかった。
ガイーア1人がまた始まったと言わんばかりに、軽い溜息をついた。
「なに・・・がです?カティー・・・」
コウの言葉が尻つぼみになったのは、カティーが自分の顔をコウの顔に触れる寸前まで近づけたからだ。
顔を離そうとして、思わずのけぞりながら、コウはちらりとワインのピッチャーを見た。
・・・ほぼ空になっている。
カティーはびしりと指をコウに突きつけた。
「なにがやないやろー!ユファファちゃんとどないなってるかと聞いてるんやー!」
「いやどうもなってないですよ・・・」
コウが答え切る前に、カティーはテーブルをバンバン叩いた。
「あかんやろ。男女が一つ屋根の下に暮らしてるのに、なにもないと言うんは!大体アンタは何時もぼ~っとしてから、女の気持ちを考えた事があるんかい!」
流石にこんなに大声を上げては、遮音結界も役に立たなかった。
いまや、酒場中の注目の的になったカティーは尚も言いつのろうとしたが、後ろからガイーアが羽交い締めにした。
そう。カティーは酒乱だったのだ。
それでも喚こうとするカティーを苦笑しながら横目で見て、ゼファーはコウにだけ聞こえる声で言った。
「じゃあ、お嬢ちゃんは連れていっても良い。だけど宝の事は内密にね。連絡はリンクパールで。」
コウは頷くと、這々の体で酒場を逃げ出した。

酒場から出てしばらく歩くと、コウはホッと息をついた。カティーが酔っ払うのは見た事があまりなかったが、凄いものだった。
だが、酒豪と言われる人が、ワインのピッチャーひとつでああも乱れるものだろうか。
案外カティーは、コウにハッパをかけたかったのかもしれない。だから酔ったフリをして煽ったのだろう。
コウは苦笑した。カティーの気づかいは有難いが、まだ時期早々な気がする。
もちろんユファはいい娘だが、年も離れてる事だし・・・
考えて、コウはまた笑った。仕事に集中することにしよう。
しばらく歩くと自宅が見えてきた。酒場にいた時間は1時間位だろう。だから昼まではまだ時間があった。
扉を開けると、リビングには人気がなかった。だが奥から気合の入った掛け声と、時折ガツッという音が聞こえる。ユファは剣の稽古をしているのだろう。庭に続く板張りの練武場に行くと、まさしくユファは木人椿という丸太を立てて、腕の様な棒が何本も水平に突き出した武術の練習用の道具に打ち込んでいるところだった。本来は拳技の練習に使うものだが、改良して剣術の訓練にも使えるようにしてある。元々の物と違うのは、打撃を加えるとその運動量を吸収して、回転したり跳ね返ったりして、反撃してくるところだ。
「やあっ!」
ユファが気合を入れて木人椿の胴に木剣で打ち込むと、その打撃を吸収して跳ね返った木人椿は何本かある木製の腕をユファを叩きつけてきた。
支柱が硬質のゴムでできており、軽く回る歯車と組み合わさっているので、そういう動きになる。
それをユファは両手で握った木剣で一本ずつ冷静に捌き、やがて木人椿は動きを止めた。
(上達したな。バルファルと比べても遜色ないだろう)
今はもうあまり通って来ないユファの兄弟子と比べて、コウはそう思った。
コウは新しいタオルを取り出し、ユファに放った。
「ユファ。お疲れ。」
声をかけると、ユファは初めてコウに気付いたようで、振り向いて宙に飛んだタオルを掴んだ。
「あ、コウお帰り。早かったね。」
ユファは汗をタオルで拭うと、笑って言った。
「ただいま。ちょっと話があるんだけど、良いかな?」
「何だろ。先にシャワーを浴びてくるから、ちょっと待っててね。」
ユファはそう言うと、木剣を元の位置に立てかけ、浴室に向かっていった。
コウは、リビングに戻った。
「お帰りクボ~。」
そう言ってキッチンから出てきたモーグリに挨拶を返し、冷たいオレンジジュースを2つ頼む。しばらくすると、ユファが浴室から戻って来た。
シャツと8分裾のパンツを身につけ、首からタオルを下げて、湯上りに身体からほかほかと湯気を立ち上がらせるその姿は、色気というより健康と言う言葉が似合うようだった。
「あ、オレンジジュース!いっただっきまーす。」
ユファはそう言うと、大ぶりなグラス一杯に注がれたオレンジジュースを一気に半分程飲み干した。
「あー美味し。そう言えば話って何だっけ?」
「うん。」
と言って、コウはどこから話そうかと少し考えた。
「まあ簡単に言えば、僕達の冒険を手伝って欲しいんだけどね。」
考えた末に単刀直入に言う事にした。ユファは裏表のない娘である。回りくどく言うよりいいだろう。それにゼファー達の冒険に参加したがっていた。
「やった!修行とかじゃなくて、手伝いよね!」
案の定手放しで喜ぶユファにコウは釘を刺した。
「勿論手伝って貰うからには報酬を払うよ。後、僕の指示には絶対に従う事。」
うんうんとユファは頷き、
「で、何をするの?」
「エスカ ル・オンで探し物をする。目的は合成用の素材なんだが、新しく発見された素材なのではっきりどういうものか分かっていない。」
本当は探すものは宝だが、それは言うわけにはいかないので、合成素材を探すということにする。
「えー。でも形くらいは分かってないと探しようがないんじゃない?」
ユファの言うことはもっともだ。
そうだな。とコウは言って、言い方を考えた。
「3種類のどれかがあるはずで、形状はそうだね・・・粉末、球体、液体・・・かな。」
ゼファーからの情報だとこれくらいの事しか言いようがない。
「へ~。でもゼファーさんからの依頼なんでしょ。」
コウのぼかすような口振りにユファは疑問を持ったようだった。
「そうだよ。」
「じゃあ、よっぽど貴重な素材なんだ。で、新しく発見されたものだからコウも知らないのね。」
「まあね。」
ふ~ん。とユファは意味ありげに返事をして、肩を竦めた。
「まあ、いいや。あたしはコウと冒険できるだけでも楽しいから。」
「強力なモンスターも出る。遊びじゃないぞ。」
ユファはべーと舌を出し、
「分かってるわよ。あたしだってそれなりに経験を積んだんだから。」
そう言えば・・・とユファは言葉を継ぎ、
「報酬って何をくれるの?」
「何でもいいぞ。武器でも防具でも。ユファはコラーダを欲しがってたじゃないか。それにすれば?」
醴泉島の強力なモンスターが落とす片手剣の名前を出してコウは言った。
「剣かあ・・・何でもいいのよね?」
「いいよ。」
「ホントになんでも?」
「??? 危険もある冒険なんだ。嘘はつかないよ。」
ユファはにんまりといった表現がぴったりの表情で笑い、
「じゃあ考えとく。早速出発の準備をしなくちゃね。」
「ああ・・・急ごう。」
ユファの態度に釈然としない感じを受けたが、コウは頷きソファから立ち上がった。

「凄いとこねー。」
ミザレオ海岸のもやから、エスカ ル・オンに入った2人だったが、ユファの放った第一声がそれだった。
確かに色彩を失って全てが灰色の世界が続く様を見ると、そうも言いたくなるだろう。
暗闇の雲と呼ばれる無の空間が、ヴァナ・ディールに浸透して来た結果、出来た空間という話だが、はっきりとした事は分かっていない。壁が連なっていたり、階段があったり人の手が入った後はある。そして視界の先には、ポッド型のモンスターの姿も見えた。
それでもしばらくの間はこの場所に留まり、宝探しをしなければならない。しかも第3者に出し抜かれる事なく、早急にだ。
「ユファ。こっちだ。」
物珍しげに周りを見渡すユファを促して、コウは左手の方に進んだ。
そこには1人のヒュム族の女性が佇んでいた。
黒系統の短衣とズボンを身に纏い、隙のない素振りで2人が近づいて来るのを待ち構えている。天晶堂から派遣されている案内人だ。
女性はコウを認めると、口を開いた。
「やあ。コウ何か用かい?」
「こんにちは。ドレミ。退魔の神符と薬品をいくつか売って貰えないか?」
「いいとも。では薬品を選んでくれ。」
コウはドレミの足元にあるいくつかの鞄の中から薬品を選び出すと、ドレミから呪符の様な物を受け取った。
コウは薬品と符をユファに渡し、仕舞っておく様に言うと、ドレミに代金を支払った。
ユファは商人という位置づけで、ドレミを認識したらしかった。
「気をつけてな。」
ドレミの言葉を背に2人は歩き始めた。
「何処から探すの。」
ユファの言葉にコウは顎に指をあてて考えた。
「手がかりが無いんだ。隅から隅までだね。」
ユファは灰色の空間が続く世界を見回した。
「大変そうだね。」
ユファの言葉の通りだった。探すものの手がかりが、アマンの委員が言った「無垢の眼が道を開く」という言葉だけなので、とりあえずエスカ ル・オン全域を見て回る必要があった。エスカ ル・オンは14のエリアに分かれている。2人はエリア1からしらみつぶしに探索し始めた。モンスターも当然生息している。半透明な浮遊するモンスターのアーン族やゾミト族、動く石像の様なガーゴイル族などが2人の行く手を阻んだ。ドレミから購入した退魔の神符のお陰で強力なモンスターの出現は避けられたが、コウを前衛・ユファを後衛として厳しい戦いを強いられた事もあった。
2人は協力してモンスターを退け、やがて数日が過ぎ13番目のエリアの探索を始めるまでに至った。
だが、それまでにはかばかしい発見はなかった。
ポータルと呼ばれる金色の玉の様なワープ装置から、13番目のエリアに侵入した時、今までとは違う光景が2人の前に繰り広げられた。
戦っている冒険者がいる。
相手のモンスターは強力らしく、タルタルの冒険者は苦戦を強いられていた。
からくり士らしく、機械人形であるオートマトンが懸命に攻撃を仕掛けているが、あまり効果が上がっていない様だ。
このままだと、冒険者はモンスターに倒されてしまうだろう。
「ユファ。助けるよ。」
コウはそう言うと、片手刀を抜きモンスターに切り込んで行った。
「待ってよ!」
ユファは叫び、一瞬行動に迷いを見せたが、まず戦っている冒険者の怪我を回復する事にした。
ユファが呪文を詠唱すると、冒険者の怪我が癒えていく。それでコウ達に気付いたのか、冒険者は後ろを軽く振り返った。
そのタルタルは左眼が潰れていた。
コウの視線がモンスターに向くが、はっとした様にタルタルの冒険者に戻った。そして驚いた様に叫んだ、
「ナルスホルス!?」
ナルスホルスと呼ばれた冒険者もコウを認めたようだった。
「コウ・・・か?」
だが話している暇は無かった。
からくり士ナルスホルスが戦っているモンスターは、空中に浮かぶバカでかいクラゲのようなヨヴラ族のモンスターだった。
ヨヴラ族は何本もある触手をうねうねと蠢かしながら、ナルスホルスとオートマトンに襲いかかっていく。
オートマトンは手に持った剣と盾を使って、触手と戦い始めた。だが自分に向かって来る触手を捌くのに精一杯で、主人のナルスホルスをカバーする事が出来ない。
当のナルスホルスは先端に爪の付いた格闘武器を構えるが、足を怪我したらしく動きが鈍い。触手の攻撃を捌き、武器の爪を突き立てるが、危なっかしい戦いぶりだ。
そこへコウが飛び込んだ、2本の片手刀を閃かし触手を切り刻んでいく。
合間にユファに叫ぶ、
「ナルスホルスの回復を続けてくれ!」
ナルスホルスという名前が、隻眼のからくり士を指す事を理解したユファは、
「分かった!」と叫び返し、そのまま回復を続けていった。
やがてヨヴラ族の触手をほぼ切断すると、コウは一瞬片手刀を構えた。
直後に、身体が分身した様に見えるほどの速度で4度5度と斬りつけると、それがヨヴラ族の最後だった。
地面に布の様に落ちると、ヨヴラ族は溶けるように身体が分解して動かなくなった。
コウは片手刀に付着したヨヴラ族の体液を、刀を振って落とすと、鞘に収めた。
そしてナルスホルスの方を振り向くと、口を開いた。
「久しぶりだね。ナルス。」
答えた隻眼のからくり士のただ一つの眼はどこか暗かった。
「ああ、本当に久しぶりだ・・・コウ。」
見守るユファの目には、そのやり取りはどこかぎこちなく映った。

「霊獣フェニックス?」
カティーの声が響く。
ここはバストゥークにあるゼファーの団の本部。普通の民家を借り受けたものだが、その2階でカティーやガイーアを含む10人程度の団員が、会議を開いていた。
工業都市らしく工房からの音が街中に響いているが、商業地区にあるこの本部にはその音もあまり聞こえない。
部屋は中央に円卓が置かれており、ガルカ数人を含む10人程度が各々寛いでもスペースが余るくらい充分な広さがあった。隅の方には軽食や飲み物が置かれたテーブルもしつらえてある。
カティーの訝しげな声に、窓際の位置に座ったゼファーが口を開いた。目の前には湯気の立つコーヒーが置かれている。
「そうだ。件の宝は霊獣フェニックスの力が顕現したものらしい。」
「そう言われれば、治癒や再生に特化したモンやとは思うけど。でもそれがどうかしたん?」
「暗闇の雲を払わんとする未来から来たイロハの事件に関わったものは、最後にフェニックスからの祝福「鳳凰の息吹」を得た筈だ。その時の祝福の余波が件の宝を生み出したとオレは思っている。」
「・・・」
カティーはどう言ったものかと口を噤んでいる。
代わりに隣に座っていたガルカが口を開いた。風水士の服装をしている。
「ゼファー。あんたの頭脳はここに居る誰もが認めている。だがそれは推測ではないのか?後カティーが、言ったとおり、それが何かの問題になるのか?」
ゼファーはニヤリと笑った。我が意を得たりといった風情だ。エルヴァーン特有の端正な顔もどこかいたずらっ子の様な表情になる。
「アマン・・・冒険者互助会の委員からは、3つの宝に羽根の刻印があるとの追加の情報を得た。後、問題があるかという質問なんだが問題と言うより、
宝の効果が本物である可能性が非常に高くなったという事だ。不老不死と死者の蘇生と全ての怪我や病気の治癒だぞ。普通に聞いたらホラ話にもならん。だがフェニックスが作り出した力というならグッと信憑性が増す。」
どうだと言わんばかりの表情でゼファーは団員を見渡した。
話を聞いていた団員が皆、なるほどというように首肯する。
「羽根の刻印・・・ああ、鳳凰の印か。」
といった声も上がる。
カティーが溜息交じりに言った。
「なるほどなぁ~。ウチら宝が本物かどうかなんて考えもしいへんかったわ。ほな後は探すだけやね。ところでいつも思うんやけど、アマンの役員達はどうやって情報を得るんかなぁ。」
うん。とゼファーは頷いた。
「多くは他の冒険者からとか、アマンが自身で持つ諜報員からとかだろうけど、今回は違う。」
「どこからのソースなんだい?」
これはタルタルの団員からだ。黒魔道士の杖を持っている。
「霊獣フェニックスから神託があったそうだよ。」
全員が、へぇとかおーとか反応の声を上げた。
「だが・・・」
ゼファーが一拍置く。
「神託を得たのはアマンだけじゃない。ウィンダスとサンドリアもだ。」
場の雰囲気が変わった。
ゼファーは円卓の上で手を組み、話を続ける。
「ウィンダスは星の神子の力によって。サンドリアは教会の中に力をもった司教がいたらしい。そこからだ。」
「ジュノも動きがおかしい。エルドナーシュ・カムラナートの大公兄弟がいない今、動くことはあり得ないはずなのに、公国議会から天晶堂に対して宝物探索の依頼が入ったらしい。」
「4国の中で唯一動きが無いのがバストゥークだな。元々工業国家だし、魔法的な事象に対応できる人材がいないんだろう。後から知ったら歯噛みしそうな話だけどな。」
ゼファーはここまで喋ると、冷めてしまったコーヒーを一口啜った。不味そうに円卓に戻すと、それに気づいたとなりの女性のヒュムの団員がコーヒーを入れ替えるべく、ゼファーのカップとソーサーを持って席を立った。
ゼファーはそれに軽く頷くと、また口を開いた。
「要は宝の情報を持ってるのがオレ達だけと思って探索を始めたら、実はライバルがいっぱい居ましたって話だ。気合いを入れて行くぞ。」
ゼファーのハッパに皆が頷く。
ガイーアが口を挟んだ。
「先行して探索を始めてるコウの進捗はどうですか?」
女性団員が入れ直してくれたコーヒーを一口口に含んだ後、ゼファーは言った。
「はかばかしくないな。特に手がかりは見つかっていないと言ってきている。昨日冒険者を助けたと連絡があったが・・・」
あちゃーと大袈裟にカティーが頭を抱える。
「まあた人助けしとんのかい。。目的忘れてないといいけどなぁ。」
ガイーアが考える様子で、
「何処かの組織の人間という事はないでしょうか?」
うん。とゼファーは頷く。
「それとなく注意しとくよ。」
「さて我々は班を2つに分ける。バストーニュ監獄の探索と、3番目の宝の調査だ。」
ゼファーはてきぱきと指示を出し始めた。

エスカ ル・オンの世界には夜はない。どこまでも続く灰色の空と地面が、時間が過ぎても陰る事なくそのまま続く。
かといって、人間はずっと活動する事などできるはずもないから、大雑把に体内時計が夜と告げる時に休息を取る。
コウとユファ、それと成り行きで行動を共にする事になった隻眼のからくり士、ナルスホルスはモンスターの居ないエリアで焚き火を囲んで居た。
焚き火に使った木の枝も、そこらから採ってきたものだが、灰色の木の枝も火は付くらしく、橙色の焚き火の炎が明るく辺りを照らしている。
携帯食料を使ってつましい夕食を済ませた後、クジ引きで見張りの順番を決めて、最初に当番になったコウは焚き火の炎を見ながら辺りの警戒をしていた。後の2人は横になっている。
夕食の時の簡単な会話によると、ナルスホルスは依頼されてエスカ ル・オンでトルク(首装備)の取得を試みているそうだ。
後、ユファの
「怪我は治りましたか?」
という問いかけに対しては、
「悪いね。俺の右脚は古傷のせいで上手く動かないんだ。折角治癒魔法をかけてくれたのにな。」
と笑った。笑うと潰れた左眼の上の刀傷が歪んで、凄い表情になったが、ユファはそれに気付いた様子もなく、すいませんと頭を下げた。
ナルスホルスは拍子抜けしたように頷くと、疲れたからと言って、見張りの順番を決めただけで寝入ってしまった。
ユファもまもなく寝袋にくるまり寝息を立て始め、コウは最初の見張りとして焚き火の炎を見つめている。
左眼と右脚。別れた時は無傷だった筈だ。あの闘いの時に仲間たちは誰もが傷を負ったが、障害が残るほどの怪我ではなかった・・・そう。コウのかつてのパートナー、シャミミ以外は。
コウは吸い寄せられるように、ナルスホルスの傷のある顔に目を向けた。
すると視線を察知したように、ナルスホルスの無傷の右眼がぱちりと開いた。
ナルスホルスは音もなく夜具から起き上がり、コウの前に座った。右脚は少し引きずっているが、それでも歩く時に音が立たない。
「やれやれ、お嬢ちゃんはやっと寝たな。これで積もる話も出来るってもんだ。」
コウは驚いたように片眉を少し上げた。
そしてナルスホルスの抑えた低い声に合わせるようにやはり低い声で、
「ナルス・・・寝たふりだったのか。気付かなかったよ。」
ナルスホルスはにやりと笑った。するとやはり傷が引きつれて、凄い表情になる。
「まあ、俺も冒険者として経験を積んだってことかな。あの時と違ってな・・・。」
コウの表情が乾いたものになった。
「謝った方が良いんだろうな。たが一番謝らなければならない人は死んでしまった。」
2人の間に沈黙が満ちた。
その沈黙を破ったのはナルスホルスだった。
「お前だけが悪いわけじゃない・・・と最近は思うようになったよ。昔の俺たちが未熟だっただけだ。」
10年程前、駆け出しの冒険者だったコウとナルスホルス、その他の仲間達はエインヘリヤルと言うコンテンツを攻略しようとしたが、果たせず全滅したのだった。その際シャミミと言う名の白魔道士が死亡した。
「シャミミの事は思い出すか?」
ナルスホルスがぽつりとと訊ねると、コウは頷いた。
「ああ。時間が経ったから毎日というわけじゃないけど、雨の日は必ず。」
そうか。とナルスホルスは頷き、
「あの日も雨が降っていたな。」
コウはル・オンの灰色の空に目を彷徨わせ、
「シャミミは初めから反対してたよな。」
と言った。
ナルスホルスは頷き、
「私達にはまだ早いってな・・・」
コウは無表情に
「それを僕が強行させた訳だ。その結果唯一正しい意見を言っていたシャミミが死に、僕らは生き残った。本当に業が深いよ。」
「お前達は結婚の約束をしてたのか?」
がさりと言う音がした。2人は思わずあたりを見渡したが、特に気づく事も見あたらなかった。
ナルスホルスの質問にコウは首を横に振った。
「付き合ってたけど、そこまで話は進んでなかったな。何よりあの頃の僕は冒険を成功させる事で頭が一杯だった。」
そうか。とナルスホルスは言い、言葉を続けた。
「知ってたか?俺もシャミミを狙ってたんだぜ。」
「・・・そうか。気付かなかったよ。良い娘だったからな。」
「ああ。生きていたら俺が必ずお前から奪ったはずさ。」
ナルスホルスは隻眼に暗い光を灯して、コウを見た。
「コウ。シャミミがもし生き返ったら、またお前の物にしたいと思うか?」
ナルスホルスの質問に、コウは驚いた様に目を見開いた。
「ナルス。死んだ人間は生き返らない。そしてもしもそんなことになったとしても、選ぶのはシャミミだ。女性は物じゃあないよ。」
コウの返答にナルスホルスは微かに鼻で笑って、
「相変わらずの優等生だな。まあいい。確かに死んだ人間は生き返らない。」
音も無くナルスホルスは立ち上がって、夜具の方へ向かった。
その後ろ姿に、
「ナルス。その眼と脚はどうしたんだ。」
とコウは声をかけた。
ナルスホルスは振り返らずに、
「下手を打ったのさ。心配するな、正真正銘これは俺のせいだ。お前とは関係ない。」
と言い、するりと夜具に入るとしばらくすると寝息が聞こえてきた。
コウは焚き火に木の枝を足し、
「・・・そう。人間は生き返らない。」
と呟いた。
そして夜具の中で、人知れず起きていたユファは、半眼を開いたまま物思いに耽っていた。

翌朝、というかエスカ ル・オンでは昼夜の区別がないので、やっぱり灰色の空が続いているだけだったが、最後に見張りに立ったユファが他の2人を起こし、湯を沸かしてコーヒーを作った。
携帯用のカップにコーヒーを注ぐと、コウとナルスホルスに手渡す。
「ナルスさん、熱いですから気をつけて下さいね。」
ユファは屈託無く笑ってそう言った。
「あ、ああ。」
ナルスホルスはどこか眩しい物でも見るように、隻眼を細めて言い、カップを受け取った。
「コウも。はい。」
「ありがとう。ユファ。」
コウは礼を言い、カップを受け取った。
最後にユファは自分のカップにコーヒーを注ぎ、3人は携帯食料を取り出して、コーヒーと一緒に食べ始めた。
携帯食料と言うだけに大したものでは無く、焼き締めて保存が効くようにした固いパンと、干し肉である。
ユファは固いパンを少しずつ齧りながら、ナルスホルスに尋ねた。
「ナルスさんは、コウと昔からの友達なんですか?」
昨晩はモンスターを倒した後に、食事を取り疲れたのですぐ寝てしまったので、ユファはナルスホルスに色々話を聞きたがった。
「ああ。昔同じLSに入ってた。冒険者仲間だよ。コウがリーダーでね。」
「へー!そうなんですか。コウって昔の事を話したがらないんで、始めて聞きました。」
コウは澄ましてカップに口を付けている。
「昔から、こんなにのんびりした人でしたか?」
ナルスホルスはユファの言い方に吹き出しそうになりながら、
「お嬢ちゃん。はっきり言うね。マイペースなのは変わってないが、昔はもっとリーダー風を吹かせる感じだったかな。」
「へえ~。今からは想像できませんね。あ、あたしのことはユファって呼んで下さいね。」
「ユファちゃん。例えばある時・・・」
コウは苦笑して止めに入った。
「ナルス、ナルス。その辺にしといてくれ。10年前だぞ?皆若かったんだよ。」
「えー。聞きたい聞きたい!」
ユファは不満そうだ。
「ユファ。探索がある。早く食べて仕事に戻るよ。」
ユファは渋々といった様子で、
「はーい・・・。ナルスさん、今度絶対教えて下さいね。」
ナルスホルスは笑って、いいよ。と答えた。
そう言えば。とナルスホルスはコウに向き直り、
「聞いてなかったが、お前達は何を探してるんだ?」
と尋ねた。
コウは極めて自然な表情で、
「今のLSのリーダーから頼まれたんだが、珍しい合成用の素材を探してるんだ。滅多に無いものらしくてね。まだ見つけてない。」
と言った。
ユファに使ったのと同じ説明をする。勿論嘘だ。だが本当の理由は話せないのでしょうがないだろう。
ナルスホルスはコウの言葉を別段疑った様子もなく、
「やれやれ、かつてのリーダーが使いっ走りのような事をやってるとはな。まああれだ。助けてもらったし、良ければ手伝うぞ?」
そう言われて、コウは内心困惑したが、即座に断っては疑われる。
やんわりと、
「そうは言っても、ナルスもトルクを探してるんじゃなかったのか?」
ナルスホルスは肩を竦めて、
「俺のは別に急ぐわけでもないからな。久しぶりに会ったんだし、昔話でもしながら行こうや。」
シャミミが亡くなった所為で、ナルスホルスとは疎遠になっていた。その関係を修復したいという意志が言葉から感じられた。
これを断っては、ナルスホルスとは二度と会うことはなくなるだろう。
コウにはシャミミの件で負い目がある。ゼファーの意志には反するかもしれないが、承諾する事にした。宝を見つけた場合は合成素材として押し通すしかないだろう。
コウは笑って、
「じゃあ頼むよ。ナルスのトルク探しも同時にやろう。」
と答えた。
ナルスホルスはコウの胸を軽く拳でついて、
「コンビ復活だな。よろしく頼むぜ。」
と笑った。
ユファも楽しそうに、
「わー。やった。よろしくお願いします。」
と喜んだ。

3人は残った探索エリアである、エリア14に到着した。このエリアは狭く、ポータルから出ると正面に階段があり、更に進むと武舞台の様な円形の場所に出る。その奥は建造物がそびえ立っているが、中に入る事は出来ない。
手分けして一通り見て回るが、特に変わったものは見当たらなかった。
「ないねー。」
ユファが困った様に言った。
「粉末状か球状か液体状で、いままで見たことがないような素材ねえ・・・」
ユファから説明を受けて、一緒に探していたナルスホルスも困惑気味だった。
側には手足の細いオートマトンがちょこまかと動いている。
コウは顎に手を当てて考えていた。
「まだ1箇所探していないところがあるな。」
そう言い出したコウを、ユファは驚いたように見た。
「えー。全部探したでしょ?エスカ ル・オンには14のエリアしかないじゃない。他にどこがあるの?」
ナルスホルスは何か気付いたようだった。
「もしかしてドメインベージョンか?」
コウは頷いた。
「何ですか?それ。」
ナルスホルスは説明した。
「エリア1の奥に、結界みたいな空間が出現する時がある。その場所のことだろう。」
「えー。そんなのなかったですよ・・・ああ、出たり出なかったりするんですか。」
ユファは納得したように頷いた。
「だが、あそこは・・・」
ナルスホルスは渋い表情をした。
「強力なドラゴンが出るだろう?戦うのか?」
ナルスホルスの問いにコウは、
「とりあえず、結界の外から見るだけ見てみよう。何か分かる事があるかもしれない。」
と言った。
結局3人は、ドベインメージョンの結界の中を確認する為に移動する事にした。
確かにそこしか探索してない場所は残ってなかったからだ。
ポータルを使ってエリア1まで戻ると、天晶堂の女ドレミを横目に、正面の建造物に向かって歩いていく。
左右の壁面には醜悪な外見の石像が埋め込まれている。これはガーゴイル族のモンスターで、近づくと襲ってくる。なので3人とオートマトンは縦一列になって、道の中央を進んで行った。
やがて門柱だけ立っている門の跡の様な所にたどり着いた。先は広場になっており、正面には塔のような建造物がそびえ立っている。
広場には半透明なアーン族が浮遊していた。
「うん。ここだね。」
門の跡の所で、先頭のコウは立ち止まり、振り返って後ろの2人にそう言った。
「へー。ここ一番最初に探したよね。」
「まだ、結界は発現してないみたいだな。」
コウはナルスホルスに頷き、
「まだ、暫くかかるみたいだ。ちょっと待とう。」
「ドラゴンが出てくるのよね・・・」
ユファは怖さ半分、興味半分といったような感じだ。
「ユファちゃん。怖いかい?」
ナルスホルスは少しからかいが入った口調でそう聞いた。
「そうですねー。ドラゴンとは戦った事ないからなあ。でも、ちょっと見たいような・・・」
ユファの返答にナルスホルスは感心したように、
「なかなか肝が据わってるな。冒険者としてはまずまずだ。」
と褒めた。
ユファは照れたように、えへへと笑った。
そうこうしている内に、青い棒状の光が次々と生まれて来て、ぐるりと広場全体を囲んだ。そしてぼんやりと空間が歪み、巨大な青いドラゴンが姿を現した。
ドラゴンは一声吠えると、結界の中心にどっかと寝そべった。
「うわぁー。あれがドラゴンかぁ。大きいなー。」
ユファは驚いた様にそう言って、ドラゴンに見惚れた。
「さて、結界ごしでいいからぐるりと中を見てみようか。」
コウはそう言うと、結界に沿ってすたすた歩き始めた。
「コウ!ちょっと待ってよ。」
ドラゴンに見惚れていたユファが、慌ててコウの跡を追う。
ナルスホルスとオートマトンもそれに続いた。
結界の中で、ドラゴンは我関せずとばかりに寝そべって目を閉じている。
結界の外のアーン族も、こちらが手出しをしなければ攻撃をしてこない様だ。
コウ達は結界の中を、目を凝らして眺めながら歩いた。
が、コウの目には目的の宝らしき物は、目に入らなかった。
半刻ほどかかって3人は、元の門跡に戻ってきた。
コウは溜息をつきながら、
「残念だけど、ここにも無いみたいだね。さてどうしたものかな。」
と言った。
ナルスホルスも腕組みしながら、
「元々ガセネタなんじゃないのか?それとも見落としている場所があるのか・・・」
と答えた。
ユファは相変わらず、ドラゴンが気になる様子で、ジッと竜を見つめている。
そしてぽつりと、
「・・・ねえコウ。ドラゴンってやっぱり宝物を持ってたりするのかなあ。」
と呟く様に言った。
それを聞いてコウは口を開いた。
「前にこのドラゴンと戦った事はあるけど、宝物というかドロップ品は装備品と鉱石、後は装備品を鍛える為のグレーリキッドと呼ばれる液体だね。僕らの探しているものじゃあないな。」
「何か気になるのかい?」
とナルスホルスがユファに尋ねた。
「えーとですね。ドラゴンの喉辺りが光ってないですか?宝物でも飲み込んでるのかなあと思って。」
ユファの答えに、
「「光る?」」
コウとナルスホルスは異口同音に言って、再度竜を見つめた。
「ナルス。何か見えるか?」
コウはそう言ってドラゴンの首を見るが、頑丈そうな鱗に包まれた首が見えるだけだ。
ナルスホルスも首を横に振って、
「いや。ドラゴンは勿論見えるが、光ってはいないな。」
それを聞いていたユファは不満そうに、
「えー。光ってるわよ。嘘なんかつきませんよー。」
と膨れた。
その時、コウの脳裏にゼファーの言葉が蘇った。
曰く、「無垢なる瞳が道を開く」だ。
今のこの状況を指してるのかもしれない。
コウはユファを見て言った。
「ユファ。ユファにはドラゴンの喉が光って見えるんだな。」
「う、うん。嘘じゃないよ。」
コウは少し考え、
「よし。じゃあ一つあのドラゴンと戦ってみよう。」
と言った。
「えー!」
「おいおい。。」
ユファとナルスホルスはびっくりして叫んだ。
「コウ・・・3人であのドラゴンと戦うつもりか?無茶もいいとこだ。昔と全然変わらんじゃないか。」
ナルスホルスの苦虫を噛んだ様な顔をした。
コウはそれを見て、
「いや、ナルス。多少は成長してるよ。今回はフェイスを使う。」
ナルスホルスはそれでも愁眉を開かない。
「信頼と絆で結ばれた人間の分身を呼び出す魔法だろう?それでも後3人しか呼べないぞ?6人とオートマトンであの竜をやれるか?」
「できるさ。最悪敵わなければ、逃げてもいい。他の方法を考える。」
「ふん・・・作戦は?」
ナルスホルスは渋々のように尋ねた。
「ああ。まずあの竜、ナーガラージャは戦い始めると眷属のラミア族を呼び出す。それをナルスのオートマトンが釣って隔離しておいて欲しい。オートマトンの体力は持ちそうか?」
ナルスホルスは考えて、
「耐久度を上げる設定にしておけば、何とかなるだろう。それでもそんなに長時間は持たないぞ。」
と言った。
コウは頷き、
「それは回復役がカバーする。ユファとフェイス一体は回復役として、パーティー全体をカバーしてくれ。」
ユファは頷いた。そして、
「フェイスかあ・・・いいなぁ。早くあたしも呼び出せるようになりたいなー」
ユファの呟いた。
「その内にできるようになるさ。」
とコウは答え、
「残りの僕とフェイス2体でナーガラージャを攻撃する。」
と締めくくった。
ナーガラージャとは、ドメインベージョンの結界内に出現する竜の名前だ。
ナルスホルスは首を傾げ、
「俺はオートマトンの操作をしてればいいって事か?」
と尋ねた。
コウは頷き、
「オートマトンが危なそうなら、少し手助けをしてやってくれ。でもその眼と脚だ。無理してくれるなよ。」
ナルスホルスはふんと鼻を鳴らし、
「舐められたもんだ。これでも一端の冒険者だぞ。モンスターなんかに遅れをとるもんか!」
コウはナルスホルスの肩に手を置き、
「オートマトンがラミア族を引きつけておいてくれなければ、ナーガラージャを倒すことはできないよ。重要な役目だ。よろしく頼む。」
と言った。
ナルスホルスはふっと鼻で笑って苦笑し、
「やれやれ。そのおだてるのも成長した証か?分かったよ。ラミア族は任せとけ。」
コウは、うんと頷き、
「じゃあ一旦ドレミの所に戻ろう。特別な神符がないと、結界の中に入れない。」
青い結界の中でまどろむ竜を背に、3人は一旦エスカ ル・オンの入口に戻った。

「やあ、コウ。何か用かい?」
まるで判で押したように同じ挨拶をする、天晶堂のドレミにコウは話しかけた。
「祈祷神符が欲しい。後、薬品をありったけだ。」
ドレミは端正な顔を綻ばせ、
「これは今日の営業は終了かな?ちょっとまってくれ・・・」
屈んで鞄から薬品を取り出し始める姿を、ユファは一歩下がって見ていた。
すると妙な事に気付いた。
コウを先頭に、ユファとナルスホルスは後ろに下がって、ドレミとのやりとりをみていたのだが、何の気なしにナルスホルスに目を向けてみると、だらりと下げた左手の指先が奇妙なリズムで動いている。
コウは気付いておらず、また、ナルスホルスもユファが見ている事に気付いていない。
その指先の動きは、屈んだドレミに対して発せられているように見えた。
勿論ドレミは薬品の入った鞄に集中しており、ナルスホルスの方は見ていない。
だが、位置関係から言えば、ドレミの目の端にナルスホルスの指先が微かに映るだろう。
ユファも初めは、暇つぶしに指先を弄んでいるのだろうと思ったが、あまりにもリズミカルだ。
見てはいけないものを見たような気がして、ユファはつど視線をドレミの鞄に戻した。
(手話?)
耳の不自由な人の為に、手や指で意思疎通をする術がある事は知っている。
だが、今ここでナルスホルスがドレミに対してそれを行う意味は何なのか。
一つは、コウとユファに知られずに、情報を伝えたいという事。
二つ目は、ナルスホルスが天晶堂と何らかの関わりがあるという事だ。
コウに伝えなければ・・・と思ったが、ナルスホルスと離れるタイミングがない。
というより、ドレミから補給を受けたら、直ぐに竜退治に出かけてしまうだろう。
今ここでコウに言うべきかユファは迷ったが、戦いが終わった後に機を見計らってコウに言う事にした。
今見た事を明らかにすることによって、ナルスホルス達がどういう反応をするか予想できなかったからだ。最悪いきなり戦いになってしまうかも知れない。
先延ばしにする事で、どういう結果をもたらすか、ユファには分からなかったが、他に方法を思いつくことができなかった。

コウは鞄一杯の薬品と、神符をドレミから買い薬品はユファとナルスホルスとで均等に分けた。
薬品を受け取る時、ユファが表情を硬くしていたので、思わず声をかけた。
「ユファ。大丈夫かい?顔色が悪いようだけど。」
その言葉にユファはにこりと笑って頷いた。
「うん。大丈夫。これから竜と戦うでしょ。ちょっと緊張してるだけ。」
コウは納得して、
「そうか。まあでも大丈夫だよ。負けるつもりはないけど、本当に危なかったら逃げるから。」
と言った。
ナルスホルスもおどけた様に、
「そうだぜ。ユファちゃん。俺達がついてるんだ。練習のつもりで気楽にいったらいい。」
と励ました。
ユファは硬い表情のままで、
「ありがとう。コウ、ナルスさん。足を引っ張らない様に頑張ります。」
と言って、微かに笑った。
少し離れた場所に立っていた天晶堂のドレミが口を開いた。
「準備はいいかな?よければ秘術で竜の所まで飛ばしてあげるが、どうだい?」
その言葉に、コウは残り2人の表情を確かめて言った。
「頼みます。」
ドレミがで印を結ぶと、3人の身体が光に包まれた。
「では頑張って。」
その言葉と共に、周囲の灰色の景色が歪んだ。
歪みが元に戻ると、そこは先程の門跡だった。
「準備をしてから結界に入るよ。」
コウはそう言って、呪文を詠唱し始めた。
「あ、フェイスだ。誰のフェイスかな?」
硬い表情が取れ、ユファは興味津々のようだ。
やがて、空間が歪みフェイス達が姿を現した。


お話2
コウ
たびたびすいません。。連投々ですー。

字数制限で、切れてしまいました。。
続きです。

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やがて、空間が歪みフェイス達が姿を現した。
それぞれお決まりの台詞を口にする。

『フフフフフ。再結成した未来タッグ…… スペシャル・ダブル・アクト・ステージのはじまりよ!』
『いつでもOKだぜ、リリゼット!』
『手の院の院長を務めてます。アプルルです~! 』

「おお。これがフェイスか。」
ナルスホルスが感心したように口を開いた。
「あれ。ナルスさんもフェイスは初めてですか?」
ユファが尋ねる。
ナルスホルスは照れ臭そうに顎をかき、
「残念ながら俺はフェイスは使えなくてな。でなければユファちゃん達に出会った時、あんなに苦戦してなかったさ。」
と言った。
「そうですかー。でもこれで勝てますかね。」
「どうかな。あの竜、ナーガラージャは強いぞ。」
ユファとナルスホルスが話し合っていると、コウはフェイスの召喚が終わったらしく、印を結んでいた手を下ろした。
「よし。じゃあ行くか。前に言った通り、ナルスとオートマトンはラミア族を、ユファとアプルルはパーティの回復。僕とリリゼット、プリッシュはナーガラージャを攻撃する。・・・みんな準備はいいかい?」
ユファとナルスホルスは頷いた。
フェイス達は無言だ。
「よし。じゃあ行こう。」
コウ達は結界の中に足を踏み入れた。

一行が結界に足を踏み入れると、微睡んでいた青く巨大な竜は首をもたげて立ち上がった。
そして牙の生えた口を大きく開けて、凄まじい勢いで咆哮した。
コウは咆哮に負けない声で、
「ユファ、ナルス。正面は避けろよ。立ち位置は足の後ろぐらいがいい!行くぞ!」
と叫び、フェイスを引き連れナーガラージャの向かって左側から回り込んで行った。
「うん!」
「おう!」
ユファとナルスホルスはそれぞれ返答を返し、コウとは逆の向かって右側に回り込んで行く。
コウが、白魔道士のフェイス-アプルルを引き連れて行った為、必然的に回復をする為にユファはナルスホルスに同行する事になる。
タルタル達を噛み砕かんと、ナーガラージャの牙がユファ達に迫るが、間一髪で掻い潜り、指示通り竜の左前足の後ろに陣取った。
足の後ろ側は、死角になるのでナーガラージャには気付かれにくい。
勿論、ナーガラージャが長い首を回せば気づかれてしまうが、竜の巨体を挟んで反対側ではコウとフェイス達が激しい攻撃を開始していた。
ナーガラージャはそちらが気になって、ユファ達の事は失念したらしい。
ナーガラージャの凄まじい咆哮と巨大な足と尻尾を叩きつける振動が響く中、ナルスホルスはふぅと一息ついた。
ユファに聞こえるように耳元に顔を近づけ、
「大丈夫かい?ユファちゃん!」
と叫んだ。
それでも、竜が出す咆哮と振動のせいで何とか聞こえる程度だったが、励ましてくれてるのを理解して、ユファも叫び返した。
「大丈夫です!コウは平気かな!」
初めて戦う巨大な竜のせいで、ユファの念頭からは、ナルスホルスに対する不信感は忘れ去られていた。
ナルスホルスは呵呵と笑い叫んだ。
「そうか。こんな時にもコウの心配か!よっぽど惚れてるな!」
「えぇ?何です?よく聞こえません!」
ナルスホルスのからかいも、竜の一際高い咆哮にかき消されたようだ。
その咆哮に呼び寄せられるように、どこからともなく半人半蛇のモンスター、ラミア族が湧いて出てきた。
ナルスホルスはニヤリと笑い、
「マシラ!出番だぞ!」
と叫んだ。
マシラと言うのが、オートマトンの名前らしい。
マシラはナルスホルスの意図を汲んで、ちょこちょことラミア族の群れの前に歩みでた。
そして挑発する様に、剣と盾を動かす。
ラミア族はそれに釣られるように、マシラに襲いかかっていった。
ナルスホルスはそれを冷静に確認した。
ラミア族は5体程である。マシラ一体で持ちこたえるのは少し厳しいかも知れない。
「ふん。このナルス様の手並みを見せてやるか。」
ナルスホルスはそう嘯くと、大きく息を吸い込んだ。
「おい!青蛇!このナルス様が相手になってやる!かかってこい!」
挑発を受けて、ラミア族の一体がナルスホルスの方へ向かってくる。
からくり士は刃の付いた格闘武器を両手に装着してそれを迎え撃った。

一方、フェイス達を引き連れたコウは、ナーガラージャと死闘を演じていた。
ナーガラージャは、牙でコウ達を噛み砕こうとしたり、尻尾を使って叩き潰そうとしてくるが、コウ達はナーガラージャの右後ろ足の後ろに陣取って、それを躱していた。
正確には、ナーガラージャはユファやナルスホルス達と同様に、ナーガラージャ自身の巨体が邪魔をして、コウ達を効果的に攻撃できないでいた。
それでもナーガラージャは範囲攻撃である振動波や、高位の水や氷魔法で攻撃してきた。
結界内が氷漬けになり、振動波でコウ達は吹き飛ばされる。
コウは東方の魔術である、忍術の一つの空蝉の術を用い、ダメージを回避していた。フェイス達はそれぞれ回復手段を持っており、フェイス-アプルルの範囲回復もある。
ダメージを回復する一方で、コウの片手刀やフェイス-リリゼットの短剣、フェイス-プリッシュの鉄拳がナーガラージャの硬い鱗をも貫通して体力を削る。
ナーガラージャの眷属であるラミア族は、ナルスホルスとオートマトンが一手に引き受け、ユファは一体と一人の回復に余念がない。
戦いは均衡しつつも、徐々にナーガラージャがダメージを蓄積していった。
その均衡が崩れたのは、ナルスホルスに目掛けてナーガラージャのブレスが吐きかけられた時だった。
ナーガラージャは身体の死角にいるコウ達を噛み砕かんと、その場で自分の身体の後ろを攻撃しようとしていた。
結果、竜の身体は緩やかに回転することになる。
ナルスホルスはそれに気づいていたが、ラミア族との戦いに気を取られて、ナーガラージャの動きに対する注意が散漫になった。
はっとした時には、竜の頭は目の前にあり、まさに灼熱の息が吹きかけらんばかりだった。
「危ない!」
回復魔法で治癒を続けていたユファは、咄嗟に詠唱を辞め、前方にいたナルスホルスを突き飛ばした。
それを竜の身体を挟んで反対側から見てとったコウは、竜の青い鱗を足場にナーガラージャの身体の上に駆け上がる。フェイス達もそれに続く。
コウは手に一本づつ持っていた片手刀に頭上に放り上げ、手を捻る。
すると手品の様に、袖口から十字手裏剣が掌に現れた。
ナーガラージャの背中から前を見ると、竜は首を左に曲げて大きく口を開いている。
その左眼めがけて手首のスナップだけで、コウは手裏剣を放った。
両手から放たれた2つの手裏剣は、ブレスが吐かれる直前に狙い過たずナーガラージャの左眼に突き刺さった。
激痛に堪らずナーガラージャは、頭を大きく振り天に向けた。
怒りの咆哮と共に灼熱の息が、結界の天井に放たれる。
青い結界の天井を紅に染め、それでも結界はびくともしなかった。
しかし、まだコウは止まらなかった。ここで止めを刺しておかなければ、また消耗戦になる。
放り投げて、空中から落ちてくる2本の片手刀をキャッチして、痛みにのたうちまわるナーガラージャの頭をめがけて、コウは竜の背中を走り始めた。フェイス達がその後を追う。
左下の地面に、突き飛ばされて転がったナルスホルスと、竜のブレスをかろうじて躱せてへたり込むユファが見えた。
数匹のラミア族は、オートマトンが何とか捌いている。
後数歩で竜の首元に辿り着こうとした時に、ナーガラージャはコウ達に気付いた。
首を真後ろに曲げ、ガッと口を開ける。その左眼は2本の十字手裏剣によって潰され、瞑った眼からはだらだらと体液が流れ出ていた。
ナーガラージャからは再びブレスを吐く気配がを感じた。
(その前にケリをつける!)
コウは片手刀を構えた。
一瞬後、分身したかと思う程の速度で4度5度とナーガラージャに斬りつける。黄金色をした片手刀は、易々と竜の鱗を切り裂いた。
前にナルスホルス達と戦ったヨヴラ族に使った技だ。武神流奥義の一つ、瞬という。
技を放った後、痛みに苦悶する竜の鼻づらを蹴ってとんぼを切るコウの後にフェイス達の攻撃が続いた。
フェイス-リリゼットの剣舞のような剣撃、フェイス-プリッシュの身体全体を使った叩きつけるようなアッパーが次々と決まり、技連携の眩い光が辺りを照らした。
(決まったか?)
コウの期待に沿うように、ナーガラージャの身体は崩れ落ちようとしていた。
だが、地面に向かって崩れ落ちる頭の動きがぴたりと止まった。
ナーガラージャは最後の力を振り絞って、自分の身体をも巻き添えに、灼熱の息を放ったのだ。
「しまっ・・・」
た という暇もなかった。フェイス達は一瞬で消滅し、刀と腕で身体を庇ったコウを紅蓮の炎が蹂躙した。
それを見て、地面から立ち上がったユファが叫んだ。
「コウー!!!」
その数メートル先で、ユファに突き飛ばされたナルスホルスも立ち上がる。
見守る2人眼前で、ナーガラージャは力尽きて崩れ落ちた。
ズゥゥンと言う音と振動が辺りを包む。
やがて竜の背中の炎が収まると、そこにはしゃがみこんだコウの姿があった。
しばらくすると、ゆっくりと立ち上がる。
「コウ!良かった!」
ユファは倒れ伏した竜に向かって走り出した。
その2人を無言で見つめるナルスホルスの隻眼は、暗い光に満ちていた。

「コウ!ちょっと待って!」
かなりのダメージを受けたのだろう。身体を引きずりながら、竜の背中から降りようとするコウにユファは回復魔法を詠唱した。
コウの身体を淡い光が包む。
コウはふっと溜息をついた。回復魔法のおかげで、かなり身体が楽になったようだ。
コウの命があったのも、ひとえに空蝉の術のおかげだろう。
自分自身の幻影を出現させて攻撃を回避するこの術で、コウは7体の幻影を同時に出すことができた。
だがそれもナーガラージャの灼熱の息で全て消滅し、ブレスの余波でダメージを喰らったのだ。
身体をよろけさせながら、何とか地面に降り立ったコウに、ユファは回復魔法をかけ続けた。ダメージは深く、完全に回復するには時間がかかりそうだ。
「コウ。大丈夫か?何とか竜は倒せたな。」
ナルスホルスはやれやれといった感じで、コウに声をかけた。
ちなみにオートマトンのマシラとナルスホルスが相手をしていたラミア族は、ナーガラージャが倒れると同時に掻き消えていた。
主がいなければ、眷属は現世に存在できないのだろう。
「ああ。何とかな。ナルスの方は・・・どうした?」
コウが尋ねたのも無理はない。ナルスホルスは隻眼をこれでもかと見開いて、コウの背後を見ていた。
「おい・・・コウ・・・あれ・・・」
ナルスホルスが指差す先を見ようと、背後の竜を振り返ったコウも目を見開いた。
ナーガラージャの喉元が光っている!
「これがユファちゃんが言っていた、竜の喉の光か・・・コウも見えるよな?」
ナーガラージャが倒されたことで、何かがかわったのだろうか。
ナルスホルスの問いかけにコウも頷いた。
ユファも回復魔法の詠唱を止めて、
「あ、みんなにも見えるようになったんだ。」
と言った。
「コウ、どうするんだ?」
オートマトンのマシラがちょこちょこと歩いてきてナルスホルスの後ろに立った。
ナルスホルスの問いかけに、コウは片手刀を鞘から引き抜きながら、
「喉の中にあるんだろう。切り出すよ。」
と答えた。
コウはナーガラージャの喉元の光の前に立って、無造作に片手刀を何振りかした。
ナーガラージャの喉元の肉がブロック状に切り取られ、地面にどさりと落ちる。
と、その後に何か光るものが転がり落ちてきた。
灰色の地面を転がる球状の物体を、コウは掴んで取った。
タルタルの手のひらに少し余るくらいの大きさの玉は、ナーガラージャの体液にまみれていた。
コウは玉を上着で拭う。すると銀色に淡く光る玉が姿を現した。玉の表面を見てみると、羽のような紋様が刻まれている。
(これだ!)
と、コウが思った瞬間だった。

パシュッ
パシュッ

何か鋭く空気が漏れるような音が響いた。
コウは背中に何かチクリとした感覚を覚え、振り向いた。
そこには崩れ落ちるユファと、片手に銃のような物を構えるオートマトンのマシラの姿があった。
コウは身体の奥から鈍い痺れのような物を感じ、がくりと膝を突く。
手に持った玉と片手刀は地面に転がった。
ナルスホルスはゆっくりとコウに近づいた。片脚は軽く引きずっている。
そして地面に転がる玉を拾い上げ、2~3空中に放り上げて感触を確かめた。
「ほう。これが「復魂の玉」か。ご苦労さん。」
ナルスホルスのからかうような口調に、地面に膝をついたコウは口を開いた。
「ナルス・・・お前・・・」
身体の痺れが酷い。それを見透かしたようにナルスホルスが言う。
「身体が痺れて動けないだろ。マシラが撃った針に仕込んだのは、ベヒーモスも動けなくなるくらいのしびれ薬だぜ?あきらめろ。お前の負けだ。」
「お前・・・初めから知ってて・・・」
ナルスホルスは被りを振った。
「いや。お前から探し物の内容を聞くまでは分からなかった。たがまあ、聞けば一発だったな。知っててお前の言う事を聞けば「究極の宝」狙いって事は明白だ。」
「どこの・・・」
コウの問いかけに、ナルスホルスは肩を竦めて、
「それは聞かぬが花って奴だ。知られたらお前を殺さんといけなくなる。」
と言った。続けて、
「まあ、雇い主は俺には割とどうでもいいんだよなぁ。」
「何が・・・目的・・・」
ナルスホルスは隻眼を細めた。
「これだけ時間が経っても、俺はシャミミを諦めきれん。お前には言っておこう。俺はこの宝を使ってシャミミを生き返らす。」
「・・・」
ナルスホルスはくすりと笑い、
「可笑しいか?それとも薬が回って喋れないかな?俺は大真面目だ。シャミミも生き返れば、生き返らせた俺に惚れる・・かどうかは分からんが、俺はもう一度あの笑顔が見たい。」
「・・・その為に世界を敵に回すと・・・」
コウのその言葉に、ナルスホルスは少し考えた。
「さあ?あんまり恐怖は感じないな。シャミミが死んだあの戦いで俺も死んでるんだよ。」
(気持ちが死んだと言う事を言いたいのか・・・)
コウはナルスホルスのその言葉を聞いても、痺れ薬が効いてもはや喋る事が出来なかった。ただ思ったのは、そこまでシャミミの事を想い続けていたのかと言う事だった。
シャミミの事は勿論好きだった。愛していたといってもいいかもしれない。
あの雨の日の戦いの後、どれだけ悔いたかも知れない。
だが、時が過ぎ記憶自体が薄らいできていた。ナルスホルスの様に一途にシャミミの事を想い続ける事は出来なかった。
逆に言えば、その想いは手に入らないものに対する妄執なのかも知れない。
混濁する意識の中で、ナルスホルスの声が響く。
「・・・ちゃんに感謝するんだな。本当ならお前は殺す予定だったんだぜ?ただあの子のお前に対する眼差しを見てるとそうも出来なかった。まあ、精々地団駄踏んでくれや・・・」

まだ、言葉は続く様だったが、コウの意識は途絶えた。
ナルスホルスはがくりと蹲るコウを一瞥し、踵を返した。
倒れ付すコウとユファの面前から、ナルスホルスは悠然と復魂の玉を持ちながら、エスカ ル・オンの灰色の空の下を歩み去っていった。


続く。



さくらの
クルクたん~~こんにちは♪

今年一年ありがとうございました。
とても楽しくキャッキャしながら見させてもらいました。
連日の更新大変かと思いますが、なにとぞまたよろしくお願いします。

私も守りの指輪は数回でゲットしましたが、使いどころが分からず
金庫で休んでおります。装備か。。ジョブぽが10倍くらいになる、装備欲しいです(笑)


お体を大切に早めのお戻りをまっております。
よいお年を!!


Re: コウさん
クルク
コウさん、こんばんは(・▽・)ノ

一年、早いですね~。
年取ったせいか、年々早くなる気がしますよw
クルクとしては、ヴァナ時間が足りなかったです。
ヴァナで冒険するクルクと、記事担当クルクと、お金持ちクルクがいればいいのにな。

守りの指輪は、出ない出ないと聞きますね。
コウさんは2年かかったのですね( ´ △ ` )
クルクは装備とかホントによくわかっていなくって、今までで純粋にモンクとして憧れて欲しかったのは黒帯だけでしょうかw

FF11、まだまだいっぱい楽しみましょう♪

で、ですよ!!
「究極の宝」!!!!!
まさかまさか、もう読めるとは思わず、しかも三部作になる予定!?
キターって感じですよ!もう!!
もちろんすぐ読みました。
ドキドキしちゃった。
もう一回ちゃんと読み直してから感想レスしますねっ!



Re: さくらのさん
クルク
サクたん、こんばんは~(・▽・)ノ

今年も一年、ありがとうございました。
サクたんも守りの指輪は、金庫でお守りになってますか(^_^;)
使い道がわかっている人たちにとっては、きっと本当のお守りになるんでしょうね~。

ジョブポはたまぁ~にやってみたりしてますが、ホント10倍になる装備欲しいですね(>_<)
ちっともたまらないからすぐに飽きちゃうw

さてさて、今年も終わりですが・・・。
サクたんも体に気をつけてくださいね!
来年もよろしくお願いします(・▽・)ノ


Re: コウさん(2)
クルク
コウさん、こんばんは(・▽・)ノ

もう一度、お話をじっくり読み返しました★
やっぱ、コウさんの書く文章は好きです。
映像が浮かびやすいです。

今までユファちゃんやバルを助けてくれていたコウさんが、今回は、冒険者としてどんな仲間とどんな冒険をして来たのか、そのへんがわかるお話なのですね♪
ユファちゃんも随分と腕を上げて、まだまだとはわかっているけど、早く一人前と認めて欲しいっていう気持ちが 大きくなっているみたいですね。
ユファちゃんて、人懐こい感じで誰とでもすぐに仲良く喋れる子だけど、警戒心はしっかりと持っている子ですよね。
ナルスホルスの指の動きに気づいたり、ちょっとした不自然にすぐに目がいく感の良さがあるのかな。

ナルスホルスは、どっちの人かなぁって、ドキドキしてました。
暗い影が見えるのは、過去に起こった出来事に起因しているだけかと思ったり、それ以上の何かがあるのかもと勘ぐったりしながら読んでいましたが、そうですか、そっちの人でしたか。
過去から続く自分の気持ちに囚われていますね。
だけど・・・どうなんだろう?
悪人になりきれる人ではないというのがクルク的希望であるけれど、望みが叶うかもしれないところまで来てしまったら、最後の良心さえ砕いてしまうかもしれないですよね。

探し求める3つの宝は、究極であり禁忌の宝ですね。
ヤバすぎます。
詩人の酒場に集まったのは、信頼し合っているけれど緊張感のある距離を保っている仲間達っていう感じなのでしょうか。
カティさん好きですw
どのフェイスタイプなのかな・・・。

ユファちゃんはコウさんの過去の一部を知ってしまって、どう心が揺れていくのかなぁ。
ユファちゃんなら、あるいは揺れたりしないということもある気がするけれど、そこまで強い子って思うのも可哀想な気もするし・・・。
それと、バトルが相変わらずカッコいいですねえ~。
ナルスさんがこの後どう動くのかもソワソワしちゃうし、宝を横取りされちゃってどうなるのかも知りたいし、とにかく続きが楽しみです♪

連続投稿は気になさらず、仕上がったらドーンと載せちゃってください★


ありがとうございました
コウ
くるくさん、こんばんは~。

お話、読んで頂いてありがとうございました。
やっぱり読んでいただいて、感想をいただけると書いた甲斐がありますね。
ブロガーの皆さんもそんな感じで、記事をかかれるのでしょうか。

>冒険者としてどんな仲間とどんな冒険をして来たのか、そのへんがわかるお話なのですね
そうですね~。過去の冒険とからめて、現在の冒険が進んでいくようなお話が書けたらと思ってます。

>ユファちゃんて、人懐こい感じで誰とでもすぐに仲良く喋れる子だけど、警戒心はしっかりと持っている子ですよね。
キャラクター別の性格を考えると、
ユファファ・・・天然。真面目。明るい。運が良いって感じでしょうか。
ナルスホルス・・・思い込みが強い。我が強い。自分の意見を通したい。かなあ。
ゼファー、カティー、ガイーア・・・この3人は、リアルで僕が入っているLSのメンバーがモデルですね。ちなみに最初の一文字は本当にこの文字です。大体こんな感じの性格だと思います。カティーのモデルの方は、LSのムードメーカーみたいな方で、20ジョブくらいジョブマスターだったり、RMEAを合わせて20本近く持ってたりして、凄い人です。(残念ながら、関西弁ではありませんw 後フェイスタイプは忘れました。すいません。)

>ユファちゃんはコウさんの過去の一部を知ってしまって、どう心が揺れていくのかなぁ。
うーん。。そうですねー。リアルでもそうなんですが、僕は他人の心情を思い浮かべるのが、苦手です。。だからうまく書けるかはは分かりませんが、やっぱり物語っていうは人間関係のあれこれ・・・ドラマか。が一番面白いと思うので、がんばって書きたいと思います。
バトル書いてる方が楽だし、楽しいですねw。

>連続投稿は気になさらず、仕上がったらドーンと載せちゃってください
はい~。でも期限を決めないとだらだらしてしまうので、2017年度中に完結させたいと思います。よろしくお願いします。
後は、基本ハッピーエンドが好きなので、そうなるんじゃないかと思います。そうなるんじゃないかって言うのは、書いてると勢いで話が変わってく事が多々あるので、多分そうなるっていうくらいの感じですw

それではまたコメントさせていただきますので、よろしくお願いします。


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やっぴ~、クルクです(・▽・)ノ

今日はおだんごちゃんと、エジワ蘿洞の滝まで遠足に行ったよ♪
エジワ蘿洞は、クルクはミッションでしか来たことないの。
でもキノコとかタケノコとかワラビみたいな草が青く光ってて、キレイでクルクは好きだなって思った場所。

待ち合わせは、白門のシャララト。
入ったらミッションのイベントが始まっちゃった(>д<)ぁぅ
名前もまだ消してなかったし、いいよ~、また記憶の人んトコで見るから。

Klu4694.jpg

おだんごちゃんから、シュトラッチとアルザビコーヒーをもらいました。
シュトラッチって、範囲効果なのね!
おやつも食べたし、レッツゴーなのです★

それでね、クルクはじめてサンクションっていうの知ったの!
シグネットみたいなものなんだけど、皇国軍士官が皇国軍戦績でかけてくれるのです。
でね、クルクはリフレシュかけてもらったんだけど、ジョブがモンク/シーフでしたww
未だに魔法の名前と効果が一致してないクルクなのですw
別に誰に迷惑をかけるわけでもなし。
という、ソロ活動家の弊害www

ワジャームからエジワ蘿洞へ、悪魔の椅子で移動でーす♪
地図を見ながら走れたらいいのになぁ~。
そして移動中は、キーボード操作なので、お話し出来ないクルクなのでしたw

エジワ蘿洞ではバルを呼んでみたよ。
そして滝に到着~ヽ(*´▽`*)ノ

Klu4695.jpg

おだんごちゃんは、ランプマリモを釣ります。
クルクも竿があったから釣りをしてみたよ(・▽・)ノ

Klu4696.jpg

池の中に光ってる丸いやつ、あれがランプマリモみたい!
初めて知ったー!
で、クルクの竿はバキッと折れましたww

エジワ蘿洞には、他にも2ヶ所滝がある池があるんだって。
ってことで、一度白門に戻ってから別の池を目指します★

2ヶ所目の滝のある池も、1ヶ所目と同じ感じでした。
同じ感じっていうか、同じでしたw

Klu4697.jpg

ここでも釣りをしてみます。
そしたら、錆びたレギンスが釣れたよ。
だぁれ!? こんな場所に捨てたのは!
その後、またバッキリと竿は折れましたww

もう一度白門に戻って、3ヶ所目に向かいます。
途中、バフラウで灯台を見たよ(・▽・)

Klu4698.jpg

そうして着いた3ヶ所目も、他の2ヵ所と同じ池でしたww
滝の位置や、木の位置も同じだったよ!

Klu4699.jpg

でね、池の中にいるまりも、流れてる水のせいで動いてるように見えるのかと思ってたの。
そしたら実際動いてた!
それに、出たり消えたりするんだよ!

Klu4700.jpg

ここでも釣りをしたけれど、クルクは全然釣れませんでした。
釣りのスキル、たしか1とかだもんね~ww

Klu4701.jpg

クルクは相変わらず地図を見ないと移動出来ないし、見ても逆走しちゃう方向音痴(>_<)
それでも遠足にお誘いしてくれて、嬉しいのです(*´-`*)
おだんごちゃん、ありがと~♪
楽しかったでーす★

あ、そうそう!
カボチャイベントのお話をしていたんだけど、クルク勘違いしてたの。
梅のSS、ブログに載せたのは、海蛇の岩窟のやつでした。
お話ししてたのは、ツイッターに載せたこっちの方でした~。
コレ↓

Klu4702.jpg

後ろ姿だけど、BSの制服着てるからわかるかな?





いつも遊びに来てくれてありがちょん(・▽・)
ポチッと押してくれたら嬉しいな♪




【2017/11/02 23:59】 | ヴァナ日記
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楽しかった
おだんご
くるちゃん やっぴー

遠足、楽しかったねー
池もキレイだったー

マリモのはいってる闘魚鉢ができたら、おくるよー

また遊びにいこうねー またたー

Re: 楽しかった
クルク
おだんごちゃん、やっぴっぴ~(・▽・)ノ

遠足、、楽しかった~ヽ(*´▽`*)ノ
あの光ってて丸いのがまりもだって知って、なんか可愛くて好き~。
闘魚鉢、楽しみにしてるね♪

また誘ってね~(・▽・)ノ


ざんねん;
おだんご
くるちゃん やっぴー

おいらのブログのコメントにも書いたけど、
闘魚鉢は、できなさそうなの;

合成に必要な金魚水セットっていうのが、あますず祭りでしかてに入らないみたいなの。

ということで、楽しみにしてもらってたけど、できないのです;ざんねん;

ヌカよろこびさせちゃって、ゴメンねー;

そうそう、来年夏に、おぼえてたら、ちゃんとつくるよーー

Re: ざんねん;
クルク
おだんごちゃん、やっぴ~(・▽・)ノ

金魚水セットかぁ!
とほぉ~、残念だけど、仕方ないのです(´・ω・`)
クルクも来年のあますず祭り、頑張って金魚水セットもらうね!
それまでのお楽しみだい♪


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